珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

Antonio's Song

2011-05-08 07:31:42 | ボサノバ/ラテン
いつものことながら、大型連休は終わるのが早いですね。この時期は新緑や五月晴れの清々しさが嬉しいです。もうしばらくすると梅雨と酷暑ですから、余計に有難みを感じます。これから夏にかけて聴きたくなる音楽と言えば、私の場合、やはりボサノバです。今回紹介する「Antonio's Song」は AOR の Michael Franks の曲ですから Pops(洋) で取り上げるべきですが、曲を捧げられた大御所 Antonio Carlos Jobim に因んでボサノバ/ラテンとして紹介します。

「Anotonio's Song」を意識して聴くようになったのは、後述する Ana Caram が先のはずです。中学後半以降、洋楽を聴くようになりましたが、ロック路線に直行したので、いわゆる AOR は私的には傍流でした。したがって Michael Franks はリアルタイムでは聴いていません。「Anotonio's Song」は1978年のアルバム『Sleeping Gypsy』に収められています。Michael Franks の気だるそうな歌と、フュージョン界の一線級のミュージシャンによる演奏を比べながら聴くのも面白いです。


Ana Caram を知ったのは、90年代の前半でオーディオ誌のCD評でした。レーベルはチェスキーで、優秀録音盤として紹介されていました。初めてステレオコンポを揃えた時期だったので、オーディオ誌にアンテナを張っていたのでしょう。『Amazonia』を聴いた時も、独特の空気感に音の良さを感じたものです。控え目な「Antonio's Song」ですが、浸るには持ってこいとも言えます。このアルバムをきっかけに、Ana Caram の他アルバムも買い足しています。


続いて日本のUAのカヴァーです。90年代の後半にFM放送で聴く機会があり UAと「Antonio's Song」の組み合わせが頭にインプットされました。その後、忘れていたのですが、何かのきっかけで思い出し、 iTunesさらにはCDでも購入しました。この「Anotonio's Song」は歌もいいですが、ギターが負けじと素晴らしい!です。オリジナルのLarry Carltonよりいいかも。Michael Franks 自身もこのカヴァーを評価している・・・といった記事をどこかで読んだ記憶があります。


「Anotonio's Song」は、他にも多くのアーティストにカヴァーされています。まだ未入手ですが、Salena Jones、Helen Merrillがあります。70年代後半に活躍したシンガーソングライター、豊島たづみバージョンも気になります。79年のアルバム『とまどいトワイライト』に収められています。CDはアマゾンで高値がついてるので、アナログでもいいかなと。

Voyage MPD はチューニングやネットワーク構成の見直しなどやっています。昨日発売されたPCオーディオfan Vol.4でもVoyage MPD の関連記事がありました。落ち着いたところで、苦戦したところ、音質改善点など紹介したいと思います。
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