今日は、「涼しい」を通り越して「寒い」。
横浜でも、です。
少し暖かいコートを着込みました。
先日ちょうどテレビをつけたら、大人の発達障害の特集をしていて、
内山登紀夫先生が「努力より、工夫。周りの工夫が足りない。」
とおっしゃった瞬間でした。
保護者や本人が困り感があって、いろいろなところに支援を求めても
思った支援が得られず、大人になって初めて診断がでた、という体験が
紹介された中での先生のことばでした。
「様子をみましょう。」
「大丈夫です。」
保護者が相談するとそんな返事が返ってくる。
学校のスタッフからすると、
「専門のところに相談に行って」ということが言いにくい、
保護者を傷つけてしまうのでは
自分の「見立て」が違っていたら・・・
そんな不安もあるとのこと。
内山先生がずばっとおっしゃったことばは、
本当に「重い」です。
複数の「目」でその子を観察すること
自分より詳しい「専門家」に相談すること
そして、分かったことを保護者と共有すること。
専門家に託したらそれでゴールではなく、
「そこから」が本当の支援の「始まり」なんだと思います。
それぞれの【立場】で、「できること」を分担していく。
本当に小さい一歩でも、「一歩」ずつが積み重なれば
いつの間にか「進んで」いるという状態になるのでは。
特に小学校は、学校の中で一番長い「6年間」。
担任どうしの引継ぎが1番しやすいところだと思います。
「工夫」と言えば・・・
(ここからちょっと軽くなってしまいます・・・)
掛け算の筆算で
325×4をするとき、
一般的には、
こんなふうに、大きいけたを上にすることが多いと思います。
計算、1行ですみますからね。でも、
こんなふうに計算している子がいました。
いっぱい書くけれど、繰り上がりが分かりやすいそうです。
私もやってみました。なるほど!
繰り上がりが分かりやすい!
(下の方にいくと、けたがずれやすいので縦線を描くのがこつかも)
また、定規を使って線を引くとき、
定規は手前に、鉛筆は、定規より奥に
と教科書では書いてあります。
でも、定規の目盛りが見えずらかったり、
定規に厚みがあって、目盛りがずれやすいと感じる子は、
「定規より手前にえんぴつをもってきて線を引く」ことが
多いな~と感じています。
(見やすくなるのなら、それも)
教科書と違うことをする子どもは、
「それなりの理由がある」
(ときどき、数学的でないこともあるので
それは、助言しますが・・・)
「工夫」って大人や経験が多い人が考えることが多いですが、
実際子ども自身も「もうすでに工夫を始めている」のでは、と
この数年思っています。
「結果オーライならいいのでは?」
子どもが「見慣れないことをしていたとき」は
「どうしてそうしているの?」とやさしく訊いてみる必要があると
感じています。
個別学習塾びすぽうくのホームページへ(色のついているところをクリックしてください)
横浜でも、です。
少し暖かいコートを着込みました。
先日ちょうどテレビをつけたら、大人の発達障害の特集をしていて、
内山登紀夫先生が「努力より、工夫。周りの工夫が足りない。」
とおっしゃった瞬間でした。
保護者や本人が困り感があって、いろいろなところに支援を求めても
思った支援が得られず、大人になって初めて診断がでた、という体験が
紹介された中での先生のことばでした。
「様子をみましょう。」
「大丈夫です。」
保護者が相談するとそんな返事が返ってくる。
学校のスタッフからすると、
「専門のところに相談に行って」ということが言いにくい、
保護者を傷つけてしまうのでは
自分の「見立て」が違っていたら・・・
そんな不安もあるとのこと。
内山先生がずばっとおっしゃったことばは、
本当に「重い」です。
複数の「目」でその子を観察すること
自分より詳しい「専門家」に相談すること
そして、分かったことを保護者と共有すること。
専門家に託したらそれでゴールではなく、
「そこから」が本当の支援の「始まり」なんだと思います。
それぞれの【立場】で、「できること」を分担していく。
本当に小さい一歩でも、「一歩」ずつが積み重なれば
いつの間にか「進んで」いるという状態になるのでは。
特に小学校は、学校の中で一番長い「6年間」。
担任どうしの引継ぎが1番しやすいところだと思います。
「工夫」と言えば・・・
(ここからちょっと軽くなってしまいます・・・)
掛け算の筆算で
325×4をするとき、
一般的には、
こんなふうに、大きいけたを上にすることが多いと思います。
計算、1行ですみますからね。でも、
こんなふうに計算している子がいました。
いっぱい書くけれど、繰り上がりが分かりやすいそうです。
私もやってみました。なるほど!
繰り上がりが分かりやすい!
(下の方にいくと、けたがずれやすいので縦線を描くのがこつかも)
また、定規を使って線を引くとき、
定規は手前に、鉛筆は、定規より奥に
と教科書では書いてあります。
でも、定規の目盛りが見えずらかったり、
定規に厚みがあって、目盛りがずれやすいと感じる子は、
「定規より手前にえんぴつをもってきて線を引く」ことが
多いな~と感じています。
(見やすくなるのなら、それも)
教科書と違うことをする子どもは、
「それなりの理由がある」
(ときどき、数学的でないこともあるので
それは、助言しますが・・・)
「工夫」って大人や経験が多い人が考えることが多いですが、
実際子ども自身も「もうすでに工夫を始めている」のでは、と
この数年思っています。
「結果オーライならいいのでは?」
子どもが「見慣れないことをしていたとき」は
「どうしてそうしているの?」とやさしく訊いてみる必要があると
感じています。
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