2007/02/21
「あひみての後の心にくらぶれば昔は物を思はざりけり(藤原敦忠)」
「会った後の気持ちにくらべ会ふ前の気持ちはないも同じことかな()」
「時平は伯父から妻を奪いたり敦忠の父国経という(時平の伯父)」
「この男右近と誓い裏切りて捨て台詞など怨みをかいし
(右近の恨みか、38才の若さで死んだらしい)」
2014/08/01
「逢ひ見てののちの心にくらぶれば 昔はものを思はざりけり(#043 権中納言藤原敦忠)」
「【訳】逢って一夜をすごした後のこころに比べたら、寝る前は薄っぺらで何も考えていなかったと思はざるをえない()」
080 「ながからむ心も知らず黒髪の 乱れてけさはものをこそ思へ (#080 待賢門院堀河)」
| 「今はただ思ひ絶えなむとばかりを 人づてならでいふよしもがな (#063 左京大夫道雅)」
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063
「憧れの彼女を知れば知るほどに 昔はものを思はざりけり(付句遊戯-#043)」
「敦忠は時平の子で道真のたたり怖れて若死にをした(38才で病死)」
「敦忠は36歌仙の一人にて管弦特に琵琶の名手と(琵琶の中納言と呼ばれていた)」
「中納言昇進をして翌年に病に倒れなくなれり(生没年906-943年)」
【参考】
「天の下生まれて遊び戯れし 昔はものを思はざりけり(安野光雅)」