烏丸通り丸太町上ルにある平安女学院大学の明治館は、1895(明治28)年、同大学が大阪から京都に移転して最初の校舎です。イギリス人ハンセルの設計によって建てられ、日本で唯一現存している「クイーン・アン様式」の建築物です。この様式は、19世紀のイギリスで流行したもので、学校の校舎建築に好んで使われました。国の登録有形文化財。

外壁は煉瓦造り、屋根は「ダッチゲーブル」と呼ぶオランダ風の曲線を持った破風(はふ)で飾られています。
校内に入らないと建物の姿は完全に見ることができず、これは烏丸通り側から菅原天満宮越しに見たところ。

菅原天満宮の北側には聖アグネス教会もあります。