横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

「頭の中を見せる」。

2021-12-23 11:19:17 | 発達や学習が心配
いよいよ、今週末はクリスマス!

サンタさんがくるのを楽しみにしている子どもたち・・・・

いいことがありますように!

今月は、すこうし私も勉強しました!

オンラインによる学習。

大学生にもどったようで、うれしいです!

その中のお話で、うんうん、と頷けたのが、

「明示的指導法」。

私の受け取りですが、

「今からする学習は、こんな内容です」

「ここで使う考えは、今まで学習した~~~という考えを使います」

と子どもに説明することで、

「新しい学習」への不安や、戸惑いを軽減し、やる気upにつなげること。


例えば、「3.5+4.2」の計算

今まで学習したのは、「35+42=77」。

0.1を今までの「1」と考えれば、同じように「位」をそろえれば、計算できる!

「3.5+4.2=7.7」

これをはじめの方で理解できれば、あとは、けっこう「自力」でできる。


次の「7.9+1.8」という問題も同じ考え方でできます。

自分でできると、楽しくなりますよね💛


そして、研修の中にぐっときたことばは、

「先生の頭の中」を見せる。

「今日は、こんなことを覚えて使ってほしいです」と子どもに伝えれば、

「先生、この先どう進むのかな????」という不安は軽減!


「先生」を「自分」に置き換えれば、日常生活で親子や家族間の会話でも使えそうです!

あいまいに「部屋がきたないね~」

というより「本を本棚に入れてほしいです」と伝えた方が片付くのがきっと早いです。


私は、算数など積み重ねの知識が次につながる学習では、

「ノート」を大事にしています。

プリントではなく、「ノート」。

前回学習したことや今まで学習したことを自分で見返すことができるし、

あいまいだったことが思い出されて、ここで今もう一度

覚えなおそう、という気持ちになります。

新しい単元のときは、そこで使う「以前学習して、今回使う考え」をトップに書いておきます。

それを見て、解く子どももいれば、見ないで解く子どももいます。

「この学習で使う考え・知識」がいったい何か、何を目指すのか「見える化」する。

すでに「わかっている子」には必要ないかもしれませんが、

今までの知識があいまいだったり、消化できていない子にとっては、大事なことだと思います。


教科書より、「自分のノート」。

今までのノートが「使えていない」のなら、大人が書き方・使い方を「教えてしまう」。

書くことが苦手で、タブレットやパソコンが使えるなら、自分で「入力」。

それを「保存」する。(書くだけでなく、見返せることが大事!)

1回で覚えて、1回で理解することなんて、なかなかできないので

「見返せる」ことで、じわじわっとわかってくる・・・。

「どこを見返せばいいか」わからないときは、大人が伝える。


保護者から学習が積み重ならないと相談を受けることがよくあります。

自分で考える力をつけるために

「ほおっておく」のではなく、「こうしたらできるよ」という手段を教える。

もちろん、大人があらかじめ予定した「考えのもと」でないところから

子ども自身が考えていくこともすばらしいです!

予定外も「真理」なら

先生でなくても保護者ももしかしたら、「自分の頭の中」を子どもにことばで伝えることで

子どもの理解が早くなるのでは、と思います。

そんなことが積み重なれば、少しずつ自分でも「この勉強では何を使うのかな~」と

考えていけるかもしれません。💛

・・・そんなことを自分の支援と照らし合わせながら学習していました。



そして、先週見つけた新聞記事。

「学びの配慮 すべての子に」(文字をクリックしてください)

子どもがタブレットを使うことは、ちょっと・・・と思う方はぜひのぞいてみてくださいね。

「書くこと」が苦手なお子さんへの対処についてです。

「例」にでてくるお子さんの字体をみて、「ある・ある」と思う方もいるのでは。

特別な支援が必要な子だけでなく、すべての子に役立つ支援

みんなが使ってよいものにすれば、必要な子が使いやすくなり、必要のない子は使わない、

という選択肢ができます。



大人が今一歩「かみくだいた説明」を子どもにしてもよいのでは、と感じました。


皆様にも素敵なクリスマスがきますように!


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