ビバさんのさんぽ道

みやこの建物、お庭、お花、あれもこれも見てみたいと欲張りビバさんがでかけます

旧米原尋常高等小学校ももう一度

2012-08-12 02:46:08 | 建物(滋賀県)
米原の青岸寺のすぐ隣にある旧米原尋常高等小学校。

こちらも前にも見たけれど、何度見ても懐かしいいい建物です。





この辺りの「二宮金次郎」は琵琶湖の漁に出るのか、魚籠(びく)を持っているようです。
それとも浦島太郎の像でしょうか。




前回訪ねた時の記事はこちら
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旧宮地家住宅

2012-01-16 02:18:18 | 建物(滋賀県)
長浜町国友にあった農家で、1754(宝暦4)年に建てられたものでしたが「風土記の丘」に移築されました。





湖北地方の民家の特徴を残す貴重な遺構として、昭和43年に国の重要文化財に指定されました。




広い土間と座敷があります。
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旧安土巡査駐在所

2012-01-16 02:17:17 | 建物(滋賀県)
「近江風土記の丘」二つ目の建物は旧安土巡査駐在所。


1885(明治18)年10月に、金田・島・安土の3ケ村を受け持つ常楽寺交番所として安土駅に近い十字路の角地(旧安土村大字常楽寺字下横町)に住民の寄付によって建てられ、昭和40年3月12日に廃所されるまで使われ、昭和45年(1970年)に現在地へ移築されました。


木造2階建て、瓦葺、国の登録文化財です。明治の早い時期に地元の大工によって建てられたと伝わる擬洋風の警察建築として貴重な建物です。



一階内部は三室で正面の事務室と奥の一室が洋室、もう一室は和室、事務室脇には土間と台所があります。二階には和室二室があります。


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旧柳原学校校舎

2012-01-16 02:15:45 | 建物(滋賀県)
安土城考古博物館。


安土セミナリオや安土城考古博物館がある「近江風土記の丘」一帯には滋賀県のいろんな建物が移築され、安土城考古博物館の屋外展示として公開されています。(すべて無料)
ニューイヤーコンサートが始まる前に近くの建物を見てまわりました。



先ずは、旧柳原学校校舎。

1876(明治9)年築。県指定有形文化財。
滋賀県高島郡新儀村(現・新旭町)の初等科小学校校舎として建てられ、この地方では他に先がけて学校建築に洋風をとり入れたものです。



現存する滋賀県の学校建築としては最も古く、1階は教室、2階は区事務所に使われ、3階は鼓楼となっています。





洋風を取り入れながら、和風建築の部分もあり、玄関は江戸時代の藩校の面影を残しています。
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旧米原尋常高等小学校

2011-11-13 23:38:57 | 建物(滋賀県)
青岸寺の門前、駐車場のすぐ前にすてきな建物があるのを発見。


とてもなつかしい感じのする木造校舎です。
窓枠がアルミサッシなのが残念だけど。



後で調べたら旧米原尋常高等小学校だとわかりました。

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大津市社会教育会館

2011-06-10 23:53:07 | 建物(滋賀県)
京阪電鉄浜大津駅のすぐ横にあるこの建物がいつも気にかかっていました。

大津市社会教育会館。

浜大津駅のすぐ近くなので、ちょうどその前辺りに発車待ちの電車がよく停まっています。



元は、1934(昭和9)年に大津商工会議所と大津市立図書館を併設した大津公会堂として建てられたものです。
地上3階、地下1階の鉄筋コンクリート造、スクラッチタイルの外壁が特徴的です。
設計者は不詳ながら、非凡な才能の持ち主だっただろうと思います。

1947(昭和22)年から大津公民館となり、滋賀県立中央図書館も合わせていました。
3階ホールは映画・演劇・音楽会・ダンス教室と、滋賀県の文化の中心を担っていたそうです。

