ビバさんのさんぽ道

みやこの建物、お庭、お花、あれもこれも見てみたいと欲張りビバさんがでかけます

京都文化博物館リニューアルオープン!

2011-07-30 18:38:11 | ぶらり都めぐり


リニューアルオープンした京都文化博物館フィルムシアターで大川橋蔵の映画「大江戸の侠児」を見ました。
8月2日(火)にも13:00~と18:30~の二回上映されます。
9月1日(木)と4日(日)には「新吾十番勝負」があります。

リニューアルしてからフィルムシアターは階段状になって見やすくなったここと、平日の夜の上映時間が18:30~になって、仕事の帰りにも間に合うようになったことがうれしいです。


太っ腹の文化博物館、8月2日~31日は「家庭の節電のために、冷房のきいた博物館へいらっしゃーい」と常設展とフィルムシアターが無料になります。
しかし、フィルムシアターの冷房はかなりきついので、私は必ず長袖、ひざ掛け必携です。



ついでに、特別展では、7月9日(土)-8月21日(日)「日本画 きのう・京・あす」が開催されていますが、総合展示室でもいいものをやっています。

7月9日(土)-9月4日(日)「細川家 永青文庫コレクション1 細川家と京都」が開催され、お茶道具がたくさん展示されています。(前期と後期あり)

7月9日(土)-10月2日(日)「祇園祭 山鉾の名宝」も同時開催。(前期と後期あり)
「祇園祭巡行図」(正式名忘却)にはたくさんの山や鉾が描かれていて、これは何鉾、これは何山、とたどって見るのもおもしろかったです。



次々と特別展も企画されているし、7月~9月に5回にわたって府内寺社での「文化財鑑賞と朝がゆ体験」なる企画もあり、さすがに、リニューアルオープンにあたって文化博物館さん、きばったはりますなあ。
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地デジ難民になりました

2011-07-24 23:53:51 | その他
2011年7月24日正午からアナログテレビの画面はこんなのになってしまいました



今まではビル陰だからどこかのビルのアンテナから電波が送られてきていたのだけれど、今日からはテレビをやめてラジオの生活に入ります(きっぱり)。

節電にもなるし。。。。。。。ガハハ。。ハ


ここが土佐の「いごっそう」の見せ所です。

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下鴨神社みたらしまつり2011

2011-07-24 20:46:22 | ぶらり都めぐり
下鴨神社の御手洗まつり(足つけ神事)に今年は最後の24日に行きました。




昼間にお参りする人も多かったです。



屋台の出ているにぎやかな参道を一歩はずれると平安京遷都の前からある太古の森の気配がうかがえる糺の森と奈良の小川です。


冷たい水に足をつけて、神水をいただいて、ペットボトルにももらって帰って。。。
身も心(?)も清められて、今年の夏も元気で乗り切れそうな気がします。
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新町通りの山鉾巡行2011

2011-07-17 15:46:43 | ぶらり都めぐり
      


今年の山鉾巡行は涼しい家の中でテレビで鑑賞するはずだったのに、数日前からアナログのKBS京都放送のチャンネルだけ(と地デジチャンネルすべて)が映らなくなったので、計画が狂ってしまった。
ちなみに、うちはビル陰なので、まもなく「地デジ難民」になる予定。

で、仕方ないので、遅目に家を出て、新町通りの帰り巡行を見物することにしました。
四条烏丸を9時に出発して、四条河原町、河原町御池、御池新町と巡行してきた山や鉾が新町通りを御池から四条通りに向けて下っていくのが、11時半から1時にかけてで、人出もやや少なく、ゆっくり見物できます。



冒頭の1枚は、長襦袢卸呉服屋さんの町家、詩織庵 黒竹(くろちく)家前を行く月鉾です。




先頭を行く長刀鉾。
新町通りの狭い通りの中で見ると、鉾の大きさがよくわかります。
両側の家の軒先すれすれに鉾の屋根が通って、鉾の屋根の上の屋根方が上手に当たらないように操っていきます。

