先の週末、OCTAVEのプリアンプHP300SEの自宅試聴を行いました。その簡単なレポートです。このところ大型の投資は控えていましたが、昨年あたりからプリアンプへの関心が高まっています。各所のオフ会で素晴らしいプリアンプに接したことにも後押しをされました。昨年秋にはショップ主催の比較試聴会に参加しました。売り込みと分かっているとはいえ、プリが入る効果を実聴してもいます。順番から言えばSPへの投資なのでしょうが、現在はプリの一択といった心境です。同じ試聴でも確実なのは自宅試聴です。お世話になっているダイナさんから1週間ほど借りることとしました。
普段はフェーズメーションのフォノイコライザが収まっているラックの下段に、HP300SEをセットしました。色はブラックですが、仮に採用となった場合には勿論、シルバーを選びます。これまた想像ですが、採用となった場合、フォノイコライザをどこに置くかも思案しなければなりません。左手前の黒いボックスは電源部になります。電源をパワーアンプと分離できる点が、セパレートの利点の一つと聞いています。筐体が増える、投資が嵩むといったデメリットはあるものの、多くの上級者がセパレートアンプに移行されているのは、十分なおつり≒価値を実感しているからだと思います。
ウェルフロートのボードとのサイズ感もぴったりです。つまみは3つあり、左からゲイン調整、ボリューム、そして入力セレクタです。ゲインとボリュームの位置の組み合わせで音量を調整するわけですが、同じ音量でも風景は変わって聴こえるでしょうね。
拙宅のプリメインアンプはOCTAVEではエントリー機のV40SEです。てっきりパワーアンプとしては使えないと思い込んでいましたが、チューバホーンさんに、「それはないでしょう」と指摘しただいたのは何時だったか(汗)。セレクタでFront Chを選ぶと入力信号がストレートにSPへ伝えられます。聴き始めてしばらくすると音が急に小さくなる状況に焦りましたが、これはV40SEのエコモードが働いたから。一定時間、入力信号が入らないと休止状態になる機構です。入力信号の有無はプリ回路で判断しているようで、実際、エコモードを外すと問題なく聴き続けられました。
実質、土日の2日間の試聴となりましたが、ジャンルを超えて様々な音源を聴きました。音が闊達になる、声に血が通う、ニュアンスがより表現される・・・プリの効果にはいろんな表現がありますね。オーディオ評論的な表現はさておき、自身がどう感じたか、が大事かと思います。個々の音が活きるというのが私の総合的な印象です。音数が増えるのではなく、音のメッセージが伝わる感じです(これも十分感覚的な表現ですが)。ただし、強調する感じは受けません。一通りの試聴を終えてV40SEを聴いてみると、当然、聴き慣れた音となりますが、何となしの大人しさ、物足りなさは、あります。
慌ただしい試聴を終え、HP300SEを送り返しました。短期スパンの音弄りもオーディオの楽しい側面ですが、中長期的にどんなシステムにするのかを想像しながら進むのも、別の側面としてあるように思います。プリアンプを導入すれば、パワーアンプはどうするといった話もありますが、先の先のことは考えず、まず一歩としてのプリアンプ導入を前向きに考えています。音そのものだけでなく、音の捉え方にもプラスになるように感じました。
普段はフェーズメーションのフォノイコライザが収まっているラックの下段に、HP300SEをセットしました。色はブラックですが、仮に採用となった場合には勿論、シルバーを選びます。これまた想像ですが、採用となった場合、フォノイコライザをどこに置くかも思案しなければなりません。左手前の黒いボックスは電源部になります。電源をパワーアンプと分離できる点が、セパレートの利点の一つと聞いています。筐体が増える、投資が嵩むといったデメリットはあるものの、多くの上級者がセパレートアンプに移行されているのは、十分なおつり≒価値を実感しているからだと思います。
ウェルフロートのボードとのサイズ感もぴったりです。つまみは3つあり、左からゲイン調整、ボリューム、そして入力セレクタです。ゲインとボリュームの位置の組み合わせで音量を調整するわけですが、同じ音量でも風景は変わって聴こえるでしょうね。
拙宅のプリメインアンプはOCTAVEではエントリー機のV40SEです。てっきりパワーアンプとしては使えないと思い込んでいましたが、チューバホーンさんに、「それはないでしょう」と指摘しただいたのは何時だったか(汗)。セレクタでFront Chを選ぶと入力信号がストレートにSPへ伝えられます。聴き始めてしばらくすると音が急に小さくなる状況に焦りましたが、これはV40SEのエコモードが働いたから。一定時間、入力信号が入らないと休止状態になる機構です。入力信号の有無はプリ回路で判断しているようで、実際、エコモードを外すと問題なく聴き続けられました。
実質、土日の2日間の試聴となりましたが、ジャンルを超えて様々な音源を聴きました。音が闊達になる、声に血が通う、ニュアンスがより表現される・・・プリの効果にはいろんな表現がありますね。オーディオ評論的な表現はさておき、自身がどう感じたか、が大事かと思います。個々の音が活きるというのが私の総合的な印象です。音数が増えるのではなく、音のメッセージが伝わる感じです(これも十分感覚的な表現ですが)。ただし、強調する感じは受けません。一通りの試聴を終えてV40SEを聴いてみると、当然、聴き慣れた音となりますが、何となしの大人しさ、物足りなさは、あります。
慌ただしい試聴を終え、HP300SEを送り返しました。短期スパンの音弄りもオーディオの楽しい側面ですが、中長期的にどんなシステムにするのかを想像しながら進むのも、別の側面としてあるように思います。プリアンプを導入すれば、パワーアンプはどうするといった話もありますが、先の先のことは考えず、まず一歩としてのプリアンプ導入を前向きに考えています。音そのものだけでなく、音の捉え方にもプラスになるように感じました。