珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

Earth Wind and Fire

2012-07-08 08:59:19 | フュージョン/Instrumental
フュージョンはジャンル間の融合ですのその境界はどうしても曖昧になってしまいます。Larry Carlton、Lee Ritenour、カシオペアなどは、いわゆるフュージョンなのでしょうが、私の中ではInstrumental含めてジャンルが曖昧なものはフュージョンということで・・・。ソウルやブラックコンテンポラリーも、この部類に入ってきます。さすがにMichael JacksonはPopsかなと思いますが、Quincy Jones はぎりぎりフュージョンでしょうか。今回はEarth Wind & Fierを取り上げます。

70年代後半から80年代はディスコ全盛期で、Popsは勿論周辺領域へもその影響がありました。Earth Wind & Fierの「Let's Groove」やQuincy Jonesの「Ai No Corrida」が流行っていたのは高校1年生当時です。私は既にRock志向が強まっていましたが、こういった曲もしっかり録音してラジカセで聴いていました。「Let's Groove」を含む81年のアルバム『RAISE!』は多彩な構成ですが、EW&F節を堪能できます。このアルバム以降、方向性を失ったのは残念ですが。


Earth Wind & Fireの売りはやはり、Maurice WhiteとPhilip Baileyのツインボーカルですね。どちらかが好きというのでなく両者のコントラストがいいと思います。例えば「Fantasy」のメインはPhilip Baileyですが、途中でMaurice Whiteの太い声が入るところで、グッと重心が下がる辺りです。アルバム『All 'N All』もいい曲が揃っています。バラードが充実しているのもこのアルバムの魅力です。特にPhilip Baileyが歌い上げる「I'll write a song for you」のラストは痺れます。


時代は少し下がりますが、Philip Baileyで記憶に残っていると言えば、Phil Collinsと組んでヒットした「Easy Lover」があります。1985年、まだまだディスコ健在の頃です。当時は音楽を聴く=MTVでプロモーションビデオを見る、みたいな雰囲気がありました。「Easy Lover」のビデオは好きなものの一つでした。途中、Phil Collinsの華麗な?ステップも見れます。Paul McCartneyとMichael Jacksonの「Say Say Say」もそうですが、コラボもののビデオは単純に楽しいです。


社会人以降、往年のヒット曲を含むオリジナルアルバムを買うのが私のCD購入の一つのパターンになっています。アルバム中の他の曲にも当時の息吹を感じます。これにオーディオで聴く楽しみが加わります。曲は懐かしいのですが、音は追い込んでいる過程の進行形のものなので、昔と今がつながる不思議な感覚となるのです。
コメント
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