平成20年度に閉館となりましたが、保存運動のおかげで改装されて、レストラン、市民運動の拠点となって活用されています。


おおっ、3階ホールに灯りがともっています。
あそこでダンスパーティーでもしていたら素敵そうです。


東側入口。



西側入口。



階段部分。そっと入り込んで写真を撮ってきました。


2階の廊下に昔の写真が飾られています。


1階と地下に4軒のレストランが入っているので、いつか食事をしに行きたいものです。




最近大津に行くことが多くなったのは浜大津駅の近くにある「大津アレックスシネマ」に「午前十時の映画祭」を見に行っているから。
昔の洋画50作を全国のいくつかの映画館で一年間毎日午前十時に上映するシリーズ、一年間好評だったので、2011年2月~2012年1月には第二シリーズが「TOHOシネマズ二条」でも上映されていますが、昨年一年間の第一シリーズが「大津アレックスシネマ」で、これは一日に二・三回上映されているので、平日の夜にも見に行けるのです。


この日見た映画は「ある日どこかで」。
昔の女性の美しい写真に惚れこんだ青年が、彼女の時代にタイムスリップするために、古いホテルの部屋で古いシチュエーションの中で、一心に念じたら成功したお話なんですが、ここでももしかしたらそんなことができそうな感じのする建物でした
いや、それにしては少し綺麗に改修されすぎていましたが


昔の映画は何度見てもスゴイ!オモシロイ!です。



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2011年湖北の旅(9)きのもと交遊館

2011-05-08 02:29:36 | 建物(滋賀県)
ゴールデンウィークの湖北の旅の最後は、きのもと交遊館です。

木之本町の北国街道の町家の並びの中に、石張りのギリシャ風建物があります。




元々は湖北銀行木之本支店。1935(昭和10)年築。鉄筋コンクリート造、国の登録有形文化財。
その後滋賀銀行木之本支店となり、2006年から「きのもと交遊館」として地域交流の場として改修・再生されました。


前面4本の柱は直径1メートルもあって、前にせり出し、イオニア式柱頭、溝の彫られた柱身、すべてギリシャ古典様式にのっとった堂々とした建物です。



中に入ったところは、天井の高い銀行のホールを改装して、観光案内所兼カフェになっています。(水・金・土・日曜のみ開店)



奥の方は改装の時に広いホールになって、ダンスホール、コンサートなどに使われているようです。

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2011年湖北の旅(7)江北図書館

2011-05-08 02:27:20 | 建物(滋賀県)
余呉から再び北陸本線の電車に乗って、木ノ本駅で降りました。

JR木ノ本駅のすぐ目の前に財団法人、江北(こほく)図書館があります。



余呉町出身で苦学して教員になり、後に弁護士になった杉野文弥氏が1902(明治35)年に三十歳代で私財を投じて郷里余呉に蔵書三千冊の「杉野文庫」を設立し、後にこれを木ノ本に移して伊香郡議事堂の一部を借りて充実させ、1907(明治40)年「財団法人江北図書館」として開館したものです。
郷里に図書館を創って多くの青少年に勉学の機会を与えたいという杉野氏の情熱が現在まで引き継がれ、滋賀県で最も古い図書館として活動を続けています。2007年に創立百周年を迎えています。


この建物は元は伊香郡農会の庁舎として、1937(昭和12)年に建てられました。農会とは、農業経営の指導を行う半官半民の団体で、行政の一翼を担っていましたが、戦後は農協に改組されました。建物は伊香郡の公会堂も兼ねていました。

元の用途の農業振興を進める点でも、現在の用途の図書館としても、それぞれ地域の近代化に大きな役割を果たしてきたものとして、意義深い貴重な建物です。



玄関入口を入った所。この奥の右側に狭い通路を挟んでぎっしりと書架が並んでいます。左側はフロア式になっていて、絵本などを備え、子供用の読書室になっています。



二階にあがる階段。


二階の畳敷きの大広間。公会堂の面影を残しています。
和室だけれど、半円形の窓が洋風になっていて、正面玄関上のアーチ部分になっています。
周囲に箱詰めや書棚に本が並べられていました。

どこをとってもものすごくレトロ、とてもなつかしさの漂う建物でしたが、たくさんの本の荷重に耐えている痛々しいくらいの感じがあって、何とか保存、補修していってほしい建物です。



