「死の前の水わが手より飲みしことのましめしことひとつかがやく(竹山広)」
「孫よわが幼きものよこの国の喉元は熱きものを忘れき(竹山広)」
2007/02/20
「恋すてふわが名はまだき立ちにけり人しれずこそ思ひそめしか(壬生忠見)」
「恋するとわたしの噂が立ったけどばれていないと思っていたのに()」
「この歌は恋敵なる兼盛と競い敗れしときの歌なり()」
2014/09/25
「恋すてふわが名はまだき立ちにけり 人知れずこそ思ひそめしか(#041 壬生忠見)」
「【訳】恋をしていると言うわたしの浮き名が早くもたってしまった人に知られないようにこっそりと思い始めたばかりなのに()」
048 「風をいたみ岩打つ波のおのれのみ くだけてものを思ふころかな (#048 源重之)」
| 「夜もすがらもの思ふころは明けやらぬ ねやのひまさへつれなかりけり (#085 俊恵法師)」
◎
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085
「あちこちでわれを冷やかす人がいる 人知れずこそ思ひそめしか(付句遊戯-#041)」
「忠見とは忠岑の子で父に似て官位上がらず歌で傑出(36歌仙)」
「歌合わせ平兼盛の歌と競いあい負けてショックはただごとでなし()」
「忍ぶれど色に出でにけりわが恋は ものや思ふと人の問ふまで(040 平兼盛)」
「判者さえ判断つかず天皇に委ねたれれば兼盛選ぶ(歌を呟いただけみたい)」
「わたしなら忠見を取れる『ばれた恋』出だしも奇抜軽い感じで()」
【参考】
「別れにはバッハの無伴奏チェロ組曲と 人知れずこそ思ひそめしか(安野光雅)」
2007/02/20
「忍ぶれど色に出でにけり わが恋は物や思ふと人のとふまで()」
「隠せども顔に出るのかわが恋がなんか変ねと人が問いたり()」
「兼盛は赤染衛門の父親で和歌漢学に優れおるなり()」
2014/07/13
「忍ぶれど色に出でにけりわが恋は ものや思ふと人の問ふまで(#040 平兼盛)」
「【訳】じっと堪え忍んでいるのだが、思い悩む恋がつい顔色に出てしまう。なにかお悩みなんですかと、人が気にかけてくれるまでに…()」
086 「嘆けとて月やはものを思はする かこちがほなるわが涙かな (#086:西行法師)」
| 「風をいたみ岩打つ波のおのれのみ くだけてものを思ふころかな (#048:源重之)」
039-◎-089 「浅茅生の小野の篠原忍ぶれど あまりてなどか人の恋しき (#039:参議等)」
| 「玉の緒よ絶えなば絶えねながらへば 忍ぶることの弱りもぞする (#089:式子内親王)」
048
「織りなせるカルタの謎に思いはせ ものや思ふと人の問ふまで(付句遊戯-#040)」
「兼盛は平安中期の人であり『後撰和歌集』の歌人でありし(三十六歌仙の一人)」
「内裏での歌合わせにて壬生忠見争い勝てるこの歌により()」
「恋心X軸に焦がれ度をY軸にした関係示す()」
【参考】
「わが筆の色も形もみだれけり ものや思ふと人のとふまで(安野光雅)」