きょうは、わたしたちの合唱団のプチコンサートでした。 コンサートといっても1年間の総まとめとして、練習の延長を見ていただくだけのもの。 リハーサルも、会場作りも、打ち合わせもすべてお客様の前でー。 というわけで緊張感も何もないコンサートなんですけれど。 ちなみにわたしは生け花担当。 これもお客様の前で抜いたりさしたり・・・
会場は、練習の根拠地、丹原文化会館の小ホールで、100個ほど椅子を並べたらそれでほぼいっぱいになる小さなホールですが、音の響きはとてもいいのです。 でも・・・・・
開演10分前だというのにこの空席。 子どもたちの保護者の姿さえあまりなくて、わたしたちは気が気じゃありません。 今年はいったいどうしたのかしらー。
というのは、ことしはゲストに秋川先生をお迎えしているからなのです。 あまりに少ないと、せっかくきていただいた先生に申し訳ないし、どうしよう・・・・・
秋川先生というのは、「千の風になって」の秋川雅史さんのお父様ですよ。 わたしたちが新しく児童合唱団を作ろうと準備をしていた頃、顧問としていろいろ助言してくださった関係で、ゲスト出演を快く引き受けてくださいました。 今年古希を迎える先生は、4月3日、コンサートを開かれる予定です。 息子さんの雅史さんが後押しされているとかで、チケットは1日で完売だそうです。
さて、開演5分前くらいから次々とお客様が入り出して、100席ほどの椅子はほぼ埋まりました。 そして第2部、秋川先生の独唱のころには、予備の椅子をだすほどに。 よかった~。
日頃から、「息子よりわたしの方がうまい」と豪語されているだけあって、とても70歳とは思えない若々しい声で5曲も歌ってくださいました。 それもマイク無しで。 今日歌われた曲は、雅史さんにまつわる歌だそうで、いろいろなエピソードを交えながら歌ってくださいました。 たとえば「マンマ」は、雅史さんが小学校の低学年の頃、毎日歌いながら家に帰ってきたとか、雅史さんが音楽の道を志したとき初めて歌った日本語の歌が「夢路より」だったとか。 あきさまファンにはたまらないお話だったでしょうね。 3日のコンサートにはもっとたくさんの情報が聞けるでしょう。 東京から聞きに来られる方もいらっしゃるんですって。
花束をわたしているのは、合唱団のたった二人のイケメン、かつ美声の持ち主です。
最後に、先生も、会場のお客様も一緒に「千の風になって」を歌いました。
コンサートが終わってから、先ほどの美声ボーイ二人に話しかけている初老の紳士がいました。 「いい声が出ていたね。 男の子は少ないけどがんばりなさいよ」とほめてくださっていました。 わたしが来てくださったお礼をいうと、その紳士いわく
「PRが足りませんねぇ。 こんなにいいコンサートなのに。」
聞けば、去年も聞きに来てくださったのだとか。
おお~、もしかしてわたしたちの合唱団の隠れファン?
確かに、PRはあまりしてないんですよね。 なにしろ舞台裏丸見えのコンサートなので、あまり大々的に宣伝しても~って気持ちがあるかもなあ。 おっしゃるとおり中身はとてもいいんですけどね。
来年また来てもらえるように、そしてファンが増えるように、がんばらねば。