横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

「聞き取る力」をつけたい!

2016-02-02 10:56:16 | 発達や学習が心配
今日は、すっきりしたいいお天気!

こんな日は気分も



今週よこはまでは「学力状況調査」というテストが

行われます。

「冊子」になっていて、単に「知識」だけでなく、

思考力、資料を関連付けてみる力などをみる、

「やりごたえ」のあるテスト。

国語のテストでは(今年は分かりませんが)

はじめに「聞き取りテスト」というものが

あります。

CDを聞いてメモをとり、

後の問いに答えるというもの。(今までは)

聴力に問題はなくても、

「聞き取って」「内容を理解し」

「記憶して」「問いの意図に合わせて答える」


という何段階もの複雑な作業が必要です。

これが「すんなりと」できてしまう子どもは、

普段の授業がとても「楽」に受けられるのだと

思います。

でも、

このいくつかの段階のうち1つでも困難さが

ある場合、先生の用意した授業の課題に対して

達成が難しいこともあるのかな、と思います。


紙コップけん玉 簡単に作れて、集中するのにいいです。小さい方に入れるのが少し難しいです。

そこで塾で聞き取り練習をやってみました。

まず、聞いたことのメモのとりかたです。

平仮名でも

速く書く(ていねいでなくて

例えば、ガムテープなら「ガ」と書くなど頭文字

並列して述べられているところには、番号をつける。

など。

聞いた通りに「~です。」などと書いて

しまうことがあるのですが、それではとても追いつきません。

ことばは、どんどん流れていってしまいます。

その次に、

「自分のメモを見て問いに答える」という段階があります。

せっかくメモをとれたのに、それを「活かさない」手は

ありません。

自分の書いたものをどう「問いの意図」に合わせて

いくのか。

う~ん、このあたり、日ごろの学習や持ち物用意に

とても役にたつ「スキル」ですね!

テスト向け勉強ではなく、「生活に役に立つ勉強」です。

帰りの会で先生が「明日の持ち物は~」と

お話しするときにさっと連絡帳にメモを書く。

丁寧に書いていると後半の「聞き漏らし」があり、

また、書き終わらないうちに「さようなら」と

なってしまい、(一人帰りが遅れるのは嫌なので)

焦って途中で終わらせてしまう・・・・。

目に浮かぶようです。

「連絡帳」を丁寧に書こうとしたら、

時間も気もちも「余裕」が必要で、なおかつ、

「聞くこと」に苦手感がある子どもにとっては

「板書」のように視覚的なものがないとつらい

ことがあると思います。

でも、この「スキル」、「仕事」でも必要ですよね。

大人になる前に「自分流」の「聞き取りスキル」が

ついていくとよいですね。



漢字の読み書き練習も大切ですが、

同じぐらいの時間を「聞く」スキル練習に

使ってもよいのかも。


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コメント
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