府立植物園の椿展でいつも椿の名所として紹介されている「平岡八幡宮」に椿を見に行きました。
3月7日~5月18日春の特別拝観で公開されていて、拝観料800円で宮司さんが案内してくれて、大福茶がいただけます。
右京区梅ヶ畑にあり、京都駅からJRバスで約40分、「平岡八幡宮前」で下車してすぐです。西大路からだと「わら天神」、「立命館大学前」を経由して、意外に早く行くことができました。
四条大宮から1時間に1本、市バスも出ています。
参道の両脇から桜と椿の競演でした。
2・3日前は雪が舞う寒い日だったそうですが、4月8日はとても暖かい日差しで、花々が一斉に咲きだしていました。
拝殿の奥に左右に紅白の梅があり、歌舞伎の「靫猿(うつぼざる)」の舞台背景となっている所です。
神殿です。
庇上には琴弾き弁財天の木造が彫られています。
神殿内部の格天井には44枚の花の絵が描かれています。1827(文政10)年に描かれたものです。
御神木のシイの大木。
モリアオガエルが産卵する池や源為朝が射抜いたという石もありました。
平岡八幡藪椿。
室町時代にすでにあったという、樹齢300年とも500年ともいわれる大木です。
濃い赤色の花弁が三角形に開き始め、しべの根本が赤味を帯びているのが特徴です。
社務所の庭に伝説の白玉椿の木があります。
願い事をすると、白玉椿が一夜で花開き、願いが成就したという伝説があるそうです。
ややしだれた枝にたくさんの花が咲いていました。
他にも境内にはたくさんの種類の椿がありましたが、やや終りかけのものが多かったです。
月光。
葉の先が金魚のしっぽの形をした椿もありました。
境内の椿の数々。
宮司さんが挿し木をして椿の苗を増やしていて、今年は出来が悪かったそうですが、うまくできた年は分けていただくこともできるらしいです。