あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

桜比べ

2008-03-30 23:55:58 | 植物

 松山から帰る途中、東温市の運動公園に寄りました。 染色教室で根をつめて作業した日に、ちょっとウォーキングをすると気持ちがいいのです。


 ここには桜が、それもいろいろな種類の桜が植えられていることにやっと気がつきました。


 緋寒桜もまだ散らずに残っています。



あわ~いピンクがやさしい桜。



葉っぱもでているのは山桜かな。



 ゴージャス桜。 やや濃いピンクです。



 この桜は丘の上に向かってずらっと植えられているのですが、下の方は満開なのに、上の方はつぼみが多いです。 桜が気温に敏感なことを証明するみたいですね。



 


 ソメイヨシノはまだちらほらと咲き始めたばかり。 
 昨日のニュースで東京の上野公園の桜がでていましたが、満開できれいでした。 そして、桜の花の数と同じくらいいるんじゃないかと思われるほどの人、人、人、人
 


 満開の桜はもちろんすてきですが、 まだ人が見に来ない静けさの中で咲き始める、こんな桜の姿がいちばん好きかも。  


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隠れファンがいた?

2008-03-29 23:30:03 | 少年少女合唱団

 きょうは、わたしたちの合唱団のプチコンサートでした。 コンサートといっても1年間の総まとめとして、練習の延長を見ていただくだけのもの。 リハーサルも、会場作りも、打ち合わせもすべてお客様の前でー。 というわけで緊張感も何もないコンサートなんですけれど。 ちなみにわたしは生け花担当。 これもお客様の前で抜いたりさしたり・・・


 会場は、練習の根拠地、丹原文化会館の小ホールで、100個ほど椅子を並べたらそれでほぼいっぱいになる小さなホールですが、音の響きはとてもいいのです。 でも・・・・・


 開演10分前だというのにこの空席。 子どもたちの保護者の姿さえあまりなくて、わたしたちは気が気じゃありません。 今年はいったいどうしたのかしらー。 



 というのは、ことしはゲストに秋川先生をお迎えしているからなのです。 あまりに少ないと、せっかくきていただいた先生に申し訳ないし、どうしよう・・・・・


 秋川先生というのは、「千の風になって」の秋川雅史さんのお父様ですよ。 わたしたちが新しく児童合唱団を作ろうと準備をしていた頃、顧問としていろいろ助言してくださった関係で、ゲスト出演を快く引き受けてくださいました。 今年古希を迎える先生は、4月3日、コンサートを開かれる予定です。 息子さんの雅史さんが後押しされているとかで、チケットは1日で完売だそうです。


 さて、開演5分前くらいから次々とお客様が入り出して、100席ほどの椅子はほぼ埋まりました。 そして第2部、秋川先生の独唱のころには、予備の椅子をだすほどに。 よかった~。 


 日頃から、「息子よりわたしの方がうまい」と豪語されているだけあって、とても70歳とは思えない若々しい声で5曲も歌ってくださいました。 それもマイク無しで。 今日歌われた曲は、雅史さんにまつわる歌だそうで、いろいろなエピソードを交えながら歌ってくださいました。 たとえば「マンマ」は、雅史さんが小学校の低学年の頃、毎日歌いながら家に帰ってきたとか、雅史さんが音楽の道を志したとき初めて歌った日本語の歌が「夢路より」だったとか。 あきさまファンにはたまらないお話だったでしょうね。 3日のコンサートにはもっとたくさんの情報が聞けるでしょう。 東京から聞きに来られる方もいらっしゃるんですって。


 花束をわたしているのは、合唱団のたった二人のイケメン、かつ美声の持ち主です。



 最後に、先生も、会場のお客様も一緒に「千の風になって」を歌いました。 


 コンサートが終わってから、先ほどの美声ボーイ二人に話しかけている初老の紳士がいました。 「いい声が出ていたね。 男の子は少ないけどがんばりなさいよ」とほめてくださっていました。 わたしが来てくださったお礼をいうと、その紳士いわく


 「PRが足りませんねぇ。 こんなにいいコンサートなのに。


 聞けば、去年も聞きに来てくださったのだとか。 


 おお~、もしかしてわたしたちの合唱団の隠れファン? 



 確かに、PRはあまりしてないんですよね。 なにしろ舞台裏丸見えのコンサートなので、あまり大々的に宣伝しても~って気持ちがあるかもなあ。 おっしゃるとおり中身はとてもいいんですけどね。
 来年また来てもらえるように、そしてファンが増えるように、がんばらねば。 


 


 

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三色のカリフラワー

2008-03-29 01:17:56 | くらし

 カリフラワーといえば・・・・・


 2週間ほど前、産直市場でこんなカリフラワーを見つけました。



 こんなのを見たのは初めてです。 ついつい買ってしまいました。 どんな味がするのかな? 
 ところが、ゆでてみるときれいな紫色が消えて、くすんだ青っぽい紫になってしまったんです。 味も白いのと変わらず。 この色はアントシアニンを含んでいるのでしょうかね。 だとしたら栄養的にはすぐれている?


 またまた先日は、こんなのを・・・・


 春らしい黄緑色で、ピラミッド状の房がたくさんついています。 でもこれは何年か前からあるカリフラワーです。



 別の日には淡いオレンジ色のを見つけたのですが、 買うのは思いとどまりました。 まだ紫のが冷凍室にあるんです。


 母の畑でとれた白いカリフラワーとあわせて3色のカリフラワーでサラダを作りました。



 紫のカリフラワーがなんともまずそうですねぇ。 


 前にいただいたみかん酢でドレッシングを作りました。 ほんのちょっと豆板醤をいれて隠し味に。 するとー


 みかん色のドレッシングができました。 



 そして、ドレッシングをかけると、 あら不思議。


 紫色のカリフラワーが再び変色。 赤紫になりました。



 大きくしてみると、ドレッシングのかかったところとかかってないところの色の違いがわかりますね。 下にたまったドレッシングにカリフラワーの色がついてきれいなピンクになりました。 そして、白いカリフラワーもほんのりピンク。 なかなかきれいでした。



 で、3色とも味はカリフラワー。 食感もカリフラワー。 ただ、黄緑色のがすこ~し甘みがあって、野菜らしいかおりがあっておいしかったかな。 もう、色々買うのはやめます。

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何の野菜?

2008-03-26 21:53:03 | 植物

 


 母が植えた何かの野菜。 それはそれは大きな立派な葉が茂っています。 キャベツの仲間には違いありませんが、いったい何なのでしょう。



 「これはブロッコリーよ。」 と母。
 「ええ? ブロッコリーは全然違う葉よ。」とわたし
 「Dすけ(孫)に苗をもろたんよ。 ブロッコリー言うたと思うがなあ。」
 「この大きな葉はケールみたいなんだけど、ケールじゃろか?」


 後日、近くのケール畑を見てみましたが、ケールともちがうみたい。


 2,3週間後、また畑に行ってみてびっくり。 10本ばかりある葉っぱから一斉に白いものが!!




 なんだか巨大な雪見だいふくみたい。 これはカリフラワーだったのです。 まだ開いてない葉っぱをそっと広げると、なかにちゃんと白いものが入っていました。


 「ばあちゃん、カリフラワーじゃがね。」
 
「ほじゃけん、カリフラワー言うたろ?」
 
「ええ? ブロッコリーって言わなかった?」
 
「何言いよんぞな、カリフラワーよ。(きっぱり)」
 「・・・・・・」


 あの日、母がカリフラワーと言うつもりでブロッコリーと言ったのか、
 はたまたわたしが、カリフラワーと聞いてブロッコリーを思い浮かべたのか、
 情けないことにわたしの記憶力も信頼できないところがあるので、どうとも言えません。 やれやれ、ふたりとももっと年をとって脳みそが緩くなったら、どんな珍問答が行き交うことやら・・・・

