ゴールデンウィークの混雑を避けて、今年は近くてちょっと遠い堺市に行ってみました。
途中、京都駅も大阪駅もものすごい人出でうんざりでしたが、それを過ぎてJR阪和線に乗るとあまり混んでいなくて、JR百舌鳥(もず)駅に着くと、いたってのどかな風景が広がっていました。
百舌鳥駅から歩いてすぐの大仙公園は、仁徳天皇陵と履中天皇陵(いずれも大きくて全体像は見えず)との間にはさまれた広い緑の公園で、付近にはたくさんの小型古墳があり、子供の遊具やスポーツ場、バーベキューができる一帯などもあり、市民の憩いの公園になっていました。
その中にある日本庭園です。
日本桜草の展示がありました。
園内にある堺市博物館で、仁徳天皇陵他の堺の歴史と文化をお勉強しました。
公園内には堺市にゆかりのある茶室があります。
これは「黄梅(おうばい)庵」。
奈良県橿原市今井町の豊田家住宅(国指定重要文化財)にあった江戸時代からの茶室を、日本の電力開発に尽力し、明治・大正・昭和に亘る茶道の四天王の一人とされた松永安左ヱ門(耳庵)が譲り受けて改装し、小田原で愛用した茶室で、昭和55年に遺族より堺市に寄贈され、移築したものです。
「伸庵」。
数奇屋普請の名匠といわれた仰木魯堂(おおぎろどう)が粋をこらして昭和4年に建てた茶室で、もと東京芝公園にあったものを、昭和55年に福助株式会社から寄贈され移築したものです。建物は茶室を含めて10室の和室を持つ二階建てで、多人数の茶事を催すことができます。立礼席もあり、300円で気軽に抹茶を楽しむことができます。
大仙公園を後にして、JR百舌鳥駅から鳳駅で乗り換え、東羽衣駅まで1駅だけのJR羽衣線に乗り、南海羽衣駅から南海浜寺公園駅に移動。
浜寺公園駅は何度見ても素晴らしい!
1907(明治40)年築、設計は辰野・片岡建築事務所によるものです。
浜寺公園でバラを見た後、
阪堺電車で「浜寺駅前駅」から「天王寺駅前駅」まで乗って、京都に帰ってきました。