ビバさんのさんぽ道

みやこの建物、お庭、お花、あれもこれも見てみたいと欲張りビバさんがでかけます

金沢の近代建築ちらり見

2007-12-23 23:22:12 | 建物(石川県)
あとは通りすがりにちらりとしか見れなかった建物がいくつか。

旧石川県庁本庁舎。
1924(大正13)年、矢橋賢吉、笠原敏郎の設計。石川県で初めての本格的鉄筋コンクリート造りで3階建て。
平成15年に新庁舎が建てられるまで、県庁として使われていたそうです。
正面玄関前に1対のシイの木があって、見事な形をしています。樹齢400年はしていて、国の天然記念物になっているそうです。


石川近代文学館(旧第四中学校校舎)。
1891(明治24)年竣工、山口半六/久留正道設計。
レンガ造りの建物が私を呼んでいたが、残念!時間がなくて大通りのこちらからしか写せませんでした。

上の二つの建物とも金沢市の繁華街香林坊から徒歩すぐのところにあって、近代的な町のすぐ近くに古いものも残されている金沢の町のよさを感じました。
(長町武家屋敷跡も香林坊からすぐ近く)


前田利家と正室まつを祀る尾山神社の神門。
1875(明治8)年に完成した和洋漢折衷造りの重要文化財。

ここを訪れた時には夕闇が迫り、雨も振り出したので、早々に立ち去ったので、詳細はyumeさんところでご覧ください。
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旧陸軍第九師団長官舎

2007-12-23 23:20:55 | 建物(石川県)
兼六園の裏手の森の中にひっそりと立つ洋館。

旧陸軍第九師団長官舎です。1922(大正11)年築。

今は兼六園広坂休憩館になっていて、自由に中に入って休憩できるようになっています。

寒い日に長く歩いて来た身にはストーブの火がありがたいです。

兼六園の模型や、園内の植物の写真などが展示されていました。

軍人といえど師団長ともなると、優雅な暮らしをしていたようです。


金沢市出羽町1-1 バス停石浦神社前から徒歩4分
9:00~17:00
水曜は休館。
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旧金沢陸軍兵器支廠

2007-12-23 23:19:40 | 建物(石川県)
旧金沢陸軍兵器支廠は現在は石川県立歴史博物館として利用されています。


「赤煉瓦の3棟の建物は、旧金沢陸軍兵器支廠兵器庫として建てられた。最も古い第3棟は明治42年(1909年)竣工で、後の2棟は大正2年、3年竣工である。
終戦後、昭和21年金沢美術工芸専門学校(現金沢美術工芸大学)の校舎に転用された後、昭和47年に石川県が譲り受け、昭和61年から現在の博物館になった。
煉瓦造り2階建てで、左右対称の端正な意匠で、長さは90mに及ぶ。この種の建築としては我が国で数少ない貴重なものとされている。
3棟とも外観は創建時の姿を忠実に復元し、内部はそれぞれ異なった手法で構造補強を加え、そのうえで歴史博物館として再利用した。
平成2年9月11日付けで、重要文化財に指定された。」(案内板より)

設計者は山口半六と久留正道です。




1棟の側面はトイレになっていました。

軍の建物として使われていた頃には重厚な造りに威圧を感じて近寄りがたいものがあったでしょうが、今は博物館として再利用されて少しは親しみやすさも出てきているのではないでしょうか。

おまけ  カラスに使われる人の巻

建物の写真を撮っていたら、頭上から横の地面に何かがポトンッと落とされました。すると、近くで立ち話をしていたおじさんがレンガのかけらでその丸いものを割って中身を取り出し、その場に置くとすぐにカラスが1羽降りてきて、その実を食べていました。
落とされたのは胡桃の実、おじさんの説明によると、どこかの木から実を採ってきて、いつもの人のいる近くに落として実を割ってもらって食べているのだそうです。
カラスと人のコラボに脱帽!
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金沢文芸館

2007-12-23 23:17:46 | 建物(石川県)
旧三田商店のすぐ近くにある金沢文芸館は元は石川銀行橋場支店の建物で、1929(昭和4)年の建築です。


前を通り過ぎただけで、通りの向こう側まで写真を撮りにいけなかったので、全体像が写せませんでした(涙)。
また、中には金沢五木寛之文庫もあって、入って見たかったのですが、時間がなくてパス(涙涙)。

夜はライトアップされているようです。
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旧石川県庁舎石引分室

2007-12-23 23:16:46 | 建物(石川県)
金沢城と兼六園の近辺には近代建築がゴロゴロしていました。

先ずは、旧石川県庁舎石引分室。成巽閣の裏手すぐ、県立能楽堂の隣に目を引く二つの建物が並んでいました。


向かって左側のこの建物は、
「登録有形文化財。
明治31年に金沢城二ノ丸跡に建築された旧陸軍第九師団司令部庁舎で、昭和43年に現在地に移築された際、両翼がほぼ半分に切り縮められたほかはほぼ原形を保つ。
木造2階建瓦葺で、正面玄関のピラスター(付け柱)やペディメント(三角形の切り妻壁)、上げ下げ窓の下に付けられた手すり状の意匠など、初期洋風建築のもつルネサンス風の外観を特徴とする。
明治期の庁舎建築の好例であり、造形の規範となった建物として貴重である。」
(案内板より)

半分に切り縮められたと聞くと、そういえば何か寸詰まりな感じがします。


こちらは、
「登録有形文化財。旧陸軍金沢偕行社。
明治31年の旧第九師団創設とともに旧陸軍の将校クラブとして金沢市大手町に建てられ、同42年に現在地に移転し、増改築が加えられ現状の姿になったと伝える。
木造2階建、マンサード風の瓦屋根(2つの異なる勾配をもつ屋根)とバロック風(曲線を多用する動きのある意匠が特徴)の外観をもつ。
隣接する旧陸軍第九師団司令部が簡素な庁舎風建物であるのに対して好対照の、華やかな技巧を凝らした明治ロマンを感じさせる建物である。」
(案内板より)
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旧三田商店

2007-12-23 23:15:21 | 建物(石川県)
ここからは金沢の近代建築シリーズ(シリーズにする程もありませんが)です。

先ずは、旧三田商店。

金沢市尾張町1の8の5、菓子文化会館と百万石通りをはさんで向かい側にあり、ひがし茶屋街から兼六園に向かう時に偶然見つけましたラッキー
1920(昭和5)年に建てられ、輸入雑貨等を売るお店でした。
金沢市指定保存対象物になっています。

スクラッチ・タイルの外壁の中に、正面角の部分の装飾が凝っています。


入り口の外にある丸い石の突起は雪道で下駄の歯についた雪を払って中に入るために造られたものです。

今は骨董屋さんのギャラリーになっています。
骨董屋のご主人が建物の撮影を快く許してくださいました。

入り口上部のステンドグラス。


建物の裏部分は喫茶店になっています。
もちろん、入ってここでお昼ということにしました。

昔のままのステンドグラスが三ケ所残されていました。




金沢で偶然にも懐かしい思い人に出会ったようで、天にも昇る思いでした。


夜にはライトアップもされているようです。
コメント (2)
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