桑名のお屋敷洋館の中に入って見ましょう。

玄関のタイル。

広々とした玄関ホール。
奥には和館部分へつながる廊下が見えます。

ホールから二階への階段。

執務室。

塔部分の内部です。

日本で一番早く水洗式を取り入れたトイレだそうです。
暖炉のいろいろ。





二階のサンルームからは芝生とその向こうに日本庭園が見渡せます。

和室の周りには畳敷き廊下とさらに板敷き廊下がめぐっています。

和館内部も広い部屋が何室もあり、本格的な造りです。
何とも贅沢な造りのお屋敷でした。
東京をはるか離れた桑名の地になぜこのような豪華な建物が造られたのか。
初代諸戸清六は西南戦争で兵糧を送る仕事を通じて、元勲大隈重信など政府要人の知遇を得たことや、三菱財閥の創始者岩崎家との交流があったことが、三菱の顧問を務めていたコンドルが二代目清六の住居の設計を引き受けた背景にあると考えられています。二代目清六は当時わずか23歳で結婚して住むための家だったそうです。
はあー、出るはため息ばかりなり。