 とにかく、カリフラワーでした。


 ところで、 カリフラワーの花ってどんなのでしょう。 というのは、あのときカリフラワー残しておいたのが、こんな風になっていたのです。 



 中央はまだつぼみ、周辺のまばらになったところは花が開いたと言えるのでしょうか。 調べてみると、花が咲くこともあって、それはアブラナのような花なんだそうです。 じゃ、この開いたように見えるのは? 1本残しておいてこれからどうなるのか見てみたい気がします。 

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葉わさびの三杯酢漬け

2008-03-26 00:30:24 | くらし

 毎年このころになると実家で葉わさびをもらいます。 刺身にそえるわさびは清流に生えている植物の根っこで、葉も茎もあって花も咲くんですね。  父の弟が県外の山に住んでいて、毎年葉わさびを送ってくれるのです。 あまりにもたくさんなので母はやや困惑気味。

 珍しいものをもらうのに困るってことはないだろうー、 と思っていたのですが、今年初めて、荷物が届いたところに遭遇してがってんいたしました。



 ゴミやほかの草などをきれいに取り除いて送ってくれます。 天然物です。 叔父の話では山奥に生えていてそれを採ってくるんだそうです。


 で、どのくらいたくさんかというとー



 リンゴ箱にぎっしり。 買い物袋3袋分つまっています。 こちらではまだまだ一般的ではない食べ物です。 なので、近所にお配りするにも食べ方の解説付きで配らなきゃならない・・・・・ わさび独特のあの辛さが平気な人じゃないともらってくれない・・・・・ と、なかなか苦心しているようでありました。


 花も咲いています。 頭頂部に白い十文字の花が集まっています。 どうやらアブラナの仲間のようです。



 さて、食べ方ですが、 うちではこんな風にして食べています。


 1 葉わさびを熱湯でさっとゆでます。(熱湯にくぐらせる程度)


 2 冷水にとり水気をしぼってから、まな板の上に広げ、すりこぎで茎をたたいていきます。


 3 三杯酢または2杯酢を作ります。( 酢、しょうゆ、砂糖、 白だし少々、 砂糖少々を合わせておきます。) わたしはあまり砂糖が入らない方が好きです。 


 4 葉わさびを3,4センチに切り、合わせ酢に入れて混ぜ合わせます。


 5 広口瓶や密閉容器にいれてふたをし、一晩おきます。


 


 熱湯につけた葉わさびは、粉わさびのようなにおいがしました。 むかしはお椀の中で粉わさびを水で練ってふたをしてしばらく置いていたものです。しばらくすると辛みが出てくるのです。不思議なことに、密封しないと辛みは出てきません。


 


 一晩おくと、ビンのふたを開けただけでツーンと辛さが鼻に来ます。 これが酒の肴においしんです。 冷蔵庫に入れると半年くらいたっても腐ってなかったです。 


 母が、ゆでたのを炒めて炊いてもおいしいというので、炒め煮にしてみました。 ちょっと苦みがありますが歯触りがよくなかなかおいしかったです。 当分、毎日あおむしみたいに葉っぱを食べなきゃならないでしょうね。

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サクランボの花

2008-03-25 00:28:07 | 植物

 花の季節、 ふだん通りなれてない道(週に1回とか月に数回)を車で走っていると、突然見なれない風景に出くわすことがあります。 たとえば、この間の菜の花畑とかー。
 
 今日のこの風景もそうです。 不意に見えてきたピンクのかたまり。 ええっ! もう桜が咲いたの?



