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181122 カルロスゴーンという男!? 五木寛之の新・幸福論!!

2018年11月22日 | 辛口ひとりごと

 カルロスゴーンという男と呼び捨てにしたら失礼かもしれないが2000年、死に体日産を奇跡的に再建したプロ経営者が有価証券報告書の虚偽記載で逮捕され、日産取締役会長も解任される。コンサル現役時代、ニッサンサバイバルプランはコンサルによく利用させてもらった。

 両親はレバノン人でブラジルで生まれフランスで学生時代を過ごし、若い頃から中東、南米、ヨーロッパとグローバル環境に育ち、当時世界1のタイヤメーカーミシェランに入社、すぐに頭角をあらわし40歳で南米ミシェランのCEOになり、その後ルノーにスカウトされている。そして2000年にルノーから日産再建のため派遣され、コストカッターの異名のもと見事再建、最近は10億をこえる高額年俸に批判の目が注がれていた人物。

 ルノー、ニッサン、三菱自動車のトップをかねて年俸30億円の男がなぜ末節を汚すような失態を演じたのか。グローバル発想と利益創出のプロの経営スキルをベースに果てしない権力、金力への執念、利益第一主義、これらが頭抜けた人物ということか。三菱の不正問題で現社長をそのまま留任させて、自身は責任追及の蚊帳の外におくという裏技をろうしたとか云々されている。

 市の図書館で内田康夫ミステリーのほかになにかないか物色していたら五木寛之の新・幸福論、青い鳥の去ったあと、という副題の本を借りてきた。

 

 そのなかで出世と幸福の関係という章に、最近の学生や若いサラリーマンの半数以上は人を押しのけてまで出世したいとは思わないらしい。自分の人生は親の職業や年収に左右される時代、医者の子は医者になる、あらたな階級社会の中で無駄な努力はしない、そこそこの幸せで十分と達観しているらしい。

 

 まあ私なども現役時代、上司や権力者におべんちゃらいったり中元歳暮を贈ったりしたことはなかったが聞くところによれば昇進した連中には結構そういうことをしているらしい。もっともそうしたところで現実の経済社会で生き残るには出世した人間のストレスは並じゃなかろう。そんな中で生き抜くには厚い面の皮と鉄の胃が要りそうで、努力すればなれるというものじゃなさそう。 

 

甲子園にでるのも大変、プロになれるのも特例。さらにレギュラーになるのも一握り。やはり天性のものを持っていなとダメということ。自分を叱咤激励するより、大あくびをしたほうが元気になれる。なせばなる、ネバーギブアップという少数者の幸福論は私たちにとってあまり必要がないのかもしれない。

ルノーはカルロスゴーン氏を解任しないらしいがはてさて日産はどうなるのかね。まあ、庶民は幸せの青い鳥を求めてたりしないで、小さな感動、喜びを体感できるものを大事にして、自分なりの幸福論を書き上げるしかないね

今日、11月22日はいい夫婦の日。花を贈るのは失念したが、まあお互い健康で、夕食をおいしくいただける。預貯金は目減りしていると思うがまあまあ生活できている。幸せというべきか!

 預金1億円を残すにはさらなる出世をめざしてはちゃめちゃに頑張るべきだったかもしれないがね・・・ドイツの有名な哲学者が幸福の9割は健康であることが決定づけると言ったらしい。じっちゃんばっちゃんたちが6時半元気にラジオ体操をしている・・・・


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