野菜ソムリエPro. AndyのBlog

「奈良・吉野」の玄関口を中心に活動する、吉野郡唯一の野菜ソムリエPro.&果物ソムリエのベジフルライフをつづっています。

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★野菜ソムリエPro.&ベジフルフラワーアーティスト   宮坂敏史オフィシャルサイトURL
https://miyasaka831.jimdofree.com/

ベジフルツアー in 福井 その8

2018年08月14日 21時00分47秒 | こちら「831放浪記♪」

若狭の名産、鯖料理でお腹も満腹になったあとは
「JA若狭 ふれあい市場」でお買い物。


続いて、ネギとミニトマトの養液栽培の大規模ハウスを見学。

ご案内頂きましたのは、前日の懇親会でご一緒させて頂きました、
JA若狭の村田販売部長




まずはネギのハウス。
ハウスは専用のスリッパに履き替えて入ります。





ネギ、試食しました。
養液栽培ですが、味は露地と遜色ありません。
しかも甘味もあり、サラダのアクセントとしても使えそうでした。


続いて、山間に車で15分ほど走ったところにあるミニトマトのハウスを見学。






しかもミニトマトの農家さんは30代前半の男性。
20代で脱サラして農業の世界に飛び込んだとか。

ネギとミニトマトは。それぞれ綿密な年間計画を作り、しかも栽培にも工夫。

更には市場を通さず直接取引を実現する事で、
利益が出るような仕組みとなっているそうです。

そして、最後の締めくくりは、
魚介類の直売所「日本海さかな街」へ

その中に、おぼろ昆布のお店「木崎商店」さんがあります。

今や数少なくなった、おぼろ昆布の職人さん。

おぼろ昆布の削り出しの実演を見学させて頂きました。






削り取った最後、こちらは、
バッテラの材料になります。

そして、お買い物をして、JR敦賀駅で解散

久方振りの福井。
タップリ楽しむ事が出来ました!

しかも奈良と縁の濃い地域。

若狭という1つの地域の食に触れるだけで、
自分が済んでいる地域、または他地域の食文化の理解にもつながりました。

印象的な事は沢山ありますが、
今回お会いした食に携わる方々が、
杉箸赤カンバの生産者さんといい、
くぼ丸なすの生産者さんといい、
イキイキとされていたこと。

また、小浜市が、地元の食文化について、
義務教育の段階から積極的に学べる機会が多い事も印象的でした。

福井の野菜ソムリエさんの足元には到底及びませんが、
僕も地元吉野の「下市」でフードツーリズムをさせて頂いてますが、
改めて感じた点は、

年齢関係なくこうしたイキイキと食に取り組んでいる方と接し、
参加者に刺激を頂けるのが、フードツーリズムの醍醐味でもあると感じました。

吉野でも、例えば、御年80歳を超えてもイキイキと農と食に携わってる方々がいらっしゃいます。
先日なんか93歳の現役のスイカ農家さんと会いましたよ。
そうした方々と接する機会。
そして、そうした方々の伝統を継承する仕組みが、
奈良でも作れたらなぁ~と感じました。

8回にわたってご紹介しました、
「ベジフルツアー in 福井」。
お付き合いいただきまして有難うございました。

最後に、
今回お伺いさせて頂きました皆さん。
参加者の皆さん。
そして福井の野菜ソムリエの皆さん。
ありがとうございましたm(__)m

また、福井に足を運びたいと思います。



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ベジフルツアー in 福井 その7

2018年08月14日 20時36分58秒 | こちら「831放浪記♪」
ベジフルツアー in 福井 2日目。


続いて向かったのが、「御食国若狭おばま食文化館」。

まず、小浜市の伝統工芸品「若狭塗り箸」の研ぎ出し体験をおこないました。

あらかじめ下地や模様を塗られ、
その上に漆塗りされたお箸をヤスリで研いで模様を出していくのです。

が、なかなか力加減が難しい。

ちょっとした力加減で模様の出方が違ってきます。


で、出来上がったのがコチラ。




そのあと、日本の食文化について、
学芸員さんに解説して頂きながら館内巡り。


日本食の1つ「寿司」の展示では・・・。


奈良・吉野の名産「柿の葉寿司」も紹介されてました。


「雑煮」では、奈良県でお餅にきな粉をつけて食べられている事も紹介。
(展示では、奈良県添上郡となっていて、大根は半月切りになってました。)

また、小浜市は杉田玄白ゆかりの地。

そして、「養生七不可」、つまり長生きするための7つの「しないこと」も唱えているのです。


現代にも通じますね。


しかも、こちら「御食国若狭おばま食文化館」では、昨年、
杉田玄白没後200年を記念して、
「現代版養生七不可」を募集されました。



で、入賞作品がコチラ。
どの作品か忘れましたが、
高校生、大学生の作品もあるとのこと。

後日、知人から聞いたのですが、
小浜市は教育レベルが高く、地元の食文化の勉強も積極的に取り組んでいるとのこと。
高校生、大学生が入賞するのも納得ですね。

更に、若狭は奈良時代から食を通じた交流があると言われてます。

奈良・東大寺二月堂で、毎年3月に行われる「お水取り」。

そこで使われるお水は若狭のお水で、10日かけて奈良に届くと言われてます。
お水取りの10日前には若狭の地で「お水送り」が行われるのです。

若狭は結構奈良とつながりがあるのですね。
先ほどの葛といい。


さて、ランチは「濱の四季」にて
コチラの店長さんは野菜ソムリエさんです。


「鯖街道御膳」。


で、頂いた鯖料理の数々。








鯖料理は肉厚でフワッとしていて美味しかったです。
しかも、鯖特有の臭みも殆どなく、旨味がギュッと詰まってました。


そうそう、お箸は伝統工芸品「若狭塗り箸」です。
細かいところまでコダワル・・・ココ、フードツーリズムで大事です!

結構、このあたり、ありきたりの割りばしだったりする場合が少なくないのです。

地元の資源を活かすって言われて久しいですが、まさにこのことだと思います。

その後は「JA若狭 ふれあい市場」でお買い物をしたのち、
ネギとミニトマトの溶液栽培の大規模ハウスを見学。

次回に続きます。

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