ゴールデン・リタイアーズ

S20年生、後期高齢ゾーン、人生最終コーナー「遊行期」の
徒然残日写真録

141122 軽キャン2泊3日車旅その1、秋月城址紅葉、小石原T窯登り窯焼成、車中泊。

2014年11月22日 | 軽キャン車中泊ドライブ

今年の3月、退会した陶芸愛好会の会長から小石原での登り窯焼成にぜひ来てほしいと言われていたので前々から懸案にしていた電源設備のある阿蘇道の駅にいってみようということで2泊3日くらいの軽キャン車旅を敢行。9時家をでて黒田官兵衛ゆかりの秋月城址に10時過ぎ到着。黒門までの桜並木は寒々しい雰囲気。黒門下まできてやっと紅葉の気配。しょうしょうがっかりの感、いなめず。

このお茶屋、黒門などほんの限られたところのみの紅葉風景。

黒門から赤と黒のコントラストを狙う

観光客もちらほら。通り入口の土産物屋。

小一時間散策。水曜日とて店も閉店のところが多い。ソバでも食べようとおもったが適当な店なく、小石原に向かう。2時過ぎからT窯で登り窯への火入れ神事がある。12時過ぎ小石原入口の蕎麦屋にはいる。ごぼてんそば480円也。あまり愛想のよくないおばさんにオーダー。ソバはちょっと時間がかかりますよという。何分くらいと言ってくれた方が良いのにね。2時過ぎ、懐かしの面々と久しぶりの再会、早速、いつ復帰してくれるんですかと冗談口がとぶ。

お神酒や塩、昆布等用意され、火入れ神事が始まる。3回目の体験だが初めて火打ち石での火入れに成功。登り窯での焼成はどんな色合いが出るかは神のみぞ知るといったところ。

明日の3時ごろまで24時間、3段の登り窯で1250度まであげて焼成する。今夜から徹夜で薪くべと温度の管理。時間帯別の薪入れ担当と焼成温度がボードに記入される。夜中は薪を焚きながら飲んだり食べたり話したり星を眺めたり、薪をいれたり、実に得難い貴重な体験ができる。

早くも5時ごろから冷えてくる。今夜は星もきれいに見えるだろうと窯元のはなし。8時ごろ、三脚にカメラをレリーズをつけて、T窯の裏手の出来るだけ道路や生活光が入らない暗い場所を選び三脚をセット。北の方向の北極星を探すが多分あれだという程度。ISO3200、絞り4、シャッター30秒、ホワイトバランスK3800に露光設定。

下部にはやはり光が入っているみたいだね。10枚くらいとって引き上げる。同じ個所で、あたり真っ暗なところで、30秒づつ10枚くらいとって、合成ソフトをダウンロードして1枚に合成することができるらしいが次回の宿題とする。メンバーとしばし談笑したり、日本一周の写真ファイルを見せたりして楽しむ。なにせ退会理由がこの車旅であったので、実行した証明でもある。

9時前、車にはいり寝ることにする。50Wの電気毛布をセットし、しばし藤沢周平の「風の果て」を読んだりする。しかし、しんしんと冷えてきた。ジャンパーを着込んでフードをかぶり、毛布をかぶる。しかし寒かった。三浦雄一郎さん、エベレストでマイナス30度のところでよく眠れるもんだね。3~4時間は寝たかな。5時ごろめざめてモーニングコーヒ。6時過ぎでてゆくと3~4人のメンバーがおり朝食の準備中。女性陣が担当。

窯の煙突から黒煙。窯の温度も1000度を超えている。

あまりにおいしそうな朝食。すすめられるがままに豚汁と少々のご飯に緑やピンクの大根おろし、初めて見たがこんな大根もあるらしい、大変美味でした。

8時半、1250度まで窯の温度があがる。数枚、写真をとる。この登り窯を被写体にして、いつか作品をものにしてみたいと思う。

9時前メンバーに挨拶、会長や窯主のNさんに見送られ阿蘇方面に出発。今回もありがたい一夜を過ごさせていただきました。すばらしい作品が焼きあがることを祈ってT窯を後にしました。車旅その2はまた明日へ。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 141117 マリンメッセ、キャン... | トップ | 141123 軽キャン2泊3日車旅... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

軽キャン車中泊ドライブ」カテゴリの最新記事