12月20日、NPO法人ヴォーリズ建築保存再生運動一粒の会主催の「ヴォーリズ建築連続講座2008」の第3回目に参加するため、近江八幡を訪れました。
明治時代、アメリカから英語教師として近江八幡にやって来て、キリスト教の伝道とともに多くの建築を残したウイリアム・メレル・ヴォーリズ、その建築が近江八幡の町にはたくさん残っています。
先ず、旧八幡郵便局に集合。
1921(大正10)年築のヴォーリズ建築。八幡市仲屋町中にあり、今は雑貨屋さんと一粒の会の事務所として、ヴォーリズ建築保存運動の中心になっています。
すぐ近くにあるヴォーリズ建築で、元お医者さんをされていたお家を外から見せていただきました。
このお家は洋館と和風の部分が2階建ての渡り廊下(一番左の部分)で繋がっています。
ヴォーリズ記念館に到着、見学させていただきました。
1931(昭和6)年築、木造2階建て。滋賀県指定の有形文化財です。
ここはヴォーリズ夫妻が住んでおられたところ、お二人の人柄を表す暖かい室内のたたずまいでした。
ヴォーリズミュージアム
として、電話予約で見学することができるようになっています。
続いて、アンドリュース記念館(旧YMCA会館)へ。
1935(昭和10)年築ですが、最近改修されて見栄えよくなっています。
裏側から見たところ。
内部。ここの前身の建物はヴォーリズが初期に伝道の拠点にしたところで、住んでいた部屋が復元されていました。
すぐ隣に建つ日本基督教団近江八幡教会。1924(大正13)年ヴォーリズ築の建物がありましたが焼失、今の建物は1983(昭和58)年に一粒社ヴォーリズ建築事務所によって建てられたものです。