 


近くまで来てわかりました。


 


  桜は桜でもサクランボの花。 去年の5月ごろ、「さくらんぼがり」と大きな看板が出ていたハウスです。 このあたりには観光農園がいくつかあって、「いちごがり」「すももがり」「ぶどうがり」「柿がり」とけっこう色々な果物狩りが楽しめるのですが、サクランボがりまで!!と驚いたものです。   


 娘たちは、「ちょっとサクランボ狩りをしてみたい気がする。」と言っていました。 無理もないです。 毎年すずなりに実をつけていたサクランボの木を、剪定でめちゃくちゃ切ってしまったため、我が家のサクランボは、去年は一粒も実がならなかったのです。 それにそのころは全体をビニールでおおわれて中が見えなかったので、中がどうなっているかわたしも覗いてみたい気もしましたがー。


 いつのまにビニールはがしてたのかな? 見ているようで案外見てないものだと気づかされます。


 ビニールをとってしまうと、思いの外たくさんの木があることがわかりました。 残念ながら花はもう終わりかけ。


 でも、まだ今が満開のサクランボもあります。


 


 みつばちがたくさんやってきて、つぎつぎと花の中へもぐりこんでいました。


 


  きっとこの木はたくさん実をつけるでしょうね。 うらやましい~。


   余談ですが・・・・・・


 とある交差点の近くに、大きな桜の木があって、花がさくとそれは見事なのです。 信号待ちの時などしばらく花に見とれてしまいます。 きのうもその交差点で赤信号になり、「ああ、まだだなあ」なんて考えながら反対側の、道路工事の車が止めてあるところを見たらー

 工事のおじさんが一人、車の陰にしゃがみ込んで何かしています。 手にはさみを持って、首を右に傾けたり左に傾けたり・・・・  どうやら昼休みを利用して、自分で散髪をしているらしいのです。 鏡を見ないでできるんだろうか? いや、下を向いてのぞき込んでいるところを見ると地面に置いているみたい。 それにしても裁ちばさみみたいな大きなはさみでうまく切れるんだろうか? 後ろはどうやって切るんだろう。 こちらの道から丸見えだってこと知ってるのかな? 人ごとながらいろいろな心配をしながら見とれていましたら、あやうく信号が青になったのを見過ごすところでした (^ー^;)

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なぞの鳥の巣

2008-03-23 22:11:29 | 生き物

 高い桐の木が数本植えられている場所があるのですが、冬になって木が落ちるといつも気になっているあのかたまり。 やどりぎかしら。 いえ、やどりぎならもっと丸いボール状になっているはず。 きっとなにかの鳥の巣にちがいないと思っていました。 何年も前からのっかっているのです。 それも2カ所。 


 かなり大きい巣です。 大きい鳥に違いありません。



 このあいだ、この巣の上でからすがウロウロしているのを発見。 
 そうか、からすだったのか~。




 からすということは全く念頭にありませんでした。 なぜか「から~す、なぜ鳴くの からすは山に~」という歌が子どもの頃からインプットされていて、夕方になるとからすは山へ帰る、と決め込んでいましたから。


 別の日、もう一カ所、高い木の上にある巣と2羽のカラスを見かけました。 おお~、ここにもあった。 これで3カ所です。 
 


 そしてもう一カ所、桜の木の上に。 でもこれはもしかしたらハトかもしれません。 というのは、3カ所の巣に比べると巣の位置が低いからです。


 


 というわけで、500メートルほどしか離れてない場所に4カ所の巣が作られていました。 


 巣は、木の枝を巧みに重ねてかごのようになっていました。 そういえば2回ほどカラスが木の枝をくわえて飛んでいるのを見たことがあります。 からすのくちばしって意外と強いみたいです。


 


 ほら、こんなに大きなものでもくわえて飛ぶんですよ。 さすがに疲れたのか、カーブミラーの上で一休み。 



 もっと近くで撮ろうとしたら、さっと飛び去ってしまいました。 ふだんは人家の近くにいて、ごみをあさったり、卵を盗んだり、けっこう大胆なくせに、なかなか良い写真は撮らせてくれません。 おまけに、あの巣の高さ。 あれでは人も、蛇も巣を荒らすことはできないでしょう。 なかなか用心深い鳥だと思いました。 下から見ても、空の巣にしか見えません。 


 


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木蓮

2008-03-23 00:53:22 | 植物

 花の季節です。 あちこちで木蓮の花が咲いているのを見かけます。

 木蓮は、下の娘の誕生記念樹です。

 

