2007/02/25
「風をいたみ岩うつ波のおのれのみくだけて物を思ふころかな
(源重之)」
「風を受け岩打つ波が砕け散る今の私の思いに同じ()」
「重之は五人の帝に仕えたり後は相模権守とか()」
2014/07/30
「風をいたみ岩打つ波のおのれのみ くだけてものを思ふころかな(#048:源重之)」
「【訳】風がいたく激しく吹いており岩を打つ波がそれ自身でまた砕けていく、そんな風に冷たく拒まれるあなたのためにどうしたらよいか思い悩んでしまいます()」
040 「忍ぶれど色に出でにけりわが恋は ものや思ふと人の問ふまで (#040:平兼盛)」
| 「有馬山猪名の篠原風吹けば いでそよ人を忘れやはする (#058:大弐三位)」
058-◎-037 「白露に風の吹きしく秋の野は つらぬきとめぬ玉ぞ散りける (#037:文屋朝康)」
| 「恋すてふわが名はまだき立ちにけり 人知れずこそ思ひそめしか(#041:壬生忠見)」
041
「片思い夢のなかでも結ばれず くだけてものを思ふころかな(付句遊戯-#048)」
「重之は全国各地に赴任して地方を詠みし歌のありしか(家集『重之集』)」
「『もう来るな手紙もいらん』といわれれば砕けたこころいかに鼓舞せむ()」
「カルタ的相手が固く届かないおもい・失恋詠みし歌かな()」
「()」「()」「()」「()」「()」
【参考】
「荒磯の怒涛の前に椀ひとつ くただけてものを思ふころかな(安野光雅)」