横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

大事なことは、「混沌」から「秩序」をつくること

2025-02-25 17:36:34 | 発達や学習が心配

2月最終週は、今日火曜日始まりです。

1日お得?

 

****************************

年度末で保護者とお話しする機会が多くなっています。

話しているうちに

焦点がしぼれてきたり

ここが「大事」と思うことが浮かんでくることがあります。

 

自分でもそうなのですが・・・

一人で考えていると同じところをぐるぐる無限ループにはまっていたりします。

でも、だれか(話しても大丈夫な人)に困っていることを話しているうちに

自分の中で「ここか!」

と気づくことも多いです。

これは、不思議と、「人の相談を聴いて」いても、

自分自身の中に湧きおこる心の動きです。

 

もともと、自分(子ども)がうまくいっていたときには、

気づかなかった

心や環境の「秩序(ちつじょ)」があり、

なにかのきっかけで

もしくは、だんだんに

くずれて複雑になり、混沌としてきてしまう。

(ポタージュスープにえびがうもれていて底が見えないみたいな???)

 

「もともとの秩序」を取り戻したり、

作り直したり、

また新たに違う形で創ったり・・・。

 

うまく回っていくためには、

一人だけでなく、だれかの力を借りるのも大事ですね!

新たな「秩序」をつくるとしても

長期的に少しずつのものもあれば、

今すぐにしなくてはいけないものもあります

それも、まず、何から取り組むのか

頭の中だけでなく、少し大きめの紙に書いて目に見える形にしていくと

だんだんすっきりしてきます。

紙に書いてあれば、修正もしやすいです。

 

人と話しているうちに、逆に焦点がずれていっているような気がしているときは、

一度書いて整理するのがお勧めです!

いらないものを小さい文字に変えたり、線で消したり、

消しゴムで消したりすると、

残ったものが「大事なもの」と分かりやすいですね。

面談でもときどき使ってみています。

 

ちょっといらいらがあるときも

紙は「がまん」してくれるので

人にいきなりぶつけずにすみます。

 

:::今日はなんだか抽象的なお話しになってしまいました・・・。すみません_(._.)_

最近は、紙だけでなくスマホのメモ機能も役立っているかな、と思います。

 

 

ところで、これはなんでしょう?

先日「横浜魚金」というお店で食べた、青のりの下にお豆腐がうもれているメニュー。

しょうがと出汁が効いて、温かくとってもおいしかった!

 

 

そして、これは、かわいい!

ランドマークタワー4階のスノードームのお店「スノードームミュージアム」のディスプレイ。

中では、スノードームづくり体験もしていました。

小さな部品?中に入れるものも売っていました。

塾にも1つやってきました!

この子。パラサウロロフス。

ちっちゃな仲間になりました!

 

 

ランドマークタワーのロイヤルパークホテルが来月いっぱいで

3年ほど休業だそうです。

地下で写真展をしていました。

桜木町も開発されてから30年あまり。

少しずつ街も変わってきました。

これからも素敵な横浜でありますように💛

 

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新年度の生徒さん、ご相談お待ちしています。

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「前段階」が必要かも。

2025-01-21 15:16:15 | 発達や学習が心配

気が付けば、1月も終わりに近づき・・・早いものです。

もう1年の12分の1が終わろうとしているなんて。

今日和菓子屋さんの店先になんと「桜餅」が並んでいました!

 

今日は「九九」の話。

覚えるのがすんなりだった方とそうでなかった方がいるかと思います。

小学校2年生の秋ごろから2か月ぐらいかけて1の段から9の段まで覚える・・・。

今だに学校では「唱えて覚える」場合が多いかと思います。

表にするとこんな感じ。

または、単語カードの表に 7×6と書いてうらに「42」と書く場合もあるかしら。

また九九の歌が何通りかあってからだも動かしながら覚える場合も。

歌にしろ、単語カードにしろ、

音声で

順番にえるのには変わりません。

7の段と4の段が覚えにくいのは、「しち」と「し」が混同したり、

ふだん「7」を「なな」、「4」を「よん」と読むからなのではと思います。

考えたら、筆算のときや暗算のときにぱっとその掛け算の答えがでてこればよいので

7×4を「しちし」ではなく「ななよん」で覚えてもぜんぜん大丈夫なはず!

