(前回の続き)紀伊半島の南東端・新宮市で至極の一杯を頂いた後は県境をまたいですぐ近く「道の駅 紀宝町ウミガメ公園」で車中泊を敢行。
「カメの甲羅を背負って写真撮影しませんか?」
・・・しません(笑)
さて今宵のお供は三重県の名酒「宮の雪 極上本醸造」をチョイス。こちら「モンドセレクション世界酒類コンクール」にて三年連続「金賞」を受賞している一品との事で、淡麗辛口ながらふくよかな熟成香が有りコスパに優れた味わいになっています。旨し。極楽すなぁ。
思い返すと12/24に仙台を発ってからはや3日目。24日夜は徹夜突貫ドライブだったもので今日12/27が車中泊3泊目ですね。そろそろ旅行も折り返し地点。ちょっとさびしくなります。
さて早朝にアラームをセットしてまだ暗いうちに起床。一度行ってみたかった絶景ポイント!三重県熊野市「丸山千枚田」に向かいます。
千枚田とはいわゆる棚田の事でこちらの「丸山千枚田」は日本一とも言われるその風景が評判を呼んでちょっとした観光地になっています。ちなみに田圃の数は千枚をはるかに超えて1,340枚にも及ぶらしい。
日本が誇る美しき絶景。人生で一度は見たい日本全国の「棚田」7選 | RETRIP[リトリップ]
※山形県「暮坪の棚田(くれつぼのたなだ)」や新潟県「星峠の棚田」(クリックで過去記事へ)など棚田がマイブームとなっております(^^
5:30頃に目的地に到着。年の瀬の冷たい空気感が辺りに漂っています。山間を少しづつ日が差し込み始めてやうやう明るくなってくるにつれて地元の方の住居が照らされていき生活感が見えてきました。
まるで巨大なピラミッドの中に住居を埋め込んだような不思議な空間が辺り一面に広がってます。山間の斜面でも米作りを諦めない日本人のバイタリティがこの景色に集約されているような気がしますね。来てよかった。
さて天然の絶景を観光した後は一旦和歌山に抜けてその後再び三重県桑名市に向かい「なばなの里」で国内最大級のイルミネーションを見学です。
2016年末に訪れた「あしかがフラワーパーク 光の花の庭」(クリックで過去記事へ)以来イルミネーションにすっかりハマってますが(←ミーハー、笑)会場中が沢山のライトアップで飾り立てられています。
ってなアトラクションも有りました。見晴らし良さそう!
なばなの里名物「光のトンネル」は最初桜色の淡いピンク色50Mからの…
スケールの大きい黄金色の250Mのロングコースが幻想的。カップルで歩けば恋に落ちる事必至でしょうなぁ(!?)
熊本くまモンとのコラボショーも開催されておりました。これプロジェクションマッピングではなくて全てLED電球のイルミネーションなんだそうで凄いお金かかってます。圧巻。
旅のクライマックスに相応しい圧巻のショーを堪能させて頂きました。棚田も美しかったですが”人口的な絶景”も良いものです。
お昼頃に和歌山市でご当地ラーメンを頂いておりました。和歌山ラーメンと言えば「井出商店」が有名ですが、そういえばかつての仙台ラーメン国技場に「和歌山中華そば 紀一」という店が有りましたがあちらも「井出商店」出身の店主さんでしたっけ。
今回はその「井出商店」と同年1953年創業の老舗「山為食堂(やまためしょくどう)」に行ってみます。店前駐車場は既に満車。諦めかけてたところ1台出ていく車が有りスルリと滑り込めました。ラッキー。
流石に人気店で行列が出来てますね。ここまで来たら並ぶしかない。ちなみに15分ほどで着席出来て更に15分で着丼でした。サラリーマンの60分昼休憩だとギリギリアウトな感じ?早食い&ダッシュで間に合うかな?
早速のスープですが3日炊いたという豚骨ガラベースはかなりの濃厚さで軽くトロミが有り油量は少なめ。骨粉の沈殿が出る程にガラの旨味を絞り出して来ています。
醤油ダレは軽く昆布系の旨味を持たせた味わいでわりとシンプル。配合もやや控えめで塩気も適度に有りますが東北人から見たらも少し醤油ダレを足したくなる感じかも。
麺はストレートな中太麺でモチモチした食感のもの。ちなみに細麺も選択可能との事でこのスープだと太麺・細麺どちらでも合いそうな気がしますね。
チャーシューはバラ肉でトロトロな柔らか仕上がりが3枚。カマボコとナルトのトッピングが元うどん屋だった面影を感じさせてくれてます。
さて和歌山ラーメンの老舗「山為食堂」のスープですが魚介系や動物油脂を最低限に留めストイックに上質な豚骨スープを極めようというベクトルを感じます。
Vol.65:山為食堂 - 関西ラーメンKING 公式サイト
井出商店のスープよりもより醤油ダレが薄い印象が有りより豚骨本来の持つ旨味を際立たせたようなバランスは井出系でも車庫前系でもないオリジナリティを感じます。第3派"山為系"の力強い一杯。
# 食後店を出たら行列が伸びてました。これだと一時間昼休憩では食べに行けなさそー。
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