ビバさんのさんぽ道

みやこの建物、お庭、お花、あれもこれも見てみたいと欲張りビバさんがでかけます

よみがえった同志社大学クラーク記念館

2008-02-24 17:45:58 | 建物(京大以外の京都府の)
長らく修復工事を行っていた同志社大学クラーク記念館が完成し、2月23日(土)10時~13時に特別公開がありました。
もちろん、見学にサンジョ~。


          

1893(明治26)年竣工。設計はお雇い外国人建築師でドイツ人のリヒャルト・ゼール、施工は上京区の大工棟梁小嶋佐兵衛。1979年、国の重要文化財に指定されています。
内部はいくつかの教室と二階にチャペルがあります。

経年劣化で老朽化が進み、雨漏りで木部の腐食などがあった上、1995年の阪神・淡路大震災で壁の一部が損壊したことを契機に、2003年から大規模な修復工事が行われてきました。

          
三角屋根に元あったドーマー窓(屋根窓)は1931年頃に取り除かれていましたが、今回7ヶ所復元されました。大棟の尖塔飾り、煙突頂部の雨除けの装飾も復元、塔部の屋根は銅板から黒い鉄板に復元、一段とドイツ建築の重厚な雰囲気が高まりました。

入り口上部の欄間に「神學館」とあり、

裏側から見ると、「Byron Stone Clarke Memorial Hall」と書かれています。
早世した息子のメモリアルホールを作ってほしいというクラーク夫妻の願いで寄付金が寄せられ、この建物ができたからです。

玄関ホール両側から入り口ドアの上部を通って二階に続く階段。

二階ホール。

6つの教室が明治時代風に復元され、4月からはここで実際に授業が行われるそうです。
こんな教室で勉強できる学生がうらやまし~い。

現在の黒板の下から見つかった明治時代に使われていた黒板。煉瓦壁の上に土と布で直接張り付けられており、そのまま残されて現在の黒板をスライドさせると見えるようにされました。

二階西南の教室から望楼に登る階段はとても狭くて急。
塔の上の見学はありませんでした。

明治時代風に復元された3種類の椅子。

暖炉のある小さい部屋もあります。詰まっていた煙突が修復され、暖炉も使えるようになりました。

二階の講堂は教室不足を補うために二つの部屋に仕切られて船底天井も低い天井で覆われていましたが、今回の修復で本来の形に戻され、「クラーク・チャペル」と命名されました。


1902年アメリカ製のリードオルガンが備え付けられました。

各席には新品の聖書と賛美歌集が。

壁の上部に描かれた絵は明治時代の写真を元に復元したものです。


見学の日には、10時、11時、13時にチャペルでリード・オルガンの演奏があり、修復を担当された京都府文化財保護課文化財専門技術員の鶴岡さんから簡単に修復の説明を話していただきました。

見学者には修理保存記念の豪華パンフレットやクラーク記念館のオリジナルペーパークラフトまでいただいて、至れり尽くせり。
組み立てて出来上がるのをお楽しみに。

なお、クラーク記念館の見学は3月は授業開講の準備のためありませんが、4月以降は授業のない時に予約申し込んだらできるとのことでした。

また、同じ構内のハリス理化学館2階のNeesima Room では4月1日(火)~7月31日(木)(閉室日=祝日、4月29日~5月6日)の間「よみがえるクラーク記念館」という企画展を開催。
5月17日(土)13:30~14:30には鶴岡氏による「クラーク記念館からのメッセージ-5年間の修復工事を終えて-」という公開講演会がクラーク・チャペルであります。

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同志社の梅

2008-02-24 12:59:51 | ぶらり都めぐり
2月23日(土)、同志社大学の構内にある梅の花がきれいに咲いていました。

             

チャペルの前の紅梅。
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漆喰塗り「源氏物語絵巻」

2008-02-24 03:07:13 | ぶらり都めぐり
京都府庁の中に、漆喰塗りの「源氏物語絵巻」が展示されているというので見に行ってきました。(2月23日)

門衛さんに尋ねると、「1号館にあるけれど、休みなので電気がついてなくて暗いですよ。」とのこと。


廊下で府営住宅の説明会場のようになった所にありました。
携帯の画面の灯りとカメラのフラッシュをたいてやっと見ることができました。
京都府左官業組合連合会の左官職人約300人がおよそ3ヵ月かけて制作したものだそうです。


漆喰絵と聞いて「鏝絵」を想像したのですが、少しだけでこぼこはありましたが、ちょっと違うのかも
でも色はとてもきれいに描かれているようでした。が、何しろ暗いもので、部分的にしか見えなくて・・・。
とにかくまあ、休みの日でも入れて見れてよかったです。

11月6日(木)まで展示されています。
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雪の記録(2008年2月)

2008-02-14 03:34:31 | ぶらり都めぐり
今年の冬はよく雪が降りました。

京都大学時計台。2008年2月13日の雪。

法経本館。

土木教室。

学生部。

2月18日、松ヶ崎橋。欄干に積もった雪の高さは10cmくらいでしょうか。

同日、銀閣寺道。
こういう日に銀閣寺に駆けつけて写真を撮ればよかったのですが、できませんでした
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吉田神社節分祭

2008-02-03 03:02:05 | ぶらり都めぐり
写メに続いて、吉田神社節分祭の様子をご報告。




追難の矢を浄めていただいているところ。


お正月のお飾り等を燃やしてもらうところ。
中で神職さんが整理して詰め込んでいます。
まだ初めなので、少ないですが、最後には上の方までいっぱいになります。


大元宮の方に向かって登っていくと、上のほうからウォーウォーと大きな声がして、


鬼が降りてきました。
赤青黄の3匹が連れだって2グループ、全部で6匹もいました。
とても大きな声で脅すので、小さな子供で泣き出す子もいましたが、「やめてよー、怖くないんだからー、鬼の服着てるだけじゃないのー」という子もいて、大笑いしました。
鬼は写真に納まったり、ポーズを取ったりして、サービス満点でした。


大元宮は全国の神社の神様を一堂に祀っているところ。


私のお参りするところはここです。


だるまみくじというのがあったので、引いてみました。
この頭から手を入れて小さなだるまさんを引いて、


だるまさんの底に穴があっておみくじ札が入っています。
末吉でした。

吉田神社の福豆を買うと、いろいろな賞品が当たる抽籤券つきなので、結果が新聞紙上で発表されるのが楽しみです。(でも、今まで当たったことがない。)
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吉田山の鬼

2008-02-02 16:07:04 | ぶらり都めぐり
吉田神社で鬼が6匹いました。ワオワオ脅したり写真に写ったりしていました。
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市電発見!

2008-02-01 06:18:38 | ぶらり都めぐり
近鉄伏見駅前すぐの所にある小さな児童公園の中に市電が残されていました。




きれいな車体で、集会所として使われているようです。

また再び京都の街を走らせてあげたいような気がします。
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鉄人28号発見!

2008-02-01 06:11:54 | ぶらり都めぐり
東大路を三条から祇園石段下の方に向かって歩いていると、西側に古道具屋さんがあって、屋根の上が博物館状態です。



あっ!鉄人28号だ!

埴輪もあるし、昔の看板なんかもぎっしり。頑張って展示を続けてもらいたいお店です。
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