新町通りで見る山鉾巡行は、まだ狭い通りしかなかった京の昔からの巡行の様子が感じられて、とてもよかったです。




続いて帰って来たのは霰天神山。
新町錦小路の角を曲がって、もうすぐそこが鉾町の室町錦小路です。
「お帰りなさーい。」という声がかかりました。


昨年新調された霰天神山の後懸。






函谷(かんこ)鉾。


新町通りまで来る前にそれぞれの町内に違うコースで帰っていった山や鉾もあるので、最初の順番通りにはなっていません。





ここで新町通りを少し上がり、紫織庵とその左隣の黒竹家の前に移動しました。

紫織庵の洋館部分は武田五一氏が設計したお宅で、町家に洋館を付け加え、祇園祭の時にはその屋上から巡行が見物できるようになっています。
右側の屋根の上に大勢人がいるのがその展望台です。


そして、

紫織庵の前に舞妓さん達が出てきて見物しておられました。
それを写そうと大勢のカメラマンが。
そうかー。。ここがそんな撮影ポイントだったとは、知りませんでしたあ。





やって来たのは月鉾。











綾傘鉾のお稚児さんももう限界寸前。
暑いのにえらかったなあ。あと少しやし、頑張りやー。




赤熊をかぶって棒踊りをしながら進むお兄さん。





鶏(にわとり)鉾。












白楽天山。








蟷螂山。
いえ、おじさんではなく、屋根の上のカマキリが主役です。











菊水鉾。







菊水鉾の後ろを行くのは、おおっ!もちや先生ご執心の「荷(にない)茶屋」です。(中央の男性がかついでいるもの)
人の陰になってうまく写せませんでした。もちや様お許しください。



暑かったですー。しかし、暑い中にも今年は風がよく吹いていて、日陰にいればかなりの程度我慢できる暑さでした。よそから来られた方が「これで今年はましな方とは、、、」と悲鳴を上げていましたが、京の夏の暑さを知らないな。
と言いながら、この辺でこちらも限界、あと少しの山鉾は見るのを諦め、涼しいお店に避難しました。
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宵々山2011

2011-07-15 22:57:32 | ぶらり都めぐり
今年も来ました、祇園祭の宵々山。


霰天神山で火事除けのチマキをいただこうと思ったら「売り切れ」だったので、黒主山で泥棒除けのチマキをいただいて帰りました。



大伴黒主が桜の木を見上げている故事にちなんで、チマキにも桜の花がついていて、名前に似合わずかわいい系です。
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好日居さんで岡崎のよさを満喫

2011-07-14 23:19:30 | ぶらり都めぐり
京都会館をウォッチングした後、近くの岡崎地区にある和カフェ「好日居」さんへ行ってみました。


平安神宮から南へ通じる神宮道から少し東に入っただけで静かな住宅街が広がる中にある普通の民家風のお家です。


前々から一度行ってみたいと思いながらなかなか果たせなかった念願のお店への初デビューです。

靴を脱いであがって床に座ると、冷房がないけれど、家の中を吹き抜ける風が気持いいです。


朝鮮家具があって、



坪庭があって緑が目に優しいです。


奥の部屋ではお裁縫か何かの催しがこれから始まるようでした。


静かな町の何気ないたたずまいのお店、特別賑わいとか強調しなくても、心安らぐ暮らしがある、そんな岡崎地域をこのまま壊さないでおいてほしいものです。


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第二回京都会館をウォッチング、そしてお願い

2011-07-13 23:27:56 | これでいいのか京都(京都会館)
第一回(5月29日)に続いて、7月13日(水)に第二回目の京都会館ウォッチングがありました。
今回は京都市主催なので、会館の中まで詳しく見ることができ、しかも上々の好天気で、大変暑い中での見学でした。



見学する方もとても多かったです。






雨の多い日本の風土にあって庇が広くせり出したところに特徴があります。

車椅子用の通路を作る工事をしていました。
今まで長い間放置しておいて、改修話が出ると俄かに手を加えているような感じです。


二条通りからピロティ、中庭へと自然に入っていける導線です。


中庭からまっすぐ第一ホールへ入っていくところ。

この通路を通って入っていく時にこれから見る公演への期待が膨らんでいったものです。



改築案では、第一ホール一階ピロティ部分は楽屋にし、第一ホールの入口を二階にするそうなので、この部分は階段になって冷泉通りまでの見通しが断ち切られることになります。



