横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

「季節感」「時間感覚」・・・子どもは大人と違うのかな・・・。

2014-02-17 18:21:28 | 発達や学習が心配
ソチオリンピックを見ていて、雪や氷の上で半袖で観戦している人や
競技をしている人がいてびっくりしました。
「雪」「氷」の上は「寒いもの」という感覚が私にはあったので・・。


低学年のお子さんを見ていると、ときおり
「季節感」のとらえが「ことば」と結びつくことが難しいのでは、
と思うことがあります。
「冬」と言えば、「雪」「寒い」ぐらいは感じるとしても
「正月」や「門松」とは結びついていなかったり。
「春」といえば、「桜」「入学」「つくし」など
ぱっと結びつかず、言われて「ああ、なるほど」。
特に秋と「赤とんぼ」「柿」「紅葉」など生物や自然との
結びつき、また気温と服装の関係など「感覚的」なものも
分かりにくい場合があります。
生活経験が少ないこと、また意識して生活しているわけではないこと
などいろいろ要因は考えられます。スーパーには一年中同じような
野菜や果物が並んでいますものね。また冬でもダウンの下が薄いTシャツだったり、
6月でも厚いトレーナーを着ていたりする子もいます。(もちろん、体感は、人に
よって違いますが・・・)

「時間感覚」・・・保護者が朝の支度で、いらいらがたまる原因にも
なっていますね。親は
「あと~分で登校班の出発時間」と焦っていても子どもはのんびり
していたり・・・。
教科書を用意しながらつい、そばにあった漫画に気をとられたり
ゆっくりご飯を食べていたり・・・。どうして急いでくれないのか
と時計を見せたりしても焦りがなく・・・。

「季節感」については、国語の時間や生活科の時間にとりあげて
学習しています。国語では、6年生まで毎年いろいろな形で出てきます。
服装については家庭科でも学びます。

「時間」については、算数で時計のよみかたや、1日の流れ、家庭科では
生活時間について学びます。

結局、嘆くより「感覚」を「知識」として徐々に学んでいくことが
必要なのかな、と最近では思います。
大人がいらいらするわりに
子どもの学びはゆっくりなのですね。


でも今回の「大雪」は、都会の子どもたちに
リアルな「体験」として「冬」と結びついたと思います。
「雪道の歩き方」や「雪って重たいんだ」という感覚なども。


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