2012年3月11日(日)宇治茶道場匠の館別館で開かれた「東日本大震災支援京都チャリティ茶会」に行ってきました。

こちらが会場の京都府茶業会議所の建物。

待合のお茶室。今回のテーマ「三春」を表わしたイラストが飾られていました。(イラストレーター奥村茂氏の作品)
とてもかわいくてステキなイラストで、ポストカードを帰りに買って帰りました。
東北地方では春になると、梅・桃・桜が一斉に咲くそうです。
福島・宮城・岩手の三県に揃って復興の春が来るように願ってつけられたテーマです。

本席に移って、先ず最初に献茶。お茶とお湯をお供えして、地震が起こった時刻に、東の方に向かって黙祷しました。
窓の外には宇治川の水が滔々と流れて行くのが見えました。

献茶されたお茶は日本茶ベースのハーブティ、お干菓子も梅・桃・桜をかたどっています。
岩手県陸前高田市にずっと支援に行かれている龍谷大学経済学部教授の伊達浩憲先生の現地報告をお聞きしてました。学生達と北限のお茶栽培のお手伝いをしたり、仮設住宅にお茶を淹れに行ったりされているそうです。

日本茶インストラクターの方から玉露の淹れ方を教えていただきました。
お茶は「ごこう」、主菓子は俵屋吉富さん創作の「三春」。
宮西てるえさんのフルートの演奏を聞きました。
あの日から1年経つというのに、まだまだ復興も原発事故の収束もできていない東北のことを思い、自分が何ができるのだろうと心苦しくなるのですが、せめて、忘れないこと、ずっと心を寄せて行くことを続けていきたいと思います。
この日のお茶会は4席あり、収入は全て陸前高田市の震災孤児向けの支援に送られたそうです。
主催していただいた
もちや様 ありがとうございました。