たまたま通りがかって時間もあったので、京都国際マンガミュージアム
に寄ってみました。
烏丸御池を少し上がった烏丸通りの西側にあります。
京都市と京都精華大学が協力して、閉校した龍池小学校の校舎を改築し、昨年11月25日に開館しました。
元の建物

は1929(昭和4)年に建てられています。
室町通り側から見ると、こんなです。
そちら側にある元の正門(?)。
烏丸通りから入るミュージアムの入り口。
10:00~20:00開館。水曜日(祝日の場合は翌日)と年末年始休館。
2月6日~9日は展示替えのために臨時休館だそうです。
入館料大人500円、中・高生300円、小学生100円。
ここから先は撮影禁止ですが、建物ならいいだろうと勝手に解釈して・・・
階段部分に昔の面影が残っていて素敵です。
タイルと木でできた階段が、優しい雰囲気を出しています。
廊下部分。100人のまんが家による舞妓さんの絵が展示されています。
壁一面にまんがの本が並べられています。
1階は少年まんが、2階は少女まんが、3階は青年まんがの壁になっています。
東京で開業していた貸本屋さんから寄贈されたまんが、約20万点があり、自由に手に取って見ることができます。それにしては座って見るためのスペースが1階にしかなくて、少ない感じ。
元の講堂らしきところ。
和室(多目的研究室)もあります。
龍池小学校の歴史記念室。
昔の小学校の写真などがあって興味深かったです。
現在の建物は昭和にできていますが、元は1869(明治2)年に町衆がお金を出し合って起てた「われらの」小学校だったのです。子供数の減少で1995(平成7)年に閉校になりましたが、こうして建物が生かされて残ったことはうれしいことです。
ここで、初めて知りました。今まで「りゅうち小学校」かと思っていたら、この部屋で流されている昔の校歌(?)で、「たついけ~、たついけ~」と歌っているではありませんか。「たついけ小学校なんだ!」

ごめんなさい

。わたしゃ無知でした。(恥)
他に、こども図書館、紙芝居のおじさんが実演してくれる部屋、3階には研究室などがあり、2階のギャラリーではオープニング展「世界のマンガ展」をやっていました。
次の展示は2月10日~3月25日、「ガンダム」だそうです。
烏丸通り入り口側に小川珈琲が出しているカフェ

があります。
しかし、メニューに甘いものがない

という感じで不満が残ります。
室町通りにこんな石碑を発見。この辺り、昔は銀座があったんだ。
今回はたまたま寄っただけで、あまり期待はしていなかったのですが、古い小学校建築の内部を見ることができて、思わぬ拾いものでした。
アンケートにも、建築関係の見学会も開いてほしいと書いておきました。
もちろん、まんがもちょこっと見ました。
わたなべまさこ(古い!)と大島弓子。でも、昔見て心に抱き続けている作品のではなかったので、今後の収集拡大に期待しましょう。
