今年も8/26大曲花火大会に行ってきました(クリックで昨年記事へ)
今年は前日までの大雨で雄物川が氾濫してしまい大曲町内の一部で避難勧告が出る始末。花火会場も冠水してしまい開催が危ぶまれましたが、関係者様方の徹夜の復旧作業のおかげで無事開催されてよかった。
二度の浸水乗り越え……「大曲の花火」大盛況に感動の声!! - NAVER まとめ
よく一日で復旧させたなぁと。絶対大変だった筈。もう感謝しかない。
毎年秋田の地酒を頂くのも楽しみの一つ。今年は秋田県由利本荘市の齋彌酒造店の「雪の茅舎 山廃本醸造」をチョイス。
さて「雪の茅舎 山廃本醸造」ですがこれが想像以上の美味しさ。やや甘口ながらクセが少なくすっきりとしていてフルーティですら有り。一瓶1000円そこらでこうまで旨い酒が造れるってのが凄い。>秋田
おつまみは例によって秋田名物「ぼだっこおにぎり」があれば最高だのー。
「花火を見ながら飲む酒の極上さよ」
夏も終わりですねぇ。
さてラーメンは秋田関連で。
花火の3日後に立ち寄った横手市に有ります比内地鶏を使った鶏白湯ラーメンが人気の「麺屋 一布(いっぷ)」から
こちら6月にOPENしたばかりの新店。秋田のタウン誌のラーメン雑誌を見て気になってました。
メニューは「濃厚~」が付くのがこってり系で、あっさりは「比内地鶏~」の醤油・塩が有ります。
「濃厚醤油鶏白湯らーめん」756円
ラーメン雑誌のクーポン利用で味玉サービスも有り難く頂きます。
こちら新鮮な鶏を長時間炊いた濃厚鶏白湯スープに特製醤油ダレを合わせた一杯との事。メニュー名に「特製~」が付かない分トッピングが普通になりますが、スープの素性を見たかったのでこちらをオーダーしてみました。
さて早速のスープですがベースは鶏白湯でトロミが強く舌先に濃厚に絡みます。鶏油が浮かび油量はそこそこ強め。動物系がしっかり効いています。
コクが強くて結構こってり気味なスープには青ネギと玉ねぎの刻みが乗せられ強めに薬味を効かせています。
醤油ダレは濃口と薄口のブレンドかな。風味はスタンダードで少し昆布系を効かせてあり気持ち甘め。鶏の旨味をマイルドに持ち上げてくれています。
ちょっと塩気が少なめ印象。ナチュラルな感じも悪くないですが何かもう一押し欲しい所ですね。例えばイカ等乾物系の塩気をプラスで効かせたりしたらもっと鶏の旨味が生きてきそうな気がします。
麺は加水率中~低のストレート細麺。程良い固めの食感で濃厚なスープにしっかりと絡みます。
鶏チャーシューは低温調理モノでしっとりソフトな食感。加熱も十分で素材の味を生かした薄味付けで提供。一方鶏つくねは醤油ダレ+軽く生姜で味付けされており外さない美味しさ有り。対比が面白い。
メンマは穂先で柔らか食感。味玉は半熟加減も良好で美味しい。
鶏肉の照り焼きに青ネギと刻み海苔を散らして甘い醤油ダレをかけた一品。ラーメンのスープをぶっかけてレンゲでかきこむように頂くのがセオリーですね。外さない美味しさ有り。
望むらくはもう少し鶏肉のボリュームが欲しいかな。これの1.5倍肉乗せてもらえたら最高ですね。
こちらは夏季限定の冷製メニュー。味玉まで乗っかってこの値段はかなり安い。丼までキンキンに冷されての提供です。
スープは前出の「濃厚醤油鶏白湯らーめん」を上回る濃度が有りドロドロとゲル度が高いです。っていうかほぼ餡かけになってます。中華丼の餡に近いですね。
味的には鶏出汁主体ですが鶏油等油量は少なめ。甘めの味付けがなされており塩気も強め。ハッキリとした味付けの強さが有って個性が強いスープ仕上がり。
でももう少し味付けを抑えた方が良いような。これだとせっかくの比内地鶏がマスクされてしまって勿体ない気がします。
ってかメニュー表の写真だとこんなにドロドロじゃない筈なんですけど…なぜこうなった?(笑)中華丼の冷やしラーメンと思えばまぁまぁ美味しいです。
麺は共通ですが冷水でガッチガチに〆られており固めでこれは好み。トッピングも充実しており特にタマネギの刻みが相性良いですね。まぁ値段からしたらかなりお得感有りますしこれはコレでありかな。
さて新店「麺屋 一布」のベクトルの異なる二杯でしたが方向性の違いはそれだけやりたいこと試したいメニューが一杯あるのだと受け止めました。次来た時は塩の鶏白湯を食べてみたい。ごちそうさまでした。