子どもの中には、「音で覚えるのが得意な子」「目でみて覚えるのが得意な子」がいます。

(どらも変わらない子もたくさんいます)

検査などをとってみると、ときどきどちらかがとっても得意で片方が苦手、というケースがあります。

音で覚えるより、「目でみて覚える」方が得意なら、

こんな九九表で覚えるのもよいかもしれないです。

(唱え方、覚え方はその子のやりやすい方法で)

九九表は教科書では、3年生のはじめにでてくるのですが、

はじめからこちらの方が覚えやすい子もいます。

(逆に覚えにくい子もいます)

覚えたところをこんなふうに

付箋で隠していくと、覚えていないところが際立ち、何回も参照することで

だんだん覚えていきます。

(覚えたのになんだっけ???になったら、付箋をとればよいのです!)

カードで覚えるタイプだっただ、覚えたカードは後ろに回して

覚えていないのだけ前に集めるのもよいかもしれないです。

 

本当に何年も「唱えて覚えられなかった子」が「表」でほんの数か月でおぼえたケースを知っています。

 

表で覚える場合、私は、同じ段を縦に同じ薄い色でぬって表の「見方」を練習します。

「表」があればよい、単語カードがあればよい、ということではなくて

「使い方」を前もって練習するという準備

が必要なのは、九九だけでなく、いろいろな場面であります。

たとえば理科でも、地面にプラスチック容器をふせておいて

しばらくすると容器の内側に水滴がつく、という実験だとしたら

「容器をかぶせたところは、他の周りのものが入らない」とか

「水がついたとしたら、それは、地面からきたものだ」

のような本当に前提のようなものが理解できていないと

結果をみてもどう解釈してよいか分からなかったりします。

それを「なぜか考えてみて」と言われても答えられなかったり・・・。

   

学習だけでなく、生活でも「前もって」の練習や「説明」が本当に

必要な子どもは、教科書だけの学習では難しい場面があるのでは、と思います。

漢字練習にしても・・・。

今だに「ノートの下まで繰り返し書いてきて」のような課題がありますが、

漢字の「形」は覚えても、ことばの意味がわからなければ、テストで100点でも

実際には使えない・・・そんなことがたくさんありそうです。

意味が分からなければ、タブレットで入力するときにどの漢字を選択するか

分からなかったりします。

・・・このところそんなことを考えていて、

子どもたちの教材をつくりながら、「いきなり」でなく「準備」がいるかな?

と振り返ることも多々。

大人がたくさん想像していかないと子どものことはすぐにはわかりにくいです。

でも、日々近づけるようにと思っています。

 

 

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今年のまとめ

2024-12-31 17:03:37 | 発達や学習が心配

2024年もあとわずか。

塾も短いお休みに入りました。

昨年末に港南中央に移転して1年。

ゆったりした時とあわただしいときのギャップがけっこうあった1年でした

お子さんの相談にみえた方、

同業の方

学校関係の方

相談機関の方

いろいろな方との出会いやつながりはまた新たな「たからもの」になりました。

よく「初心を忘れず」といいますが、

起業したときの志は今の変わらずにいますが、

支援の方法は、年々少しずつ変わってきています。

世の中も学校も日々変化しているし、

子どもたちを取り巻く環境も変化しています。

「変わっていくこと」を恐れずに、でも、「コア(核)な部分は大切に」と思います。

 