 12月生まれの娘にはさざんかかくらいがふさわしかったのかもしれませんが、わたしが木蓮が好きだったので、独断と偏見で選んでしまいました。 誕生日を2,3ヶ月も過ぎて咲くのでは、記念樹とは言えないかも。

 姉のぶじこのとき紅白の百日紅を植えたように、木蓮も紅白で植えてあります。 この木蓮を植えるとき、我が家で一悶着ありました。
 事の発端は、どこで聞いてきたのか、「木蓮を屋敷内に植えるものではない。」と義母が言い出したことにあります。 「木蓮」という名前が仏様の座っている「蓮」を連想させるかららしいのですが、もちろんわたしはそんなことは信じません。 だいたい、日本には語呂合わせにすぎない迷信が多すぎます。 
 何日かたって義母はまた、「モッコクを一緒に植えると、木蓮も植えてよいらしい」という情報を仕入れてきました。そこで晴れて木蓮を植えてよいことになったのですが・・・・

 モッコクという地味な木を親戚からもらってきて植えたのはよかったのですが、2,3年たって、とある事情があってそのモッコクを返してくれと言われてしまいました。 せっかく根付いたものを、わざわざ掘り起こしてお返ししました。 そしてどこからかまたモッコクを探してきて、これは今も健在です。 

 ただ、わたしが思うのに、屋敷内に植えてはならないといわれるわけがあるとすれば、それはあまりにも大きくなって小さな庭には植えられないということではないでしょうか。

 5,6年前、通勤途中に、山のふもとにひときわ目立つ白い花の木を見つけて、休みの日にわざわざ見に行ったことがあります。
 せまい坂道をくねくねと、ただその木をめざして登っていったのですが、途中で車の通れる道がなくなってしまいました。 しかたなくそこまでで行くのをやめましたが、少し離れたところから見てもそれが白木蓮の大木だと言うことはわかりました。 家の屋根よりもはるかに高く、こんもりと形よく枝を茂らせて、無数の白い花を咲かせていました。 

 きのう近くを通ったら、またあの木に会いたくなってちょっと回り道して立ち寄ってみました。 道が広がって、かなり近くまで行けるようになっていました。 その木は、家と畑の境に植えられていました。  

 ほんとに見事な木です。 壮大な樹姿いっぱいに花をつけた様子は華麗というか、気高いというか、感動的ですらありました。 自然のままのばしてやればこんなにものびのびと咲くものを、我が家の木蓮ときたらー。

 

 大きくなり過ぎと言われて2度も幹の途中からばっさりと切られ、なんとなく松の木のように枝を整えられ、こんな有様です。 それでも2,3輪しか咲かなかった去年に比べればまだましになりました。 庭に植えず畑の方に植えておけばよかった。 伸びたと思えば切り、伸びたと思えば切りしてたのではねぇ。 娘の木なのに。 

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遅咲きの紅梅

2008-03-22 01:34:41 | 植物

 3月24日は卒業式。 正式には「卒業証書授与式」と言います。 明日、あさってはお休みなのでたいていの学校が今日式場の準備をしたはずです。



 以前からお約束していたので、T小学校に式場の花をいけに行きました。 毎年式場花いけるとき困るのが芯になる枝物です。 お金さえ出せば手にはいるのでしょうが、予算の少ない学校のこと、できるだけ安く済まそうと、校庭や庭の木を物色するのですが、たいてい剪定をしてしまって切る枝がありません。 でも、今年は大丈夫。 すばらしい木を見つけました。


 


 灯台もと暗し。 実家の、家からは遠い畑に植えられていたのです。 剪定もしてないので、絡み合ったり、曲がったりしてかなりおもしろい枝があります。


 枝をのこで切っていたら、通りがかった人に 「桃ですか?」 と聞かれましたが、いいえ、これは紅梅です。例年、もっと早く咲くらしいのですが、今年はなぜか今頃咲き始めました。 それがラッキー。 卒業式には満開になるだろうという、絶妙の咲き具合。



