(前回の続き)花火を見終わった後は車中で仮眠をとり夜明け前に大曲を出発。一路青森へ向かいます。
秋田内陸縦貫鉄道と並走するように走る国道105号線を一気に北上。
途中トイレに寄った「マタギの里 道の駅あに」で「またたびラーメン」なる珍品を発見。”またたび”って食べられるの?朝3時なのでまだ店は開いてませんでしたが今度寄った時に是非頼んでみたい。
北秋田市辺りで大分辺りが明るくなってきました。朝もやの中をひたすら快走。車の窓を開けると冷たい風が入ってきて気持ちが良い。丁度良い眠気覚ましにもなります。
朝7時頃にようやく弘前に到着。目的は毎年恒例の嶽きみです。ちなみに自分は昨年シーズン中に2回も食べに来てました(過去記事(1)/(2))
岩木山を走る県道3号線沿いには既に臨時販売所が並んでいます。まだ8時前でちょっと早すぎたかなと思ってたらもう人だかりが出来てました。弘前の朝は早い。
今回はいつもの店で「恵味(めぐみ)」と他の店も回って「ゴールドラッシュ」を数本お土産用に購入。その場で茹でた”茹できみ”もゲット。熱々の内に頂きます。
写真は恵味。朝採れ茹でたての”嶽きみ”は甘さが濃厚。夏の短いこの時期ここでしか食べられない一品はわざわざ来てでも食べたい最高の贅沢です。絶品。
GIOGIOの奇妙な速報‐AKB48・チーム8まとめたの : 【チーム8全ツ】谷川聖がまとめた青森県の魅力マップが素晴らしい!おすすめスポット・食べ物を紹介!【青森県公演】
そういえば谷川聖@AKB48チーム8秋田県代表が隣県青森県の魅力マップを作成した時に数ある弘前グルメの中で”嶽きみ”をチョイスしてたのは面白かったな。彼女が妙に青森に詳しくてきっと秋田県の中でも青森寄りの方の子かなと思われますがあれ見て一気に親近感湧きました。それにこういうマップとかサクッと作っちゃう子って基本勉強出来る子。可愛くて聡明な子って無敵だな。
さてお昼は弘前でラーメンを
今回は久しぶりに青森系濃厚煮干しラーメン”激にぼ”の元祖店「たかはし中華そば店」(店名クリックで前回記事へ)に行ってみました。
昨年12月に店内リニューアルされたらしい。店内は明るく清潔感があり店員さんも多く配されて至れり尽くせりになってました。結構な老舗なんですが、いわゆる老舗特有の注文しづらさとかシステムの分かり難さは皆無。気難しいのとかそういうの要らないという店主の気持ちが伝わります。
食券機にボタン8個しかない。これなら悩まなくていいですね。ただ結構値段高くなりましたねー。まぁそれでも行列が絶えないのだからそれだけ凄いって事か。
「中華そば」750円
早速のスープですが、ベースは豚骨と鶏ガラの合わせで油量は然程強くないですが少しラードが香りコクが有ります。香味野菜も効いておりどこか懐かしい中華そばのベースにも近い雰囲気有り。
そして主役の煮干しがガッツリ大量投入されていてニボニボ感は十分。煮干しは煮出しと魚粉で投入されており思いの外雑味やエグミは少なく旨味をクリアに抽出出来ています。
前食時もう少し魚介系の荒々しい印象があったのですがスープもシャバシャバしてますし魚粉は細やかでスープの飲み口もややライトな印象。ただ煮干の酸味は強い。青森らしいバランスです。
醤油ダレは生醤油らしき風味のもので配合は適量。煮干しの量から引き算すると塩気がやや控えめなタイプか。
こちらの醤油ダレが煮干しの酸味とラード香とを絶妙に繋ぎ合わせていて旨味をしっかりと昇華させています。この辺は青森煮干し系の独壇場。これにハマるとヤバイ。超クセになります。クックック、クーククククックークセになりそう♪ CV.は西村ちなみさんで(笑)
チャーシューは豚モモ肉で薄くスライスされたもの。たしかにやや古典的ですらある高橋のスープベースにマッチするのは肩ロース肉ではなくモモ肉な気がします。
チャーシューの他に具材はネギとメンマのみと潔し。麺は無かん水らしき中太ストレート。2種の小麦をブレンドした自家製麺との事でモチモチで気持ち柔らかめな食感。
元祖店が醸し出すニボニボな一杯。当然ながらスープまでしっかりと完食です。旨し。
お店の駐車場から正面に岩木山が見えました。今日は天気が良くて良かった。
久々の「たかはし中華そば店」で青森濃厚煮干しラーメン”激にぼ”のルーツを再確認完了。昼間しかやってないですがニボニボ好きな方はぜひ聖地巡礼を(^^