旧諸戸邸のすぐ隣、敷地を接して諸戸氏庭園があります。
元はここに室町時代に「江の奥殿」と呼ばれた矢部氏の屋敷がありましたが、1686(貞享3)年)に山田彦左衛門が購入、カキツバタ池を中心に築庭、拡張整備しました。
明治時代に初代諸戸清六の所有となり、西隣に新しく御殿を建て、庭園を拡張しました。御殿の玄関は当時の外務省の玄関を模し、広間は西本願寺の広間を模していると言われていますが、内部は見ることができませんでした。
この時は改修工事中でした。
巨岩がたくさん使われていて、滝組があったり、大規模な庭園です。
池は「潮入りの池」と称され、海水の干満に応じて景観が変化していましたが、現在は海水は入ってきていません。
藤やツツジがきれいに咲いていましたが、花菖蒲の頃も見物だろうと思われます。
道路に面した本邸は大店の店造りになっています。付属して小さな洋室があり、ルイ16世様式のフランスのサロン風な調度で統一されているそうです。
同じ道路に面して煉瓦造倉庫が何棟もあります。
旧諸戸邸と諸戸氏庭園のすぐ前を流れる揖斐川の堤防。
左側に揖斐川が流れています。
このすぐ側に旧東海道の「七里の渡し」跡と桑名城跡があります。
あの「その手はくわなの焼きハマグリ」っていうあの有名な旧跡です。
これは食べないでは帰れないと、桑名駅に戻って焼き蛤を探しましたが、残念、売り切れていたので、乾燥蛤のお吸い物を買って帰りました。
公開日時:平成24年11月1日~11月30日
月曜休園
公開時間:10時から17時(入園16時まで)
入園料:500円