 よく見るとあちこちに枝を折られた跡があります。 人通りも少ない山近くの畑で、あまりのきれいさに手折っていく人がいるものと見えます。 


 去年1年間かかわった、気のいいやんちゃ坊主たち。 どんな神妙な顔をして座ってるのかしら。 お祝いの気持ちを込めていけました。 いけてみると、バックのえんじの幕から浮かび上がるように映えてきれいでした。 あえてつぼみのままを選んだコデマリも、卒業式には開くはず。 きっと卒業を祝うにふさわしい華やかさになるでしょう。


 
 ステージ下から撮ったらなんだか枝が絡み合ったように見えて、できはイマイチ。 でも、枝振りのよさはわかりますよね。

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ひばりの巣は?

2008-03-20 23:58:54 | 生き物

 車で走っていたら、道ばたの麦畑にひばりが歩いているのを見つけました。

 「あ、ひばり。 写真撮って、早く、早く。」
 運転していたわたしは、車を止めて助手席の娘にカメラを渡しました。
 「また、一人野鳥の会をしている。」 娘はあきれながらもカメラを構えました。
 「ああ、離れていく、もうちょっと車バックして。」
 「うわっ、 いかん。 車がきた。」
 道は車がやっと対向できるくらいの広さ。 少し前に出て車をよけ、再びバックしたときには 
 


 残念、ひばりはとことこと遠くへ歩いていくところでした。 あんなに近くで見られることはめったにないのに。
 それは、2月の終わりのことでした。



 3月も半ば過ぎて、ひばりがさえずりながら上へ上へと飛んでいくのをよく見かけるようになりました。 そしてある高さまで達すると、今度は真っ逆さまに落下してきます。


 そしておととい、トラクターで鋤いたばかりの田んぼを、途方に暮れたように歩いているひばりを見つけました。 広い田んぼのはしからはしまで歩いています。


 はっはっは、すいませ~ん、これじゃひばりがわからない。 あぜがカーブしたところにいますよ。


 


 ひばりは、巣を見つけられないように、遠く離れたところに下りたち、巣まで歩いていくのだと教わりました。 このひばりはこんなに遠くに下りて、巣へ歩いていくんだろうか? いやもしかしたら、田んぼの草の中に巣を作っていて、トラクターが巣ごと耕してしまったのかもしれません。 
 昔は、稲作の終わった田にはたいてい麦か、レンゲが植えられていて、ひばりはその中で人に見つけられることなく子育てができていました。 今はそんな田より、稲を刈り取ったまま草が生えるに任せている田のほうが多いようです。 草に隠れて巣を作っても、3月か4月には田植えの準備のために草は掘り起こされてしまいます。 ひばりにとっては巣作りに適した安全な場所がずいぶん減っているのです。 


 ひばりは畦のそばまできてなおもうろうろしています。


 


 畦と言えば・・・・・
 ひばりは、畦にも巣を作ることがあるんですね。
 小学生の頃、近所の子どもたちと麦畑をうろついていて、畦にひばりの巣を見つけたことがあります。 中にはウズラ卵より小さいくらいの卵が数個。 好奇心いっぱいの子どもたちは、ついにその中の1個を割ってしまったのです。 小さな卵だから当然、小さな小さな黄身が真ん中にあってー と、子どものわたしは考えていましたが、中からでてきたのは?


 細い血管が網の目のように広がった、血走った目玉親父のような不気味なものでした。 一瞬にしてわたしたちはとんでもないことをしてしまったことを悟りました。 急いで割れた卵を捨てると、まだ生まれてない命を奪ってしまったことにひどく罪悪感を感じながらその場を立ち去りました。


 このさまよっているひばりは、巣をなくしたひばりじゃありませんように。 無事に巣にたどりつくかそっと見ていようと思ったのですが、後をつけられているとわかったのか飛び去ってしまいました。


 

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