7月21日(日)のチャレンジ体験農業塾の作業では、
「かんぴょう作り」を行いました。
お寿司の具材で使われている、あの「かんぴょう」です。
奈良県内でも昔は各家庭において、手作りで「かんぴょう」を作られていました。
最近はお寿司でもあまり見かる機会が少なくなり、
生活者にとって、忘れ去られつつある野菜(の加工品)といえます。
更に高齢化や後継者不足も重なり、
奈良県内においても、手作りでかんぴょうを作り干している光景は絶滅寸前です。
数年前なら奈良県内での道の駅でも、地元産のかんぴょうを見かけましたが、この頃はほとんど見かけなくなりました。
そんな貴重になりつつある「手作りかんぴょう」を今回、作りました。
まず、畑で夏野菜と合わせて、かんぴょうの材料である「ゆうがお」を収穫しました。
ここ最近度々顔を出すサルの襲来で、マクワウリ、スイカ、トウモロコシなどは被害を受けて、
ほとんど収穫できなくなりましたが、それ以外の夏野菜は収穫することが出来ました。
そのあと、古民家「おおいわ結の里」に移動し、かんぴょう作りへ。
まず、かんぴょうを横に輪切りにします。
続いて、外皮をむいた後、
果肉を大根の“かつらむき”のように、むいていきます。
ワタ(タネ)のある部分まで、薄く長くむいていきます。
薄くむいていくのがコツですが、これが難しいのです。
ちなみに、写真の道具は、農業塾塾長のご家庭で、昔、使っておられた道具「かんぴょうむき」です。
刃はカミソリ(昔のカミソリです)を使われてます。
ゆうがおの果肉は、大根よりも軟らかく、ややプルンとしています。
ほとんどの方が初めての「手作りかんぴょう作り」。
初めての感触に、皆さん最初は戸惑ってらっしゃいましたが、
時間が経つにつれて、薄く長くむいておられました。
むいたかんぴょうは、古民家の軒先に据え付けた“青竹”に乾燥させていきます。
青竹を使うのがミソです。
青竹は油分が含まれていて、かんぴょうが乾燥してもくっつきにくいためです。
大体1週間程度干して完成となります。
暑い中、お疲れさまでした。
ありがとうございました。
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