9時過ぎに家をでて武蔵寺にむかう。武蔵寺の写経は平安時代の古式にのっとって行われる「如法写経」。10時から本殿で写経浄行会からはじまり写経まで3回般若心経を読経する。
本殿の天井には改修された時に信徒たちが写経した天井板がはめ込まれている。現住職の父君が比叡山延暦寺にならってされたとのこと。写経の後の法話では「正観助道資け導く」という言葉、正しいことを継続していると必ず支援してくれる人がでてくるという意味らしい。
中食会場の大広間には比叡山での1000日回峰行で有名な酒井雄哉大阿闍梨筆の掛け軸、「不動心」がかけられていた。すごい筆致ですね。
13時、福岡県美術館に向かう。14時ごろ、長女の夫君のおかあさんから紹介いただいた写真愛好家のTさんとお会いする予定。14時前スマホに着信、Tさんだった。14時過ぎTさんに電話、なんと電源が切られているか電波の届かないところです!何回やっても同じ。浮羽に電話してTさんの風貌を聞こうとしたがおでかけ。あきらめて館内にはいり写真をみる。
入選者一覧をもらおうとしたら1000円の図説は売り切れましたという。久留米や他の美術展では無料の入選者一覧などパンフがもらえるのにね。出品料も1点3000円と高いのになんてこと!受付嬢にぶつぶつ言っても仕方ない。見本の図説の入選者リストをスマホで撮影、バカみたい。314名の入選者、そのうち入賞は24名、7%ほど。
さすがにプリントの仕上げもよく、ピントばっちりの写真が並んでいる。どうしてもこんな写真が撮れるはずがないというのが10枚くらいあったね。光線の扱いのうまいのが多い。久留米市美展で市長賞をとった写真とまったく同じ構図の写真が入選していた。私の作品は入選はしたものの今一。蜘蛛のピントが甘いし下半分がやはり暗め、照明が足りないね。同じ愛好会仲間のTさん夫妻やWさんにあう。
16時前、3Fのロビー広場に集合、合評前の総評。審査員4人が紹介され代表による全般講評。県のレベルは全国レベルで見てそん色ないとか。遠出しなくても住居近辺に被写体は結構あるもの、じっくり見詰めなおしてほしい。去年入選したものと同類項の作品ははずしましたとのこと。展示コーナー別に合評開始、来ていない人が結構いる。日曜日なのにね。「浮羽の作者の作品、私の友達です、講評お願します!」の声、2時前聞いた電話の声だ!やはりTさんだった。携帯が電池切れしたとのこと。なんとね、電池切れではどうしようもないが館内に充電サービスなんてないのだろうね。
18時10分前終了。主題の明確化、構図。副題は何にするか、何をいれて何をカットするか、あれもこれも入れない。全体の配分などなど、作者の感動を観る人にどう伝えるか・・・撤収の18時までTさんと情報交換。地元周辺中心で、太陽が昇る直前くらいまでがねらい目とか、さすがに長いキャリアからの写真哲学ですね。18時撤収。額縁背面の金属類はすべて外されていました(他の作品に傷をつけないため。テープをはって保護していましたがね)
久留米市美展での再会を約束してTさんとわかれる。