百菜健美☆こんぶ家族ラボ

おいしい
と感じることは生きる喜びに
そして笑顔になります。
舌で味わい、
目は閉じていても
耳は心で。

リンゴを切ると変色するという常識

2014-11-08 | Weblog

「リンゴを切ると変色するという常識」

リンゴを切ると茶色く変色する。これは常識である。しかし、米国のFDAでは遺伝子組み換えにより、切っても茶色くならないリンゴの販売を許可する動きがあるようだ。

人は常識というものを稀に鬱陶しいと思うことがあるようだ。例えば玉ねぎを切ると涙が出る。山芋をすり下ろすと手がかぶれるというのもそうだろう。

それを何故鬱陶しく思うのか、僕は時々疑問に思う。玉ねぎの涙の原因はアミノ酸が混合し硫化アリルが生成されるからなのだが、この硫化アリルには抗菌作用がある。いわゆる生体防御機能だ。山芋で手が痒くなるのは、シュウ酸カルシウムのせいだが、これも生体防御のために存在する。

では、リンゴが茶色くなるのはというと、ポリフェノールの酸化によるものだが、リンゴは切られることで酸化し、抗菌作用を持つ。やはり、カビや病気から防ぐための生体防御機能なのだ。

植物は無駄なことをしない。その植物が変化することには必ず意味がある。そしてその多くが生体防御機能なわけだ。この機能を無効にすることで、その植物に何が起きるかには、人はあまり興味がなく、その機能を停止することで得られるメリットにしか目を向けない。

そうした考えが、どれだけ我々の食文化を危険に晒して来たのかは計り知れない。食品添加物、農薬、化学肥料。そのどれ一つ取ってもメリットばかりが謳われ、それにより狂って行く生態系については無視して来た。

その最たるものが遺伝子組み換え作物である。

遺伝子組み換えリンゴ。茶色くならないことで、カットリンゴが食卓を多く飾ることになるだろう。食品工場や飲食店でも使用されることになるだろう。安全を強調しながら流通されてゆくその食品。

生体防御機能を無効にすることで起こりうるデメリットを押し込めて、開発業者だけが利益を得て、消費者の健康を奪って行くやもしれぬというのに、相変わらず、米国のFDAは呑気に構えているようだ。

※参考記事
「茶色にならない初の遺伝子組み換えリンゴ、米当局が販売認可検討」
http://jp.wsj.com/…/SB1270643581828325442320458021387065005…

「リンゴを切ると変色するという常識」    リンゴを切ると茶色く変色する。これは常識である。しかし、米国のFDAでは遺伝子組み換えにより、切っても茶色くならないリンゴの販売を許可する動きがあるようだ。    人は常識というものを稀に鬱陶しいと思うことがあるようだ。例えば玉ねぎを切ると涙が出る。山芋をすり下ろすと手がかぶれるというのもそうだろう。    それを何故鬱陶しく思うのか、僕は時々疑問に思う。玉ねぎの涙の原因はアミノ酸が混合し硫化アリルが生成されるからなのだが、この硫化アリルには抗菌作用がある。いわゆる生体防御機能だ。山芋で手が痒くなるのは、シュウ酸カルシウムのせいだが、これも生体防御のために存在する。    では、リンゴが茶色くなるのはというと、ポリフェノールの酸化によるものだが、リンゴは切られることで酸化し、抗菌作用を持つ。やはり、カビや病気から防ぐための生体防御機能なのだ。    植物は無駄なことをしない。その植物が変化することには必ず意味がある。そしてその多くが生体防御機能なわけだ。この機能を無効にすることで、その植物に何が起きるかには、人はあまり興味がなく、その機能を停止することで得られるメリットにしか目を向けない。    そうした考えが、どれだけ我々の食文化を危険に晒して来たのかは計り知れない。食品添加物、農薬、化学肥料。そのどれ一つ取ってもメリットばかりが謳われ、それにより狂って行く生態系については無視して来た。    その最たるものが遺伝子組み換え作物である。    遺伝子組み換えリンゴ。茶色くならないことで、カットリンゴが食卓を多く飾ることになるだろう。食品工場や飲食店でも使用されることになるだろう。安全を強調しながら流通されてゆくその食品。    生体防御機能を無効にすることで起こりうるデメリットを押し込めて、開発業者だけが利益を得て、消費者の健康を奪って行くやもしれぬというのに、相変わらず、米国のFDAは呑気に構えているようだ。    ※参考記事  「茶色にならない初の遺伝子組み換えリンゴ、米当局が販売認可検討」  http://jp.wsj.com/articles/SB12706435818283254423204580213870650051794
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植村直己

2014-11-08 | Weblog

やりたい事は何でもできた。
 
ところが年をとってくると疲れてくる。
 
人々は諦めみんな落ち着いてしまう。
 
世界の美しさを見ようとしなくなってしまう。
 
大部分の人は、夢を失っていくんだよ。
 
でも、僕はいつまでも子どもの心を

失わずにこの世に生きようと思う。
 
不思議なもの、すべての美しいものを見るためにも・・・

いいかい、君たちはやろうと思えば何でもできる。
 
僕と別れた後もその事を思い出してほしい。
 
やろうと思えば何でもできるんだ。
 
 
植村直己
 
君たちに僕の考えを話そう。     僕らが子どもの頃、目に映る世界は  新鮮で、すべてが新しかった。     やりたい事は何でもできた。     ところが年をとってくると疲れてくる。     人々は諦めみんな落ち着いてしまう。     世界の美しさを  見ようとしなくなってしまう。     大部分の人は、夢を失っていくんだよ。     でも、僕はいつまでも子どもの心を  失わずにこの世に生きようと思う。     不思議なもの、  すべての美しいものを見るためにも・・・  いいかい、君たちはやろうと思えば  何でもできる。     僕と別れた後も  その事を思い出してほしい。     やろうと思えば何でもできるんだ。        植村直己
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魚のアブラは何故固まらないの?