図書館の管理をしておられる女の方がとてもにこやかに親切に対応して下さったので、少しお話を伺ってみました。
その日、利用者の姿は全然見られなかったのですが、やはり本を見に来られる方は少なくなっているようです。滋賀県は公共図書館が充実してきたので、多くの人はそちらに行かれるし、少子化・本離れが進んできていることも影響しているそうです。
例外として、ここにしかない本を訪ねて研究者の方達が見に来られることがあるそう。
ざっと見渡すと、結構新しい本も多くて、滋賀県の歴史とか地理に関する本とかおもしろそうな本もたくさんあったのですが、見に来られる方が少ないとは全くもったいないことです。
もしも老後にこの近くに住んでいたら、毎日本を読みに通えるのになあ。
あるいは、一人で大変でしょうからボランティアで少しお手伝いにでも・・・


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2011年湖北の旅(3)旧今津郵便局が風前の灯

2011-05-08 02:22:29 | 建物(滋賀県)
今津ヴォーリズ資料館、今津教会からヴォーリズ通りを歩いて行くと、次に建っているのが、「旧今津郵便局」。





1936(昭和11)年、ヴォーリズ建築事務所の設計で建てられた郵便局です。
昭和53年まで使用され、当初はここで電話交換事務も行われていました。


裏に廻って見ると、こんな風になっていました。



ヴォーリズ建築として、こうして表示板も出ているのに、個人の所有でもうすぐ壊されてしまうという話を聞きました。
前の通りが「ヴォーリズ通り」という名もついているのに、これがなくなるとヴォーリズ建築は二つになってしまい、「ヴォーリズ通り」とはいえなくなってしまいそう。
今津町高島市が買い取るとかして、なんとか残せないものでしょうか。
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2011年湖北の旅(2)日本基督教団今津教会

2011-05-08 02:20:57 | 建物(滋賀県)
今津ヴォーリズ資料館から1分もかからないところにあるのが、ヴォーリズ設計の今津教会。
現在も教会・幼稚園として使われています。


1934(昭和9)年築。
木造、1階建て。国の登録有形文化財。


この入口側から見た建物正面がとても印象的、塔と玄関の屋根の傾斜を揃え、すっきりとしていかにもプロテスタントの教会らしいシンプルな造りです。


後ろから見たところ。
幼稚園は後ろ部分を建替えて使っています。
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2011年湖北の旅(1)今津ヴォーリズ資料館からヴォーリズ通りへ

2011-05-08 02:19:31 | 建物(滋賀県)
今年の連休は遠出はせずに、近場で日帰り琵琶湖を一周してきました。
湖西線から廻って、立ち寄ったのは今津、余呉、木ノ本と主に湖北の建物を訪ねる旅でした。


先ずは、今津の駅から約10分のところにある「今津ヴォーリズ資料館」。


元は、百卅三銀行(現滋賀銀行)今津支店。
1923(大正12)年築。設計はウィリアム・メレル・ヴォーリズ。
古代ギリシャ・ローマ風の古典的様式です。
鉄筋コンクリート・レンガ併用造、二階建て。国の登録有形文化財。

いかにも銀行風のがっしりした建物です。

この建物は、1978(昭和53)年に滋賀銀行が駅に近いところに移転したため、空き家になって後、今津町が買い取り、町立図書館として使われていました。その後、2001(平成13)年に町立図書館も移転したので、再び空き家になりましたが、幸いヴォーリズ資料館として復元耐震工事のあと2003年から公開されています。



中はヴォーリズ関連の資料が展示されるとともに、カフェや地域のサロンとしても使われています。


入館無料。
休館日:月曜(祝日の時は翌日が休館)年末年始休
高島市今津町今津175


大きな暖炉の跡がありました。



この建物が保存活用されているのも、住民から永年愛されてきたことが伺えます。この前の辻川通りは別名ヴォーリズ通りと呼ばれ、ヴォーリズの設計した建物が3つあり、明治から大正・昭和にかけて大変賑わった通りでした。
今ではJR今津駅近くに町の中心が移っていますが、昔の賑わいを感じさせるなつかしい感じの商店街が続いています。