第一ホール前の壁画もどうなることやら。



第一ホールの天井に音響のための傘みたいなのがあるのが、初めて見た時はすごく印象的でした。
傘の間に見える灯りが不規則に点いているのが、夜空にまたたく星のように見えるのだと気づかされました。


舞台にも初めて上がりました。



二階座席脇の壁の模様。


引き続き、初めて入る部分に突入

第一ホール裏の楽屋への通路。


楽屋です。

おー ここで西本智実様も(京都市美術館記念「展覧会の絵」演奏の時)出番前に待機されていたのかと、興奮





第二ホールの廻りの壁は町家の格子風の木が組まれています。






第二ホールの西側ピロティから西の疏水越しに眺めた景色。
あの、今は空き地になっているお屋敷の桜の木も見えました。




第二ホールピロティから普段は閉じられている扉を通って会議場の方へいくと、第一ホールの屋上の様子がよく見えました。
下から見た時はほとんど存在が感じられない屋根の形も、こうして見るとかなり傾斜があるのがわかりますが、それが下からはわからないように建てられているのが、さすが前川國男の技です。
これが高さを上げられて、傾斜のない四角い墓石のような塔が建つとしたら、東山や北山の景観を隠してしまうことは明らかです。


こちらが会議棟。第一・第二ホールとL字型に交差して建てられています。


一番大きな会議室は国際会議もできるように作られていて、手前に階段状の記者席があります。


こうした小さい会議室もいくつかあり、いずれも二条通りの欅の木が窓いっぱいに見られて開放的にできています。

京都会館のどこでも窓の周りに窓枠がなく、直接コンクリート部分まで窓ガラスが続いているので、外部の明かりを取り入れた開放的な部屋の雰囲気になっているそうです。



特別に普段は入れない会議棟二階のベランダに出させていただきました。
ここからの東山の眺めは素晴らしいものだったそうですが、今は木が生い茂って見えなくなっています。


一階を吹き抜けにして、次の通りへの見通しを持ち、堂々とした柱の上に木造住宅の瓦屋根を模した屋根がある京都会館の様は、南禅寺や知恩院の山門を思わせる造りであり、まさに京都、岡崎の風土に根付いた建物であると、案内していただいた松隈先生のご説明でした。



ここから、お願い


京都市は岡崎地域の活性化とかいって、岡崎地域を外国の富裕層向けの儲けになる地域に変えようとしています。

識者を交えた検討会を開きながら、その結論とはかけ離れた案が採用され、いつの間にか京都会館の命名権はロームに売られていました。
今計画されている建て替え案はその意向にそった設計になっています。

住民の声を聞くようなふりをして説明会などを開いていますが、「今のままの岡崎に住みたいんです!」という大勢の住民の声は無視されようとしています。


京都会館改築を前提とした地区計画による高さ制限を現在の上限15メートルを31メートルに引き上げようとしています。

岡崎通の東側を第二種住居地域に指定することは、パチンコ等をよびこみ、閑静な住環境の破壊を招くことになります。



京都市は「岡崎地域活都市計画制限見直し素案に」のパブリックコメントをおこない、岡崎地域まるごと高さ制限を外そうとしています。

パブリックコメントは7月26日~8月22日(月)受付です。

パブリックコメントの冊子・意見送付用紙は、市役所案内所、区役所・支所、都市総務課、都市計画課、景観政策課、市街地景観課、風致保全課、建築指導課、京都市景観・まちづくりセンターにありますが、ネットで京都市の情報館に、募集中の市民意見(パブリックコメント)欄があります。そこの「岡崎地域活性化ビジョンの実現に向けた都市計画制限等の見直し素案について」を開けていただければ、ダウンロードできます。
※冊子の2 用途地域の変更(5頁)と3 地区計画の指定(6頁から)が、特に大切な部分です。


これは岡崎地区だけの問題ではなく、せっかく高さを制限し、京都の景観を守ろうとしてきた京都市の姿勢を根本からくつがえすもので、京都市民全体の問題です。

みなさんの、岡崎公園一帯や京都会館、そして、明日の京都を思う気持ちをパブリックコメントに綴って出していただけたらと思います。



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