4時過ぎ眼がさめる。5時半、久しぶりに宝満川周辺早朝カメラ散歩、ウオーキングに出かける。早起きは三文の徳やらでなにかいい被写体との遭遇を期待して歩き始める。
朝5時58分の月。さめざめと光っている。
日の出が6時20分、ぼちぼち薄明かりが広がってくる。ゴルフボール除けの屋根の下をライトをつけたトラックが走り去る。娑婆はすでに営業開始。
宝満川に出る。ダイサギが長い首をのばして小魚を狙っている。
山頂がうっすらピンクがかってくる。筑紫野の静かな田園風景。
さて、第三章、「老人と回想力」
最初、回想力って何か・と思ったがこの章では回想力というより想像力をもっと働かせよということか。
1、脳にしっかり命令を下すこと・・・大脳と末端筋肉との時間ギャップがつまづいたり、嚥下を失敗したりする。私も最近よく食事中、舌を噛んでしまったりする。どうも舌の筋肉、ほっぺたの柔軟性など、ちょっとしたギャップが発生して噛んでしまうのだろう。五木氏いわく、おのが脳にはっきり「これから薬を飲むよ」と命令をくだしてから飲むようにしたらあまり失敗することがなくなったという。私も車に乗ったらさっとブレーキに大腿部、足が動くように数回左右に動かしてみて足に記憶させるようにしている。ブレーキの踏み間違い、踏み遅れがなくなる。
2、戦後72年の違和感。「嫌韓」ならぬ「嫌老」社会がきているのではないかという違和感。われわれ団塊世代は日本の高度成長を必死に支えてきたが、どんどん給料があがり生活が豊かになってゆく実感があり、さらに当時10数%だったシニア世代への負担などまったく感じなかった。それが今や、「高速高齢化、人口減少時代」になった日本で年寄りが遊び惚けている姿をみたら、希望を失っている若者は頭にくるに違いない。弱者でなくなり、金をためこむ老人たちは、金がなくて結婚したくともできない独身男女がふえている現実への想像力を高めて、もっと謙虚に自立してゆくべき・・と筆者は言う。たしかに無作法で鈍感な年寄りが増えて世の中に軋轢をうんでいる! 要、注意ですね
第四章、「世代」から「階級」へは・・・また明日のブログでご紹介。