野菜ソムリエPro. AndyのBlog

「奈良・吉野」の玄関口を中心に活動する、吉野郡唯一の野菜ソムリエPro.&果物ソムリエのベジフルライフをつづっています。

吉野・下市のさくらんぼ「辰誠園」さんへ

2018年07月12日 20時50分51秒 | 吉野下市もんの野菜果物
ようやく、ブログを更新しました。

6月初め、「吉野のさくらんぼ」を作っておられる
下市町の「辰誠園」の辰巳嘉直さんより、
「さくらんぼが収穫期を迎えたので是非、畑を見に来て~」とお電話を頂き、

お伺いしました。


辰巳さんは、
下市町梨子堂地区で、
奈良県内では珍しいさくらんぼを栽培。




標高400mの傾斜地で、
必要最低限の肥料で、
しかも窒素をわずかしか使わないことで(人間で例えると糖質オフをしているのと同じです)、
さくらんぼが持つ子孫本能を引き出しながら栽培しています。
その為、1粒1粒にボリュームが増します。
しかも寒暖の差がありますので、甘みが強くなりますし、更に完熟収穫❗️
より鮮やかな色になります。

今年は例年より10日ほど収穫が早いそうですが、実っている姿は圧巻でした。

佐藤錦、紅秀峰、高砂など数種類育てられていて、新品種も実験栽培中。




佐藤錦。


こちらは高砂。
酸味のきいた品種ですが、まろやかな酸味で食べやすかったです。



こちらは紅さやか。
アメリカンチェリーではありません。
紅さやかは完熟させると黒っぽくなりますが、
辰巳さんところの紅さやかは更に色が濃くなります。
今年は酸味がやや強めだということでしたが、
味は濃厚ですがサッパリして食べやすかったです。



その一つ、黄色いさくらんぼ「月山錦」。
1株でもほんのわずかしか実らないそうです。


大きさといい、色といい、圧巻でした。

お伺いしたのは夕方でしたが、
日没にも気づかず、
お月さんが出てきたことすら気づかず、
気温が25度から16度くらいに一気に下がった事にも気づかず、
フードツーリズム、農産物の価値やコダワリの伝え方、ブランディング、生活者に共感してもらう方法…など、
話は尽きず、
さくらんぼ畑で3時間半立ちっぱなし!で話し込んでました(^^)

ちなみに、佐藤錦を頂き、実験的に常温で3~4日ほど置いてみましたが、
ツヤはほとんど落ちませんでした。


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