滋賀県琵琶湖の北方、高島市マキノ町の海津地区大崎の琵琶湖岸にお花見に行って来ました。

9:48京都発の湖西線新快速でマキノ駅に着いたのが10:50.

マキノ駅の駅前は大きな通りが琵琶湖までまっすぐ続いて、お花見の船の発着場になっています。
平日とはいえ、マキノ駅に降りたお花見客はものすごい数。駅前から4月11日~14日・17日~18日だけ出ているお花見バスに乗りましたが、これもぎっしり満員でした。マキノ駅から海津大崎の半島をまわり、マキノ駅に巡回しているバスで一日乗り放題で800円です。
15日・16日の土日だけはマキノ駅前~大崎並木口間をピストン運行するシャトルバスが走っています。(200円)
他に常時運行している路線バスが大崎並木口の近くまで通じていますが、便数が少ないので時間を調べて行ったほうがいいです。(220円均一)
駅前から大崎並木口まで歩くと30分程かかり、他にレンタサイクルもあります。
詳しくは、高島市の
「海津大崎の桜情報」でお確かめください。

お花見バスで5分程、大崎並木口で降りた辺りは旧街道沿いで、前に
高島市新旭町針江地区生水(しょうず)の里で見たような水を貯めて鯉を飼っている池があちこちにありました。この辺りにもきれいな水がたくさん湧き出てきているようです。

琵琶湖とは反対の山側に10分程歩いていくと、田畑の中に桜がたくさん咲いていて、

とりわけ大きな桜の古木がありました。「清水(しょうず)の桜」というアズマヒガンザクラで、樹齢300年を超えるそうです。加賀の前田侯が上洛の折り、何度も振り返って花を愛でたことから「見返り桜」とも言われ、水上勉の小説「桜守」の中でも賞賛されています。
この木は墓地の中に生えていて、お墓の多くは軍人のもので、この近くから多くの人が戦争で犠牲になったことがわかりました。

三・四分咲きの時には花はもっと紅いそうです。

もう一度大崎並木口まで歩き、琵琶湖に出ました。
この辺りの湖岸は、1703年に甲府領の代官として赴任した西与一左衛門が風雨の度に宅地に被害が甚だしいのを憐れんで築いた石垣が残っています。石積は何代にもわたって修復が続けられてきています。

ここから湖岸道路に沿って、半島の先端にある大崎寺を経て反対側の付け根までぐるりと桜並木が続いています。
半島の西側は高島市、東側は長浜市になっています。

車道より下側、湖岸に沿って狭いですが人の通る道がつけられています。並木口から大崎寺まで約2km、歩いて30分程です。

所によっては、砂浜に波が打ち寄せる横を歩きます。

途中にお花見遊覧船、湖上タクシーの乗り場もあり、15分1000円、40分2000円で、すぐ乗れるようでした。

桜並木の自動車道は渋滞で花を見ながらゆっくり走る車が連なっていました。

大崎寺の近くまで歩いてきたところに次のお花見バスがやってきたので、大崎寺には寄らず、バスに乗ってマキノ駅まで帰りました。バスのガイドはボランティアのおじさんが引き受けておられて、チケットの販売から、沿線の説明、最後には「琵琶湖周航の歌」まで歌ってくれました。お花見バスは一日乗り放題と言っても便数が多くないので、2回乗っただけでしたが、全部歩くと相当な距離になるので、まっ仕方ないかというところでした。
ここからただJRに乗って帰るにはまだ早い午後2時だったので、路線バスに乗って「マキノ高原温泉さらさ」に行ってきました。

14:00マキノ駅前発のバスで、前に行ったことのある
メタセコイア並木を通って、「マキノ高原温泉さらさ」に14:13に着きました。メタセコイア並木はまだ茶色い枝ばかりの冬の姿でしたが、5月になれば緑の若葉が出てくるのでしょう。
このバスも1時間に1本です。
温泉は大浴場と露店風呂の他に水着で入るバーデゾーンもある広い施設で、ほっこり暖まりました。ちょうど月・金曜日が65才以上が700円が600円になるシニア・デーだったのでラッキーでした。

ここは冬はマキノスキー場、グランドゴルフやキャンプ場になっているところです。この辺りは八重桜が多く、まだまだこれから花が楽しめそうです。山の頂上にはまだ雪が残っていました。
1時間後のバスに乗ってマキノ駅に戻り、新快速で京都に帰ってきました。