**********

お休みの間にネットで古いドラマを見ていたら、

「あなたとは、ドッジボールではなく、キャッチボールをしたい。」

というセリフがありました。

ドッジボールは相手にぽんぽん球を当てる競技。

キャッチボールは、相手が受け止めることを念頭においたもの。

キャッチしてもらうためには、相手の状況や技量を想定しないとうまくいきません。

また、「想定」したつもりでも、想定が当たらないこともあります。

キャッチボールは最初はうまくいかなくても、

続けているうちにだんだんお互いの性格やくせがわかってきて、

「合わせて」いくものだと思います。

先ほどのセリフは、好きになった人へ自分の思いを伝える心からのセリフなのですが、

相手が大人でも子どもでも通じるスピリットだと思います。

お互い、「ボールを投げっぱなし」では近づけないですものね。

1日早く参拝に行ってきました。

桜木町の紅葉坂にある伊勢山皇大神宮の社務所のお庭です。

今年は、1日前でもかなりの人がいらしていました。

一人ひとりお願いするもの、感謝するものは違うのでしょうが、

「お願い」も「感謝」も例え声にはださなくても

より具体的な方が自分にとっても意識化できてよいのではと私は思います。

毎年の暮れ、1年を振り返り、来年のことを考えるのですが、

文字にしてみています。

すると漠然としたものが少し具体的になり、実現できたものもあります!

 

来年は、まず「キャッチボール」がうまくなるように日々心掛けたいです。

皆様、よいお年をお迎えください。

たくさん読んでくださって本当にうれしく思った一年でした。

ありがとうございます!

 

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「パターン」を見つけよう!

2024-12-24 19:21:10 | 発達や学習が心配

今日は🎄クリスマスイブ!

塾から1つ先の駅、上大岡(かみおおおか、と「お」が3つつくんです!)のイルミネーション。

 

 

年末はどうなるのかしら?

 

だんだん木の葉が落ちてさみしくなるこの季節に華やかな明かりはうれしいです!

先日、書店に行ったらすごく長い列ができていました。

コミックを大人買いしている人も。

きっと、年末の休日用の読書に備えての、ながーーーい列だったのかと

並びながら考えていました。

 

*******************************

 

年末には、何かと気ぜわしくて、少しいらいらしたりしますよね。

家の掃除に仕事の年末の忙しさが重なって・・・

年末・年始で「休む」ためにいつも以上にタスクがふえてしまう・・・

自分で自分を追い込んでいるような・・・

その「いらいら」が身近な人に向かう・・・

「言ってしまった」「やってしまった」という自分のふがいなさがさらに「いらいらのもと」になり、

「負のスパイラル」・・・・。

 

あれ、だれのこと?????

年末でなくても、やらないように、言わないようにと思いながら

つい、やってしまう、言ってしまうという

「負のパターン」は、あります。

大人だけでなく、子どもにも、です。

掃除の時間、つい、ほうきで戦いごっこをしてだれかに当たってしまったり、

つい、廊下を走ってだれかにぶつかったり、

「友達」と書こうとしてつい、「達友」と書いてしまったり・・・。

よくよく考えると毎回似たようなパターンで失敗を繰り返す。

それが、なぜか、給食の前のおなかにすいている時間に多かったりして。

子ども自身は自分のそんな「負のパターン」に気づかず、

叱られることを繰り返す。

どんなときに

どんなことが起きて

その結果どうなるのか

うまく分析できれば、「事前に防ぐ」ことができるかもしれないです。

 

では、逆に「正のパターン」もあるかもしれません。

大好きな習字の時間、うまく書けて先生にほめられる。

また、友達よりはやく仕上がったので、バケツの水かえをしたり、

墨でよごれた廊下をぞうきんでふいたりして

また、友達に感謝されたり、ほめられたり。

どんなときに

どんなことが起きて

その結果どうなるのか

うまく回る「正のパターン」を見つけられれば、

(気づかないうちにすでに起こっていたとしてもそのよいパターンに気づけば)

うまくいかなかったパターンのときにその「よい気分」を思い起こして

「気分の転換」ができるのでは?

(習字のときには、ほめられて、うまくいったんだった。

掃除のときも、ほめられることをすればいいんだ!)

