珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

滝子山

2018-04-09 23:18:08 | その他
4月最初の土曜日、メンバー3名で、山梨県の滝子山に登ってきました。しばらく雨の予報が続いていて諦めモードだったのですが、明け方には雨が上がることが判り、予定通りの催行となりました。実際、横浜線で八王子へ向かう際には青空が広がりました。登山中も雲こそ出ましたが、雨は降りませんでした。この日は終日、高雲で、富士山のピークが見え続けたのが何よりです。滝子山からの富士山の光景は、秀麗富嶽十二景の一つに選ばれています。昔懐かしい500円札に描かれていた富士山の構図を記憶されている方もいるでしょう(正確には別の山です)。期待を抑えつつ中央道を進みました。

滝子山は横浜方面からですと、大月の少し先、大菩薩嶺の南に位置します。初狩まで車で移動し、JRで一駅進んだ笹子が出発地点です。笹子の先はトンネルを経て勝沼となります。日本酒「笹一」や笹団子の看板に気を引かれましたが、荷が重くなるので先を急ぎます。


登りルートは沢沿いを進みます。頂上近くまで沢と付かず離れずの関係が続きました。途中、何度か渡渉を繰り返し、高度を上げました。


結構いいペースで登り、2時間ほどで滝子山ピークへ到着です。ここで1時間ほどの休憩をとり、それぞれ昼食をとりました。1600mの山頂では季節が戻ります。レインスーツを着込んで寒さを凌ぎました。


富士山の眺めにしばし、声を失いました。富士の白と雲のグレーの差がなく、見栄えがしないのが残念でしたが、良しとします。


ズームアップです。富士山の手前の山は、河口湖に近い三ツ峠山です。学生時代に登りました。雨で富士山が全く見えなかったことを、断片的に憶えています。


目を北西に転じると、金峰山、国師岳など奥秩父の名峰群です。この写真では判りにくいですが、金峰山の五丈岩を、肉眼で視認できました。


更に奥には残雪の八ヶ岳です。中央のピークが赤岳、その左に編笠山、右に横岳です。雪山の話ですが、3月末、痛ましい滑落事故がありました。


全体的に春はまだ先といった印象でしたが、所々の花木に春を感じてきました。麓のソメイヨシノは既に散っていましたが、ヤマザクラは満開でした。


ピンクが鮮やかなヤマツツジです。こちらも目を引きました。


高度を下げるに連れて新緑が増えていきました。あと1か月ほどすると山全体が若葉で溢れることでしょう。


長い下りを終えて初狩の山里に着きました。ここからも見事な富士山が・・・。日常でこんな光景を見れるとは羨ましいですね。


再び初狩に戻ってきました。滝子山を振り返ります。予想通り素晴らしい山でした。この山域は横浜からのアクセスもよいので、秋にでもブラッと訪れるのもありだなと、思っています。


この時期、山の麓ではビデオテープを巻き戻したような光景が見れます。満開のレンギョウやユキヤナギもそうでした。同じ巻き戻しでも閉口したのが杉花粉です。終始、鼻水が出て仕方ありませんでした。翌日はkikiさんを迎えてのオフ会でしたが、何とか朝方に鼻の方は落ち着きました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする