ゴールデン・リタイアーズ

S20年生、後期高齢ゾーン、人生最終コーナー「遊行期」の
徒然残日写真録

170110 春告げ草(梅)のふくよかな香り、玄関に満てリ。寂聴、池上160歳対談!

2017年01月10日 | アフターセブンティ

 わが家の和室前の梅のつぼみが一挙に開き始め、ふくよかな芳香が玄関に満ち満ちて、人間の悩み、煩悩の数々を忘れさせてくれる。

    紅梅や 枝枝は 空奪ひあひ(鷹羽狩行)

 母の死や 枝の先まで 梅の花 (永田耕衣)

 BSフジで94歳の瀬戸内寂聴さんと66歳の池上彰の160歳ビッグ対談があった。かたや人生、生き方の先生、51歳で出家して43年、いまだ筆力、舌力衰えない超人僧侶、かたや政治経済の日本の大先生。実に本能のままの面白い対談だった。

 私の手元に2000年春に刊行された痛快寂聴仏教塾というさくらももこさんの漫画ちびまるこちゃんを配したユニークでわかりやすい仏教入門書がある。第一章 愛・・人間はなぜ悩むのかから第八章死後の世界の大研究まで。

 寂聴さんの生家は仏壇屋さんだったが仏教の何たるかはほとんど理解できていなかった。夫、子供をすてて小説家の世界にはいり、能力に恵まれ、金も名声も得て、まさに絶頂の時にただただむなしさを感じて天台宗、中尊寺貫主だった今東光師にお願いして出家。

 同じ悩みを抱いた男がイギリスにもいた。あのビートルズのジョンレノン。「ほしいだけの金を儲け、好きなだけの名声を得て、そこには何もないことを知った。。。」

 寂聴さんがなぜ出家したのか、仏門とはどういうところか、仏教の本質はどこにあるのか。おいおい紹介していきたい・・

なぜ出家したのかおいおい紹介していこう。人間不可思議な悩み多き存在。

 

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