珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

大田区Yさんを迎えて

2017-12-16 09:17:52 | オフ会
12月2日、大田区Yさん(以下、Yさん)をお迎えしてオフ会を行いました。Yさんとは7月のkikiさん宅訪問以来、約5か月ぶりとなります。実はkikiさんも同じくご来訪の予定でしたがご都合が悪くなり、今回はYさんのみの参加となりました。Yさんとは2016年初夏に相互訪問をしていますから、ちょうど1.5年ぶりのお越しとなりました。DALIの平面SPを愛用するYさんは音場重視のサウンドを追求されています。kikiさんとの交流もその路線ですね。私自身もSPには消えて欲しい派で、皆さんと欲するサウンドは共通します。どこまで要望に応えられるかは?ですが、音場談義を楽しみにしていました。


なるべく音場を楽しめる音源を用意しましたが、Yさんは普段モーツァルトを聴かれないとのことでした(汗)。まあ臨機応変ということで。ゲストのお好みのジャンルに関わらず、出だしはヴォーカルにしています。双方リラックスして入れることに加えて、何より声は身近なサウンドです。


しばらく私の音源で楽しんでいただいた後、Yさんの持ち込み音源を鑑賞しました。YさんはPCオーディオ派です。音源はUSBメモリで持ってきていただきました。ドヴォルザーク、チャイコフスキー、ブラームスあたりが多かったですね。Yさんは聴きどころを抑えているようで、「新世界より」等いくつかの課題曲について音場の違いを確認されていました。概ねご自宅で聴かれているような音場を確認して、ご納得の様子でした。Yさんの場合、AITのDACを導入したことで音場表現への関心が高まり、クラシックを積極的に聴かれるようになりました。オーディオがジャンルを切り開いた形ですね。


「新世界より」ではやはりケルテスでしょうか。私はCDしか持っていませんが、それでも十分楽しめます。録音に関して、中々これを超える盤がない、といった話がありました。いずれハイレゾなど別音源も聴いてみたいです。


LIVING STEREOに、MERCURY LIVING PRESENCE。昔からクラシックのオーディオファンの間で音が良いとされたシリーズが、安価なBOXセットで購入できるようになりました。チャイコフスキーに限らず、実はあまり交響曲を聴いてません。少しは間口を広げてもいいかも。


ヴァイオリン協奏曲は私もよく聴きます。シベリウスはハイフェッツとヒラリーハーン(拙宅の音源)と新旧の聴き比べでした。時代の経過を感じさせません。ブラームスにしても、ヴィエニャフスキにしても、まだまだ素晴らしいヴァイオリン協奏曲が沢山あります。


ジャズの女性ヴォーカルはマリエル・コーマンを紹介いただきました。CDは澤野工房が扱っています。とても清楚で耳に馴染む、ヴォーカルです。バックで演奏するヨス・ヴァン・ビーストとは夫婦だそうです。優しい声とピアノのタッチが相まって、癒されます。


ジャズでは普段はあまり聴かない、ビブラフォンにヴァイオリンです。先のヴォーカルに通ずる、癒しがありますね。Yさんのお好み、よく分かります。大御所のステファングラッペリの濃いめヴァイオリンに、ゲーリーバートンの優しいビブラフォンが寄り添います。


年代によって録音のスタイルが変わり、それによってオーディオで再生される音場も当然ですが変わってきます。Yさんにとっては古い時代のシンプルな録音の音源の方が、自然な音場が形成されるため好みに合うようです。80年代録音のイタリア合奏団(デノンの録音)をかけた後、イ・ムジチの四季(古い方)のリクエストがありました。確かに前者の方が個々の楽器が強調されるのに対して、後者は全体を俯瞰する感じがあります。私自身は鈍感力を発揮して(苦笑)、どの時代の音源も楽しんでいますが、音場一つとっても楽しみ方は様々ということかと思います。

Yさん、今回も素晴らしい音源を沢山紹介いただきありがとうございました。4時間、あっという間に経過してしまいましたね。また蒲田のお宅にお邪魔してDALIの平面スピーカーを聴けることを楽しみにしています。来年になりますが、よろしくお願いします。
コメント (10)
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