そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

百人一首#29 凡河内躬恒

2007年02月13日 |  / 百人一首

2007/02/13

「心あてに折らばや折らむ初霜のおきまどはせる白菊の花(凡河内躬恒)」

「適当に折るなら折ろう初霜でわからずなりた白菊の花()」

「雰囲気はわからずも無し白菊を初霜などと見まがうはあり()」

「菊が好き後鳥羽上皇始めなり天皇家での菊花の御紋()」


2014/09/02


「心あてに折らばや折らむ初霜の 置きまどはせる白菊の花(#029 凡河内躬恒)」

「【訳】あて推量で折るなら折ろう初霜が降りて紛らわしい白菊の花を()」



  ◎   「鵲の渡せる橋に置く霜の 白きを見れば夜ぞ更けにける(#006 中納言家持)」
  |
 006
<置く>



「流罪受け怨霊となる島守りは 置きまどはせる白菊の花(付句遊戯-#029)」

「この歌は正岡子規がやり玉にあげた歌なりそりゃないだろうと(嘘入れると)」

「躬恒とは官位は六位も和歌うまく撰者となりし古今集での(紀貫之、紀友則、壬生忠岑などとともに)」


「照る月を弓はりとしもいふことは山べをさしていればなりけり
 (凡河内躬恒が醍醐天皇から弓張りの意味を聞かれて、歌で即興に)」


「古今集言葉遊びが試されて今の基準で計りがたいと()」

【参考】
「たはむれに挿せしおもちゃの花櫛の 置きまどはせる白菊の花(安野光雅)」


 

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エトセ

2007年02月13日 | 日めくり帖
2/13
「リンナイの湯沸かし器にて人が死に事故を隠して保全に努む()」
「はえなわの漁船遭難心配す暖冬のため皆助かりし(72時間ぶりの救助)」
「海にても当て逃げがあり真っ二つ船長偉い準備がよけれ
(ゴムボート、乾パン。白い大型船に当てられたとのこと)」
「東京で女性を助け殉死せる巡査部長は慕われたらし
(昔風の巡査だったらし)」
「もみ合いて助けられたる女性には重くなりたる残りの生が()」
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百人一首#28 源宗雪

2007年02月13日 |  / 百人一首

2007/02/13

「山里は冬ぞさびしさまさりける人目も草もかれぬと思へば()」

「あたりまえのことを歌いしこの歌はさほど名歌とおもわざりしか()」

「淋しきや冬の山里人かれて雪を眺めて天の声きけ()」

「天の声雪降る音や風の音ときに獣の鳴き声聞こゆ()」


2014/09/02

「山里は冬ぞ寂しさまさりける 人目も草もかれぬと思へば(#028 源宗于ムネユキ朝臣)」

「【訳】山里は冬になると寂しさがいっそうまさりますねぇ、人も絶えるし草も枯れてしまいますから()」



<もえ・かれ>       「かくとだにえやは伊吹のさしも草 さしも知らじな燃ゆる思ひを    (#051 藤原実方朝臣)」
    051            「住の江の岸に寄る波よるさへや 夢の通ひ路人目よくらむ         (#018 藤原敏行朝臣)」
     ∥ 
     ◎ 
     | 
    018
  <人目>    


「雪を踏み訪ね来る人歓待す 人目も草もかれぬと思へば(付句遊戯-#028)」

「この人は光孝天皇の孫なれど臣籍降下された人なり()」


「天皇の孫というのに身の不遇かこつ話が伝われり(『大和物語』)」


「天皇に紀伊の国から石につく海松ミルが献上その題詠を(宇多天皇のとき)」


「昇進をもっと望むも不遇にて海松にかこつけ気持ち詠まんと()」

「沖つ風ふけゐの浦に立つ浪のなごりにさへやわれはしづまむ(源宗于ムネユキ朝臣)」

「【訳】沖からの風が吹いて吹け井の浦に立つ荒波の引いた後の水溜まりの中でさえ、
        石についた海松のような私は底に沈んだまま浮かび上がれないのでしょうか()」


「この歌の真意を宇多は理解せずようわからんと回りに言える()」

「下の句をもっと素直に吟えれば宇多天皇も理解するかな()」



【参考】
「風葬の冬の旅こそ悲しけれ 人目も草もかれぬと思へば(安野光雅)」


 

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