・・・のように。

よく叱られたり、注意されたりする子どもも、

よく観察して探せば、きっと「正のパターン」がどこかにあるはず!

 

冬休みの家庭で大人が子どもにいらいらをぶつけたり、

子どもがかまってもらえなくていらいらを出したりしたら

どこかに「正のパターン」がないか見つけて「穴埋め」できるとよいのかもしれないです。

 

私も心して気づくようにしたいです!

 

毎日見ている富士山。

同じ山なのに毎日違う表情。

おっきなものを見るとなにかあっても動じないすごみを感じます。

 

 

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支援者の相談もお受けしています。

 

 

 

 

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どこまでが「許容範囲」?

2024-12-07 15:43:29 | 発達や学習が心配

12月も一週目が終わりに近づいています。

年末だというのにまだ1年がたっぷりありそうな気分なのは、なぜかしら?

季節感と体感がなんだかずれたままのような・・・。

 

            

学期末でたくさんテストが返ってきているお子さんも多いと思います。

テストは、つい、合計点数に目が行ってしまいますが・・・

何度も何度も消しては書き直した後があったりして。

しかも、うすく見えるその「文字」が正解なのに

消してあるので、〇がもらえない・・・。

そんなテスト用紙もあります。

 

よく、消しゴムで書き直す子どもを見ていると、

手先に課題があり、自分の思ったように書けなかったり、

自信がなかったり、

とりあえず忘れないように何か書いて、後から「先生」が見ることを考えて

字形を整えようとしていたり

・・・といろいろな理由がありそうです。

 

学校では、書いたり消したりしているうちに「終わり!」の声がかかり、

書き直すことができないまま提出。

・・・そんな様子が目に浮かびます。

 

先生が正答として認める「許容範囲」もありますが、

子どもが自分自身に対しての「許容範囲」もあります。

 

ちょっと線が曲がったのが嫌な感じ。

思ったような場所に鉛筆の先が進んでいかない。

コンパスで円を描くときに中心が動いてしまい、「弧(こ)」にならない。

 

書くことに関してだけではなく、

日ごろの生活でも

話している相手から自分の「理想の答え」「反応」が来ないと

それが「許容」できない。

答えの反応だけではなく、いつものパターンと違う事態がおこると、

それが「許容」できない。

 

図書館のコピー機の前でたくさんコピーをして、後ろの列が長くなり、

職員さんに声をかけられてコピーの続きができなくなっていらいらを出している方を

見かけたことがあります。

きっと毎回決まったページまでコピーをしている、

というパターンを崩したくなったのでしょう。

 

自分の頭の中に「理想の自分」「理想のパターン」があり、

その理想の形がとても狭い範囲だと、いらいらも大きくなるようです。

 

ここらへんでいいかな。」と「自分のok範囲」を広げられるとよいのですが、

気持ちの切り替えが急にはできないときもあります。

そんなときは、

その人にとってチャーミングな全く違うものに意識を向けてしまうか、

(子どもだったら、その子の好きなものの話をしてしまうとか見せるとか)

気持ちの整理がつくまで声をかけずにそっとしておくか

(周りが説得するとなおさら、堅くなってしまうかも。)

いらいらもやもやを徐々に軽減する方法を見つけて、

使える「魔法の道具」にしてしまうのもよいかもしれません。

手先の練習用にツリーを作ってみました。(これは私のです・・・)

低学年のお子さんは、手先の練習を重ねてきて針が使えるようになりました!

 

何か作る、書く、描くという作業は計画性も育ち、

また上手になってくると「楽しさ」も感じられて心も穏やかに過ごせます。

(それまでは、それこそ、思ったようにいかずいらいらがでちゃうかもしれませんが

 

塾の隣の区民センターでは、キッズクラブのお子さんたちがつくったランタンが

冬の夜を温かく彩っています。

手作りの温かさはいいですね!

 

 

大人の私も理想通りにいかないときの手段をいくつか(さらに)増やしていこうと思います

 

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