横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

連絡帳・・・社会人になっても役に立つのかな?

2023-02-13 16:35:10 | 発達や学習が心配
2月の3週目に入りました。


学校は、今、今年度のまとめのテストで大忙しかな~と

数年前をなつかしく思っています。

2月・3月は成績つけと要録、いろいろな書類づくりと

卒業生に向けての準備、そして少しずつ来年度の準備・・・とさらに

花粉の影響で文字通り息も絶え絶えにがんばっていたような・・・。


年度末ではありますが、あえて今日のテーマは、

「連絡帳」。

今の小学生のお父さん、お母さんの年代は、学校への連絡は、

電話か「連絡帳」。

今は、アプリで欠席や先生への連絡をするそうです。

そうはいっても・・・。

「時間割」を書くのは、今だ連絡帳がメインとか。

連絡帳を書くのは、だいたいあわただしい時間。

帰りの会の前で持ち物をかばんに詰め、

持ち帰りのプリントや採点されたものを入れ、

トイレにいきたいのも がまんして・・・

先生が明日の予定を黒板に書きつつ、大事なことを口頭で伝えたりし・・・

一度奥までかばんにつめた筆箱やノートと一緒になってしまった

連絡帳を探すのも面倒。

ましてや、漢字で明日の時間割を書くなんて

「ええ!もう、覚えちゃえばいいんだ!!」

と書くのをあきらめ、家についてしばらくすると・・・

「明日のもちもの、なんだっけ?」

「宿題は、何ページだっけ?」

友達に連絡もしにくいし、連絡がついたとしてもその友達もまた同じ状態で・・・。


私は、現役の教員ころは、仕事をもつ保護者の教材の準備のため、

「来週の予定」を配っていました。

(夜、店がしまってから帰宅するので、買うものは間に合わないとのこと。

確かに!)


学校の時間割って、一応作っても結局行事や、教科でつかう場所や

いろいろな事情で「変更」だらけ。

もちものや宿題も前もって分かれば、欠席しても安心ですよね。


ただ、実際のところは、「連絡帳を書く習慣をつけたいので、うちの子には

書かせてください。」とおっしゃる方もいました。


ところで、クラス全員が連絡帳を「書く」システムになると、

「書くこと」や「もちものの整理」が苦手な子どもは、

授業中のノートテイクと違って書く「準備」や書く「速さ」が

伴わないために、まごまごしている間に

「では、さようーなら。」になってしまうのです。


こんなものを作ってみました。



こうやって書きだしてみると、中学年からは、教科も増えていることが実感。

教科には、〇だけつけるようにしてあります。

宿題の定番(先生によります)も予め書いておけば、

番号だけ記入。

えんぴつも探す手間がないようにゴムでくくり付けておく。

(本当は折れないボールペンがいいかな・・・でも許可が出ないこともあるので)


こんなことを考えていたら、すでに自分のお子さんのために

簡単記入の連絡帳をつくり、ネット販売している方もいらっしゃいました。

その方の連絡帳を見ると、「表紙」への気遣いが。

「友達と違う」ことを極端に気にする子どももいます。

先生に提出したときに「市販」の連絡帳っぽいものだと安心するらしいのです。

(つまり、中は、書きやすい方がよいのかも💛)

また、フリーで印刷できるサイトもありました。

こちら

4月のはじめだけ、ちょこっと「印刷」「切り貼り」して、

書きやすい連絡帳を作っておくのも、「手」かもしれないですね!

100円ショップの穴あきリングを利用できそうです。



ただ、そもそも「連絡帳」はなんのためにあるのか

時間割や持ち物を「意識」し、「記憶」するため

保護者と先生の連絡のため


とりあえず、学校・先生・子ども・保護者の4つを結ぶ「アイテム」なんだと思います。

たんに「連絡」のためなら電話かメールの方がずっと確実で早いです。

でも、もし、連絡帳に「ちょこっといい話」が保護者や先生から書かれていたら・・・?

きっとどちらもうれしいですよね

先生も激務なので、書けないときは、「頑張りスタンプ」1個でも、

きっと保護者がみて「うちの子がんばっているんだ」とわかるかも。

家庭からは、先生への「お礼」などもいいですよね~。

きっとすてきな「わっか」になっていくし、子どもも保護者に見せたくなりますよね。

そうしたら・・・

ちょっと面倒でも「連絡帳」の意義を感じて自主的に書くかな?

まあ、「心」だけでなく、「短い時間の中で書く制約」もあるので、

絶対とは言えませんが


・・・・大人でも「手帳にびっしり」予定を書き込む人と、

    スマホのカレンダーに入れておく人と、

    すべてを記憶にため込む人がいますよね。


   「手帳びっしり」タイプの人は、子どものときから

   「連絡帳を書くこと」が習慣化し、うまく使えてきた人かな~。


   今連絡帳を書くことが好きでない子どもは、将来どうするんだろう?

   「スマホ」や「タブレット」に入力するのか

   それとも、「記憶」に頼ってなんとかなるのか

   (もともとすごい記憶力の子は別として)


   どうなんでしょうね?

   将来「連絡帳」や「紙の手帳」文化がなくなるかもしれないし・・・。

   
   う~~ん。  でも、困っている子がいる限りお手伝いしたい私です。

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