アンパンマン電車で着いた琴平、ここで降りた目的はこんぴらさんで開催されている「百花若冲繚乱」展を見るため。
2010年3月19日~6月13日まで金刀比羅宮
奥書院と高橋由一館で開催されています。
残念なことに会場内が撮影禁止なのは当然ながら、琴平から土讃線大歩危駅までの写真がすべて画像のサイズが大き過ぎて、サイトに取り込めなかったので、折角撮った写真をお見せできないことです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_naki.gif)
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と、思っていましたが、お友達に画像縮小ソフトを教えてもらったので、写真もお見せすることができるようになりました。piitaさん、ありがとう
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/dogeza.gif)
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これから順次出していきますね
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/onpu.gif)
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(表書院玄関)
今回の展観は、金刀比羅宮奥書院上段の間の伊藤若冲筆「花丸図」が、2008年4月より京都国立博物館文化財保存修理所で修復作業が行なわれ、2009年8月に修復完了したのを記念して特別展『百花若冲繚乱』展として公開されているものです。
通常は非公開の「花丸図」が見られる滅多にない機会と、京都から高知に行く途中で寄り道してみました。
「百花若冲繚乱」展では、第一会場:奥書院上段の間の「花丸図」と、第二会場:高橋由一館での「花丸図」の襖4面、愛媛県定連寺が所蔵する若冲筆の「燕」(金刀比羅宮奥書院の障壁画の一部であったとされています)、若冲筆の掛け軸「伏見人形図」(個人蔵)、若冲筆の初公開の掛け軸6点(個人蔵)等を見ることができます。
「花丸図」は金地の中に多くの花々が描かれていて、息を呑みます。神社の書院にこの華やかな絵、高貴な女性信者を迎える客間という感じでしょうか。
この上段の間に続いて、岸岱の襖絵「柳に白鷺」「菖蒲と群蝶」もあるのに、説明文も何も書かれていないのはもったいないことです。「百花」の図に続いて「群蝶」図があって、400匹以上の蝶が花から飛び出して舞っているようで、おもしろかったです。
この若冲展だけを見るなら1,000円ですが、他にも円山応挙の襖絵が多数ある表書院も見るなら1,500円、さらに明治の写実的絵画で有名な高橋由一館と宝物館も見られる全館チケットなら2,000円です。
私は時間の関係で1,500円チケットにしました。
円山応挙の、座敷から流れて、庭の池に流れ込むように描かれた滝の絵もよかったです。
こんぴらさんに行くなら、あのたくさんの階段を上がらねばならないのは当然のこと。大昔に小学校の卒業旅行で登って以来ですが、これが大問題なので、今回は金に糸目をつけず(爆)、タクシーを使いました。
琴平駅前でタクシーをつかまえて、「琴平宮表書院までお願いします」と言うと、書院の近くまで車で行くには、レストランに行く道しかなくて、そのレストランでお茶を飲まないといけないのだそうです。ちょうど食事の後だったので、お茶するのもいいかと、車で行くことにしました。
階段の道からはだいぶ大回りしたようですが、途中、旧伊予土佐街道を通り、坂本龍馬の像もありました。
車を降りたところにあるレストランは資生堂パーラーが経営しているカフェレストラン「神椿」です。
壁に一面の椿の絵が描かれたおしゃれなところでした。
タクシー代1300円、コーヒー400円なり、でした。
帰りは下りなので、歩いて降りましたが、かなりの急な階段だったので、これを登ったらえらいことになっていただろうと思いました。
とても暖かい日で、階段を降りるのでも汗をかく程でした。
階段横の桜もほぼ満開になっていました。
やや赤っぽい桜で、「陽光さくら」ということでした。
金比羅さんの山全体に椿の木が多いらしくて、階段からちょっと横に逸れたところに花芯が盛り上がった一重の赤い椿を見つけました。