知人よりお誘いを頂き、
奈良の梨の産地、大淀町「大阿太高原」の
とある梨農家さんところへ袋がけをさせて頂きました。
梨の袋がけは、実は初めて。
今回袋がけさせて頂いたのは、二十世紀。
昨年秋、東京「奈良まほろば館」でPRさせて頂いた梨と同じものです。
袋のかけ方にはコツがあります。
二十世紀梨(他の品種もそうかもしれないですが)は軸が木の枝のつけ根からポキッと折れやすいからです。
また、収穫する時に果実の位置が人の目線の高さになるように、真横に張り巡らされたワイヤーで梨の枝を固定して仕立てられています。
ワイヤーは上空から見ると碁盤の目のようになっています。
そのため、袋がけは天体望遠鏡を見るように、目線はやや上を見上げながら作業する事が多いです。
梨の実の軸を観察すると、折れやすい方向があることを発見。
梨の実を落とさないために、私は軸の形を見て、その都度、立つ位置や袋をかぶせる方向をを変えながら、黙々と、丁寧に袋がけしていきました。
愛着、気配りが求められることを実感しました。
皆さんに助けてもらいながら、
お陰様で、朝から夕方まで、私一人で550程の袋がけをこなす事が出来ました。
ちなみに、今回袋掛けさせて頂いた梨畑ではクローバーが一面に生えていました。
クローバーは他の雑草の生育を抑えてくれて、炎天下により土が焼けるのを抑えてくれます。
また、クローバーは「マメ科」植物。
根っこに根粒菌がつき、
それが梨の肥料となり、
土に力をつけてくれます。
(結果として農薬散布の回数を減らすことにもつながります)
野菜ソムリエPro.として、
大淀町で活動させて頂いて5年あまり。
昨年は果物ソムリエも取得しましたが、
大阿太高原の梨については、まだまだ理解不足。
理解を深め、生活者に魅力をPRするためにも、
これからも可能な範囲で梨畑の「現場」をカラダで経験していきたいです。
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