シナモンクリスピー

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最近私の前から消えたものが二つある。二つとも食べ物である。食べ物の怨みは恐ろしい、といわれるがそんなに怨みを持っている訳ではないので近づいてもらっても心配はない。
さて、その一つ目だがミスタードーナッツのシナモンクリスピーである。なんでこれがなくなるのか不思議であり合点がいかない。値段も手頃、味もなかなか洒落ている（好みはあるがわりとあっさりしていて食べやすい）。ポンデ黒糖・・・等の新商品が出て来たころから隅の方に追いやられてきたような気がする。何月か忘れてしまったが、突然に姿を消してしまった。復活するのかしないのかわからないがすごく寂しい思いをしている。たまにシナモンクルーラーというものを食べてクリスピーを思い出している。
二つ目は『黒ココア』というキャンデーである。メーカーはよく覚えていない。なんでたかがキャンデーにと思われるかもしれないが捨て置くわけにはいけないと思わせる代物であったのだ。まず、味。コクがあり甘かったり、尖ったりしていない。何よりも味がビターなのである。あるところまで口の中で溶かすと舌先で曲げられる感触がある。このキャンデーは今までのキャンデーと一味ちがう、これは最高！とおもっていたら店頭から消えてしまったのである。流通ルートの問題か、はたまた製品そのものの問題か、よくわからない。コンビニにも、スーパーにも見当たらない、なんで消えたのかいまでも納得がいかない。

百人一首#14 源融

2007/02/03

「陸奥の信夫もぢずり誰ゆゑに乱れそめにしわれならなくに（）」

「陸奥の乱れ模様のごとならむ誰でもなくてあんたのせいだ（）」

「どのくらい乱れているかしるために信夫もぢずり見てみたきもの（）」

「染色の技法も関係したるらし乱れ染めなど狂おしきかな（）」

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 2014/07/15


「陸奥のしのぶもぢずりたれゆえに　乱れそめにしわれならなくに(#014 河原左大臣)」

「【訳】陸奥のしのぶ摺りのように乱れているのは誰のせいでしょう。あなた以外に心が乱されるようなわたしではありませんのに……()」



０８９－◎－０１７　　「玉の緒よ絶えなば絶えねながらへば　忍ぶることの弱りもぞする　(#089:式子内親王)」
　　　　　　　　　　　「ちはやぶる神代も聞かず竜田川　からくれなゐに水くくるとは　　(#017:在原業平朝臣)」

「石の上布をかぶせて紅花で　乱れそめにしわれならなくに(付句遊戯-#014)」

「河原の左大臣とは源融のことで源氏のモデル()」

「融とは嵯峨天皇の皇子なり河原院とは屋敷のことだ(栄華を極めた)」

「宇治にある平等院は別荘と　融の栄華永遠なりし()」

「河原院百年後には荒れ果てて恵慶法師は栄華しのぺり(歌番号#047の八重葎の歌)」

「信夫摺り文知摺石に布置いて染料おいて色染めをする(絞り染めではないが・・・)」

【参考】
「カザルスの鳥の歌ひし恋ゆゑにみだれそめにし我ならなくに(安野光雅)」

百人一首#13 陽成院

2007/02/03


「筑波嶺の峰より落つるみなの川恋ぞつもりて淵となりぬる(#13:陽成院)」

「筑波から流れいでたる女男川の流れはやがて淵になるのだ（）」

「この帝割と長生きしたるのに在位七年譲位をしたり（病気が理由）」

「この歌はいいたいことがわからぬも駄歌に入れたら怒られるかな（）」

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2014/07/13


「筑波嶺の峰より落つるみなの川　恋ぞ積もりて淵となりぬる(#013:陽成院)」

「【訳】筑波山の峰から流れでる男女川ミナノカワの湧き水のように積もり積もって深い淵になっております()」



０６０　　　「大江山いく野の道の遠ければ　まだふみも見ず天の橋立       (#060:小式部内侍)」
　｜　　　　「みかの原わきて流るるいづみ川　いつ見きとてか恋しかるらむ (#027:中納言兼輔)」
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０２７



「歌垣はペアを育むシステムで　恋ぞ積もりて淵となりぬる(付句遊戯-#013)」

「なんかこう滑稽な味ただよえる陽成院の歌に感じる()」

「この歌は父の従姉妹の親王に送りし歌で後の后に(綏子内親王)」

「陽成院９才の時天皇に１７才では譲位をしたり(868-949,奇行が多かったとか)」

 「この人は長生きなれど退位した理由は病気も『ほんまでっか』()」

【参考】
「赤と青交々うてば点描の 恋ぞつもりて淵となりぬる(安野光雅)」