横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

先生どうしの「引き継ぎ」

2018-06-25 09:17:53 | 発達や学習が心配
新しい学年になり、3か月目。

そろそろ「地」がでてくるころでしょうか

学習面で「分からない」ことがでてきたり、

友だちどうしでうまくいかないことがでてきたり・・・。

もちろん、逆に「うまく自分が出せて」楽になる子どもも

いると思います。

       

「毎年」「同じ時期に」「うまくいかなくなる」子の中には、

「天候」も影響していることもあるかもしれませんんが、

「先生どうしの引継ぎ」がうまくいっていないケースも

あるように思います。

保護者の了解のもと、

「個別の教育支援計画」や「個別の指導計画」が作成され、

具体的に

「こうするとうまくいく」

「子どもや保護者はこう願っている」

子どもとつながっている機関はどこで、

どんな支援を受けているのか

その子の得意な学習方法や、関心のあるものは

なにか

子どもの状態は、今に至るまでどんな経過を

たどっているのか

などが書かれていると、「支援の能率」が上がるのでは

ないかと思います。

全く「何もない」中では、支援者も

「トライ アンド エラー」(ときどき成功!)

の繰り返し。

なぜ自分のことばが子どもに届かないのか

なぜ子どもは課題に取り組もうとしないのか

何回直しても同じ誤りをくりかえすのはなぜか

(私もいっぱい、いっぱい悩みました!

今でもそうですが・・・・)?

その子への対応で「うまくいったとき」がより

具体的に書かれたものが残っていて、

ときどき「見返す」ことができる。

・・・「口頭」の引継ぎでは、なかなかメモが

追いつかなかったり、ぬけてしまったり・・・

「支援がうまくいったときに」すぐ書かれたものだと

「本当に役に立つ」「ツール」になる

はずです。

「支援計画」は小学校だと担任が書くことが多いです。

一緒に過ごす時間が長いだけに、いろいろな角度から

子どもをみている担任です。

自分自身を振り返ると、

「支援計画」や「指導計画」を書きながら、再度、

客観的に自分の支援方法を振り返ることもできました。

書くことは、時間も手間もかかりますが、

それ以上に効果があると思います。

子どもも一貫した指導・支援を受けられます。

「落ち着いて」「しっかり」「ちゃんと」というような曖昧な

ことばではなく、

「~なとき~なふうに~を使って」のようなことばで

書かれていると、次の担任・担当の先生の役に立ちます。

子ども・保護者・支援者みんなが笑顔になれるために

強い味方になるような「計画」「記録」ができますように

と願っています。


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