ワールドカップ、ようやく出場が決まりました。火曜日は職場を早めに切り上げてTV観戦された方も多かったのではないでしょうか。印象に残ったのは本田選手のPK、というより気持ちの強さでした。蹴る前からボールを抱えてましたし、蹴った先はゴールのど真ん中。優勝宣言には様々な受け止め方があるでしょうが、ここまで身で示されると説得力はありますね。残り1年、しっかり仕上げてブラジル大会に臨んで欲しいものです。さて、今回は、その前日の東京文化会館でのヴァイオリンリサイタルの話題です。チョン・キョンファさんの15年ぶりの日本での演奏会に行ってきました。
キョンファさんについてはクラシックファンであれば説明は不要ですね。全盛期は70~80年代ですが、オーディオはもちろんクラシックも全く疎遠だった私は、存在を知ったのはずっと後でした。おそらく名前はどこかでインプットされていたのでしょう。オーディオ熱が高まってクラシックに興味がわき、ヴァイオリンの世界の指南役に選んだのがキョンファさんでした。その後もDeccaのBOXはよく聴いてますし、EMI移籍後の個別のアルバムも散発ですが購入しています。おかげでBRUCHやSAINT-SAENSのヴァイオリン協奏曲のような、これまで知らなかった名曲を好んで聴くようになりました。
上野駅前からのスカイツリーです。いつもながらコンサート前はちょっとした高揚感がありますが、この日は特にそうでした。それでもお腹は空きますので、サンドイッチを頬張りながら開場を待ちました。
文化会館はAna Vidovicさんのリサイタル以来ですが、大ホールは初めてです。まわりを見るとキョンファさんと同世代のご年配の方が多かったようです。開演前には満席となっていました。
プログラムは、前半がMozartとBrahmsのソナタ、後半はSzymanowskiの「夜想曲とタランテラ」とFrankのヴァイオリンソナタです。前半の落ち着いた感じから転じて、後半はグッと力がこもって引き込まれました。Szymanowskiの躍動感にあふれる演奏を、キョンファさん自身も楽しんでいるようでした。例によって演奏後にブラボー!と叫んでいるおじさんがいましたが、気持ちは理解します。締めのFrankのソナタもいい曲ですね。これは予習不足を反省しなければなりません。全編ピアノとのカップリングで、ピアノはKevin Kennerさんでした。優しいタッチは今のキョンファさんの演奏にもピッタリだと思った次第です。
会場ではCDを1枚購入しました。EMI盤でBEETHOVENとBRUCHのヴァイオリン協奏曲です。前者はコンセルトヘボウ管弦楽団との組み合わせを、後者はキョンファさん自身のDECCA盤との聴き比べを楽しむことにします。リッピング済でこの週末はこれ1枚で十分です。
ピークの時代の演奏を聴きたかった・・・本音ではそうですが、こればかりは巡りあわせですから仕方ありません。当時の演奏はオーディオに委ねることにします。盤質のいい中古レコードを、値は張っても時間はかかっても、集めていくのも面白いと思います。おそらく生で聴く機会はもうないでしょう。2005年に指を故障し苦しいブランク期間があったようですが、それを克服して復活してくれたことにまずは感謝です。なんとか最終列車に間に合った、そんな感じでリサイタルを楽しませていただきました。昔の演奏を聴いていない分、余計な比較をしないで済んだのかも知れません。
ところでキョンファさんの母国、韓国はサッカーでは日本より先輩格です。最終予選は混戦模様ですが、ようやく首位に出ました。因みに日本は5大会連続出場となりましたが、もし韓国の出場が決まると8大会連続になります。オーストラリアを含めて、このところアジアのサッカーは東高西低となったようです。
キョンファさんについてはクラシックファンであれば説明は不要ですね。全盛期は70~80年代ですが、オーディオはもちろんクラシックも全く疎遠だった私は、存在を知ったのはずっと後でした。おそらく名前はどこかでインプットされていたのでしょう。オーディオ熱が高まってクラシックに興味がわき、ヴァイオリンの世界の指南役に選んだのがキョンファさんでした。その後もDeccaのBOXはよく聴いてますし、EMI移籍後の個別のアルバムも散発ですが購入しています。おかげでBRUCHやSAINT-SAENSのヴァイオリン協奏曲のような、これまで知らなかった名曲を好んで聴くようになりました。
上野駅前からのスカイツリーです。いつもながらコンサート前はちょっとした高揚感がありますが、この日は特にそうでした。それでもお腹は空きますので、サンドイッチを頬張りながら開場を待ちました。
文化会館はAna Vidovicさんのリサイタル以来ですが、大ホールは初めてです。まわりを見るとキョンファさんと同世代のご年配の方が多かったようです。開演前には満席となっていました。
プログラムは、前半がMozartとBrahmsのソナタ、後半はSzymanowskiの「夜想曲とタランテラ」とFrankのヴァイオリンソナタです。前半の落ち着いた感じから転じて、後半はグッと力がこもって引き込まれました。Szymanowskiの躍動感にあふれる演奏を、キョンファさん自身も楽しんでいるようでした。例によって演奏後にブラボー!と叫んでいるおじさんがいましたが、気持ちは理解します。締めのFrankのソナタもいい曲ですね。これは予習不足を反省しなければなりません。全編ピアノとのカップリングで、ピアノはKevin Kennerさんでした。優しいタッチは今のキョンファさんの演奏にもピッタリだと思った次第です。
会場ではCDを1枚購入しました。EMI盤でBEETHOVENとBRUCHのヴァイオリン協奏曲です。前者はコンセルトヘボウ管弦楽団との組み合わせを、後者はキョンファさん自身のDECCA盤との聴き比べを楽しむことにします。リッピング済でこの週末はこれ1枚で十分です。
ピークの時代の演奏を聴きたかった・・・本音ではそうですが、こればかりは巡りあわせですから仕方ありません。当時の演奏はオーディオに委ねることにします。盤質のいい中古レコードを、値は張っても時間はかかっても、集めていくのも面白いと思います。おそらく生で聴く機会はもうないでしょう。2005年に指を故障し苦しいブランク期間があったようですが、それを克服して復活してくれたことにまずは感謝です。なんとか最終列車に間に合った、そんな感じでリサイタルを楽しませていただきました。昔の演奏を聴いていない分、余計な比較をしないで済んだのかも知れません。
ところでキョンファさんの母国、韓国はサッカーでは日本より先輩格です。最終予選は混戦模様ですが、ようやく首位に出ました。因みに日本は5大会連続出場となりましたが、もし韓国の出場が決まると8大会連続になります。オーストラリアを含めて、このところアジアのサッカーは東高西低となったようです。
る文です
ご自分のお気持ちをこのように表現できるvafanさんをとて
も羨ましく思います
>おそらく生で聴く機会はもうないでしょう
またの機会があってほしいとは願いますが、
誰も気が付かないうちに時間は過ぎていってしまうんです
よね
最後になってしまったのかもしれないリサイタルを文化会
館で聴くことが出来たということは、
vafanさんだからこそだと思っております
おそらくpat_mthny7205さんだろうと、想像してました(笑い)。
今回は少々、値段が張りましたが、リサイタルの存在を
知ってから、即、チケットを購入してしまいました。
パフォーマンスをどうのこうの、というのは私は気に
しない方です。おそらく辛口の意見もあるでしょうが、
貴重な2時間を楽しんできました。