2007/02/19
「忘らるる身をば思はずちかひてし人の命のをしくもあるかな()」
「捨てられた身は惜しくない契りたるあんたの命大丈夫かな()」
「なかなかに怨みの言葉気にかかる右近が惚れし人はいづこに()」
2014/09/19
「忘らるる身をば思はず誓ひてし 人の命の惜しくもあるかな(#038 右近)」
「【訳】あなたが忘れるようなわたしの身のことはともかく、永遠の愛をお誓いになった
誰かさんの命が神罰を受けて失われるのではと惜しくてなりません()」
054 「忘れじのゆく末まではかたければ 今日を限りの命ともがな (#054 儀同三司母)」
| 「君がため惜しからざりし命さへ 長くもがなと思ひけるかな (#050 藤原義孝)」
049~◎ 「御垣守衛士のたく火の夜は燃え 昼は消えつつものをこそ思へ(#049 大中臣能宣朝臣)」
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050
「大金を残すと言いて頼りてし 人の命の惜しくもあるかな(付句遊戯-#038)」
「この右近粘着質と思われる捨て台詞吐く皮肉を込めて(寝てすぐ振られたらしい)」
「右近とは皇后隠子に仕えたる女房でありプレイガールと(醍醐天皇の皇后)」
「藤原敦忠とせる恋愛は『大和物語』のネタにもなれる()」
「敦忠のほかに元良親王や朝忠などと浮き名を流す()」
「この歌は紫の上が明石から帰った源氏にぼやきて引ける(明石の君に子供まで生ませた源氏に『忘らるる』とメッセージを送る)」
「敦忠が抱いてたちまち離れるは右近になにか障りのあるか()」
【参考】
「石くれに同行二人の墓碑彫りし 人の命の惜しくもあるかな(安野光雅)」