ヴォーリズの建物を見ながら、ゆっくりと商店街を歩き、今津駅まで帰りました。

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「湖国のモダン建築」

2009-03-24 07:03:51 | 建物(滋賀県)
近代建築ファンには見逃せない本です。





「湖国のモダン建築」 
   石田潤一郎、吉見静子、池野保著
   京都新聞出版センター発行、1,470円

          

滋賀県に明治から昭和初期にかけて建築された近代建築67件が写真入りで紹介されています。

3月19日に発行されたので、早速買いました。
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八幡商業高等学校本館

2008-12-21 21:06:02 | 建物(滋賀県)
近江八幡市宇津呂町10にある八幡商業高等学校本館もヴォーリズが設計したものです。ヴォーリズは1905年(明治38年)に八幡商業高等学校の前身である滋賀県立商業学校に英語教師として来日し、1907年まで教えていました。


1940(昭和15)年竣工。

正面玄関の上の縦の線が上へ上へと伸びる様子がすがすがしい建物です。
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ヴォーリズ建築連続講座2008

2008-12-21 01:13:47 | 建物(滋賀県)
12月20日、NPO法人ヴォーリズ建築保存再生運動一粒の会主催の「ヴォーリズ建築連続講座2008」の第3回目に参加するため、近江八幡を訪れました。

明治時代、アメリカから英語教師として近江八幡にやって来て、キリスト教の伝道とともに多くの建築を残したウイリアム・メレル・ヴォーリズ、その建築が近江八幡の町にはたくさん残っています。

先ず、旧八幡郵便局に集合。
1921(大正10)年築のヴォーリズ建築。八幡市仲屋町中にあり、今は雑貨屋さんと一粒の会の事務所として、ヴォーリズ建築保存運動の中心になっています。



すぐ近くにあるヴォーリズ建築で、元お医者さんをされていたお家を外から見せていただきました。

このお家は洋館と和風の部分が2階建ての渡り廊下(一番左の部分)で繋がっています。



ヴォーリズ記念館に到着、見学させていただきました。
1931(昭和6)年築、木造2階建て。滋賀県指定の有形文化財です。

ここはヴォーリズ夫妻が住んでおられたところ、お二人の人柄を表す暖かい室内のたたずまいでした。
ヴォーリズミュージアムとして、電話予約で見学することができるようになっています。



続いて、アンドリュース記念館(旧YMCA会館)へ。
1935(昭和10)年築ですが、最近改修されて見栄えよくなっています。

裏側から見たところ。

内部。ここの前身の建物はヴォーリズが初期に伝道の拠点にしたところで、住んでいた部屋が復元されていました。


すぐ隣に建つ日本基督教団近江八幡教会。1924(大正13)年ヴォーリズ築の建物がありましたが焼失、今の建物は1983(昭和58)年に一粒社ヴォーリズ建築事務所によって建てられたものです。

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ウィリアム・メレル・ヴォーリズ展

2008-03-17 00:35:03 | 建物(滋賀県)
3月16日、滋賀県立近代美術館で開催されている「ウィリアム・メレル・ヴォーリズ展」を見に行きました。

         


滋賀県立近代美術館はJR瀬田駅からバス「滋賀医大」行で約10分、「文化ゾーン前」下車後徒歩5分のところにあります。瀬田駅までは京都駅から普通列車で約17分、バスもそこそこ出ているので、意外に短時間で行けましたが、やはり京都からだとはるばる来たという感じを持ってしまいます。

近くには県立図書館もあって、広々とした公園・文化ゾーンになっています。

ヴォーリズの様々な建物と軌跡をたどって、たくさんの写真や建物模型が示されていました。住む人に優しい住宅を造ったヴォーリズ、建物にもその人柄がにじみ出ているのがよくわかる展示でした。
図録を買って帰りました。

会期あとわずか(~3月30日)です。
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