・センター試験の自己採点をやっている写真です。
・応援に行ってみたのです。あらかじめ国語の問題を見てから行きましたが、楽しそうに自己採点と分析をやっていました。こういう地道な学習が、勝敗を決するわけです。
・いいものであります。実にいい。楽しく勉強できるくらいの方がいい。それを余裕と言うのです。思うに、人間は余裕がなくてはなりません。ぎりぎりのところで、息が上がってしまっては、いかんのであります。
・柔道もそう。息が上がってしまっては、特に息を吸ったり、はいたりするときに隙ができる。そこをすかさず相手に攻め込まれる。したがって、やられる。
・最近、小西甚一博士の本を楽しみで読んでいるんですが、この先生の学参がいまだに売っているのにびっくりしました。そうです、わたくしの高校一年の指定参考書でありました。古文研究法と言います。しかも、毎月この学参から定期テストをやってもらいました。
・その先生の別の本が大都会で売っていましたので、買ったのです。筑摩文庫でありました。懐かしくて、ぱらぱら読んでいましたら、これはまったく展開が違ってきているのに気がつきました。
・平安時代のことが、とてもおもしろく書いてあります。とてもとても、学参を書いたような堅い学者先生には見えない。小西先生が別の人に見えてしまいました。
・そして、びっくりしたのが、小西先生が能の研究をもなさったということ。不勉強でありました。
・学参を書かれた先生の別の面を教えていただいたようで、実に楽しくなりました。
・これもまた余裕というものでありましょうか。
・センター試験の古文の問題は、楽しい出題でありました。1700年代の女性で、生涯学習の権化のようなすばらしい知的女性。しかも、舞台は仙台。実に楽しい。
・試験に出てきた作者をずっと調べていくというのも、興趣のあることであります。
・そんなことを感じました。
・また明日!