「シェークスピア全集背負いて売りに行く引取価格1500円なり(20巻あり)」
「須賀敦子友がブログで紹介す『コルシア書店・・・』賄いにけり(100円だった)」
「綿矢リサ話題の人の三作目サイン会など企画されおり(『夢を与える』)」
2007/02/11
「名にしおはばあふ坂山のさねかづら人にしられでくるよしもがな(藤原定方)」
「俺がもしさねかづらならこっそりとつたい行くなり人に知られず()」
「定方は右大臣まで登りたり醍醐に仕え三条に住む()」
「さねかづら愛する人の墓にいきまとわり付けるあの蔦のこと?()」
2014/08/30
「名にし負はば逢う坂山のさねかずら 人に知られで来るよしもがな(#025 三条右大臣藤原定方)」
「【訳】名のとおり彼女と逢って共に寝るさねかずらならたぐりよせ人に知られず逢う方法があればいいなと思っています()」
<逢坂の関> 「夜をこめて鳥のそら音ははかるとも よに逢坂の関は許さじ (#062 清少納言)」
062 「嘆きつつひとり寝る夜の明くる間は いかに久しきものとかは知る (#053 右大将道綱母)」
| 「誰をかも知る人にせむ高砂の 松も昔の友ならなくに (#034 藤原興風)」
053〓◎〓034 「これやこの行くも帰るも別れては 知るも知らぬもあふ坂の関 (#010 蝉丸)」
<知る> | <知る>
010
<あふ坂の関>
「変装し一流ホテルで時ずらし 人に知られで来るよしもがな(付句遊戯-#025)」
「定方は和歌に優れた右大臣京都三条に屋敷があった()」
「さねかずらの『さ寝』というのは共に寝る意味であるらし縁起物かな()」
「定方は醍醐天皇の外叔父で野心はなくて管弦が好き(和歌はもちろん)」
「この歌も和歌の技巧の見本市蔓科植物まとわりつけり()」
「さねかずら整髪料を作りたり『美男葛』の別名もあり()」
【参考】
「釣り糸の先に捕りたる君が衣 人に知られで来るよしもがな(安野光雅)」
2007/02/10
「このたびはぬさもとりあえず手向山もみぢの錦神のまにまに()」
「今回は幣も持たずに参りけり代わりに紅葉お供えをする()」
「道真を宇多天皇は重用す政争により流刑の身へと
(藤原時平により太宰府へ)」
「道真は祟り神なり藤原の太宰府の地で無念で死ねる()」
「賑わいし学問の神道真は天神様として拝まれる()」
2014/08/29
「このたびは幣も取りあへず手向山 紅葉の錦神のまにまに(#024 菅家)」
「【訳】今回の旅は急だったもので神さまへの捧げ物持ってこなかったから、この手向山の紅葉の錦を神さまのお心のままにお受け取りください()」
<紅葉> 「嵐吹く三室の山のもみぢ葉は 竜田の川の錦なりけり (#069 能因法師)」
069 「小倉山峰の紅葉葉心あらば いまひとたびのみゆき待たなむ (#026 貞信公)」
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◎
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026
<紅葉>
「あのときは彼女を口説くプレゼント 紅葉の錦神のまにまに(付句遊戯-#024)」
「この歌は吉野御幸のおりに詠む手向け山とは吉野のどこか()」
「道真は宇多天皇に気に入られ醍醐の時に右大臣になる()」
「藤原時平の時にはめられて太宰の帥に命ぜられたり(17歳の醍醐天皇が讒言にのった)」
「この人事道真にとり不服とて宇多天皇に歌で直訴を()」
「ながれゆくわれは水屑となりはてぬ君しがらみとなりてとどめよ(菅原道真)」
「この歌はカルタ的には流されるこの身とめてと請い願いたり()」
「東風吹かば匂ひをこせよ梅の花あるじなしとて春な忘れそ(飛梅伝説)」
「飛梅は芸者のごときイメージかわれの妄想少しいきすぎ()」
【参考】
「修道院にブーゲンビリア咲きにけり 紅葉の錦神のまにまに(安野光雅)」