百万辺にある思文閣美術館で開催されている「京繍(きょうぬい)長艸(ながくさ)の仕事展」を見に行ってきました。
京刺繍作家の長艸敏明氏と純恵さん夫妻の京繍作品がたくさん展示されていました。
能衣装9点
小袖6点
鬘帯(能装束に使う帯)71点
風呂先3点
屏風4点
額装8点
掛け軸8点
桐パネル5点
団扇8点
指貫614点
ケリーバッグ1点
その他
8000色もの絹糸の組み合わせから伝統的日本刺繍の技を駆使して、日本の花や四季の美しさを縫い出しています。どれもこれも緻密な作業で、よくもこれだけ繊細な作品ができるものだと感心させられてしまいました。

特に、6年の歳月を費やした「上杉本洛中洛外図」は見物でした。
4月8日(土)~5月28日(日)午前10時~午後5時
思文閣美術館(百万辺今出川通り西南側の思文閣マンション1階)
一般1000円 高大生700円 小中生300円
ギャラリートーク 5月13日(土)14:00~ もあります。
ご夫妻はいつもは西陣の工房兼ギャラリー「貴了館」
で仕事をしておられ、純恵さんが刺繍の教室も開いておられます。その様子なども写真パネルで紹介され、「貴了館」で売られている作品も販売されていました。が、かなりのお値段でした。

小物でこのお値段だと着物になるとどんなんだか、ハー、思いも及びませぬ。