2014-11-08 | Weblog

~魚のアブラは何故固まらないの?~

今、マグロさんからお話を聴いています・・・

マグロなど魚は

陸上などと比較し、冷たい水中で生きるため、低温でも体内の脂が固まらないようにできています。

そのために魚の脂にはEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)という高度不飽和脂肪酸が含まれていているのです。

詳しくは一口に脂(脂肪)と言っても、牛や豚と魚では根本違うのです。

脂肪はグリセリン(グリセロール)1分子につき脂肪酸3分子が結合した構造をしていますが、

この結合している脂肪酸の性質によって、脂肪の性質も異なってくるんです。

脂肪酸は炭素、水素、酸素からなる炭化水素です。

分子の中に二重結合を持たないものと、二重結合を1個以上持つものがあります。

前者を飽和脂肪酸、後者を不飽和脂肪酸と呼び、この違いが融点(固まる温度)にも現れるのです。
 
一般に・・・

飽和脂肪酸は融点が高いので常温では固体、不飽和脂肪酸は融点が低く、ほとんどが常温で液体です。

そして、魚油の多くは融点の低い不飽和脂肪酸なので固まらないのです。(難しいけどナルホド!!)

『脂がのっていてトロける』と言いますが?

マグロの「トロ」の脂には、健康のために欠かすことのできない必須脂肪酸、

EPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)が豊富に含まれているんです。

EPAは・・・

中性脂肪を正常に保つ働きがある栄養素。その他にも、心臓・血管といった循環器系の病気に対する発症リスクを低くしたり、

生活習慣病を予防するといった効果も期待できる成分です。

花粉症やアトピー性皮膚炎といったアレルギー性疾患にも効果があります。

DHAにも・・・

こちらは特に、脳や神経に対して効果的というのが特徴です。

記憶力や学習力を改善・維持したり、視力の改善にも効果があるのではないかと言われています。

マグロはDHAやEPAが豊富

特に中トロ・大トロの部分にはDHAやEPAが豊富です。

「日本人の食事摂取基準」で、成人ではDHA・EPA合わせて1日1g以上の摂取が推奨されています。

その量は中トロを一切れ食べればクリアできてしまうのです。(1切れですね!)

美味しく健康に、自然の恵みに感謝していただきます(合掌)。

~魚のアブラは何故固まらないの?~  今、マグロさんからお話を聴いています・・・    マグロなど魚は  陸上などと比較し、冷たい水中で生きるため、低温でも体内の脂が固まらないようにできています。そのために魚の脂にはEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)という高度不飽和脂肪酸が含まれていているのです。    詳しくは  一口に脂(脂肪)と言っても、牛や豚と魚では根本違うのです。脂肪はグリセリン(グリセロール)1分子につき脂肪酸3分子が結合した構造をしていますが、この結合している脂肪酸の性質によって、脂肪の性質も異なってくるんです。     脂肪酸は  炭素、水素、酸素からなる炭化水素です。分子の中に二重結合を持たないものと、二重結合を1個以上持つものがあります。前者を飽和脂肪酸、後者を不飽和脂肪酸と呼び、この違いが融点(固まる温度)にも現れるのです。     一般に・・・  飽和脂肪酸は融点が高いので常温では固体、不飽和脂肪酸は融点が低く、ほとんどが常温で液体です。そして、魚油の多くは融点の低い不飽和脂肪酸なので固まらないのです。(難しいけどナルホド!!)    『脂がのっていてトロける』と言いますが?  マグロの「トロ」の脂には、健康のために欠かすことのできない必須脂肪酸、EPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)が豊富に含まれているんです。     EPAは・・・  中性脂肪を正常に保つ働きがある栄養素。その他にも、心臓・血管といった循環器系の病気に対する発症リスクを低くしたり、生活習慣病を予防するといった効果も期待できる成分です。花粉症やアトピー性皮膚炎といったアレルギー性疾患にも効果があります。    DHAにも・・・  こちらは特に、脳や神経に対して効果的というのが特徴です。記憶力や学習力を改善・維持したり、視力の改善にも効果があるのではないかと言われています。     マグロはDHAやEPAが豊富  特に中トロ・大トロの部分にはDHAやEPAが豊富です。「日本人の食事摂取基準」で、成人ではDHA・EPA合わせて1日1g以上の摂取が推奨されています。その量は中トロを一切れ食べればクリアできてしまうのです。(1切れですね!)    美味しく健康に、自然の恵みに感謝していただきます(合掌)。
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